はてなキーワード: 団体旅行とは
親友が自殺未遂した。多分本気で死ぬつもりで、遺書も、自宅の整理もすべて揃っていた。消化しきれないので、フェイクを混ぜながら書いていく。
親友は職場で出会った後輩。歳は1つ下。元気で活発で、仕事も全力投球!みたいな女の子。
シフト制の仕事なので毎日会える訳では無いが、休みが合えば必ず会っていたし、旅行にも頻繁に行った。休みでなくても仕事終わりに銭湯に行ったり、食事に行ったり、互いの家でゲームをしたり、ずっと一緒にいた。
出会って数年になるが、お互いが無くてはならない存在になっていた。
ボーナス後に奮発して、露天風呂付客室に泊まったことがあった。温泉好きなのでもちろん2人して大興奮。夜中、露天風呂にお湯を張って、小さな声でお互いがいかに大切か語り合った。以前、友達を好きすぎるあまり、その相手に避けられてしまったことがあるのだと涙声で明かされた。私も好きだから大丈夫、と言うと、親友は、じゃあおばあちゃんになるまでこうやって遊んでようね、と。
親友が自殺行為をしたつい1週間前にも旅行(登山)に行っていた。2人とも計画性がないので、途中で道を誤って山頂にはたどり着けなかったが、その過程すら楽しくて2人でゲラゲラ笑って下山した。汗だくで銭湯に向かい、また行こうねと笑っていた顔を思い出す。今度はちゃんと調べて、次休みが合えばリベンジしようと約束した。
その1週間後。早く職場に着いた私は、癖で自分のデスクの引き出しを開けると、見慣れた字のメモ書きが入っていた。
『○時までに来なかったら読んでね』
自殺をしたこと、場所、警察や家族に連絡を取って欲しいことなどが書かれていた。
時が止まったかと思った。あいつがそんなことするはずがないと。とにかく○時まで待たなくては。あいつはいつも通り仕事に来るはずだ。
親友は来なかった。メモ書きに書かれていた通り、家族に連絡を取った。実家にも招待されたことがあって、家族とも面識はあった。
母親が電話に出た。親友は昨夜実行前に、遠方の母親に電話したらしい。様子がおかしかったので母親から通報、すでに搬送先の病院にいるとの事だった。
一命を取り留めたと聞いて、心底安堵した。でも後遺症が残ったら?体が動かなかったら?それでも私は親友さえ許すのであれば担いででもどこへでも連れていこうと思っていた。
一部の上司にのみ報告した。涙が堪えきれなくて早退を申し出たが、今日は人手が足りないから残ってくれと言われた。それでも耐えきれずに押し切ったら帰り際に上司に呼び止められて、ショックなのはみんな同じだよ、と笑われた。代わりにお前が死ねよと思った。
親友のアパートに向かった。鍵を開けているから入って、とメモにあったからだ。遺書があった。私宛にもメッセージが残っていた。大好きだ、楽しかった、と……じゃあなんで、と言いたくなった。
親友はそのまま精神病院に入院になった。携帯もパソコンも使えない環境を案じて、塗り絵やブロック、その他遊べるものを買っていった。手紙も添えた。公衆電話から連絡できるように、現金も預けた。面会はできないので看護師に手渡した。
まず、絶えず電話がかかってくるようになった。そして住所を聞かれ、手紙が送られてくるようになった。
私の差し入れが主治医の判断で没収されたこと、生活の不満、不安定な感情、いろんなものをぶつけられた。
それから、ほしい物を頼まれるようになった。あのおもちゃがほしい、あの漫画を持ってきて欲しい……私は律儀に答えていた。仕事終わりにでも買い物に行って届けていた。
親友の母親もひどくショックを受けていて、私に依存するようになった。娘との会話で少しでも気になることがあると、私に連絡してくるようになり、私は都度泣いている母親をなぐさめた。
だんだん眠れなくなってきた。家のことが手につかなくなってきた。食事もできなかった。
気力も体力も時間もお金も奪われていて、自分のことを出来る余裕が持てず、自宅はゴミであふれかえった。
それでも親友は私に連絡してくるし、手紙も寄越した。中には〇〇さんに渡しておいて、というものや、〇〇さんとの約束をキャンセルしておいて、というようなお願いもあった。
プライベートでも職場でも、退院後に馴染みやすいように出来るだけ気を使って、親友の事を聞かれても明るく答えるようにしていた。家族にも、(私)ちゃんに頼っていて申し訳ないけれど、遠方だからね……と言われた。誰かに相談するということは、自殺未遂をしたことも明かすことになるので、誰にも相談できなかった。
私を安心させようとしているのか、もう元気だよ、と手紙に書かれていた。眠れているし、食事も摂れている、医師や看護師にも相談できている。(私)ちゃんがくれた遊び道具も許可がおりて、楽しくすごしてるから、もう死にたいと思わないし心配しないでね、と。
私がこんなに気を張りつめて、食わず眠れずギリギリの体力でお前の要求に応えているのに。お前は黙っていても食事が出され、下げられ、身の回りの世話もしてもらえるのに。私は家族と疎遠で、お前には遠方でも心配して来てくれる家族がいるクセに。私は職場で1人減った分の穴埋めで休むなとプレッシャーを掛けられているのに。休職を申し出ても断られた。入院も休暇も困ると言われた。2人欠く訳にはいかないと。なんだ、先にやったもん勝ちじゃん、と思った。
そして、こんな短期間で、医師や看護師に相談できて、私や家族に心配されて、もう元気になるようなら、もう自殺しようなんて思わないなら、それは初めから大したことではなかったのではないかと思った。構って欲しかっただけなのではないか。なら初めからこんなことを起こすな。分かっている。そういうことではないのだと、分かってはいるのだけど。
こんなに負担をかけられて、ただ仕事に行って病院にいって帰って布団に入って寝ずに朝を迎えるような日々にされるくらいなら、初めから自殺が成功してくれていたほうがまだよかったのではないか。そしたらもう取り返しつかないことで、諦められたのに。
あんなに一緒だったのに、ずっと遊んでいようと誓い合ったのに、こんなことになってしまって。でも、親友は今も私を好きでいる。だから、むちゃくちゃにされてもう会いたくない気持ちと、好きでいてくれることに対しての罪悪感の間で揺れている。押しつぶされそうになっている。
もはや私が限界であることは、親友と同じことを起こさないと誰も心配してくれないのでは、という域に達している。
そして、退院後に私の死(或いは自殺未遂)を知って、永遠に消えない傷を付けてやろうと思っている。
あんなに好きだったのに。バランスが崩れたらあっという間。もはや恨みしかありません。
長々書いたけど読んでくれた人がいたならありがとう。
(追記)
そうだ、なぜこれを書こうと今日思い立ったのか。それを書くのを忘れていた。
今日は半年も前から楽しみにしていた、彼氏の職場関係の団体旅行だった。でもどうしても行く気になれなくて、ドタキャンしてしまって、いま1人で陰鬱と部屋にいるからだった。
私は何を楽しみに生きているのだろうか。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20230810/k10014159471000.html
s****** 外国人観光客の消費はGDPの1%に満たない。55%を占める国内の個人消費を喚起する政策を優先すべき。そもそも観光に依存する経済・商売は脆弱であり、それが外国人観光客となれば尚更。コロナ禍の経験から学ばなかった?
自動車産業だってGDPは2.5%しかないのでほとんどの産業は「GDPの1%に満たない」。この言い方は卑怯。
また、観光業は諸外国でGDPの4%ほどを占めているので日本はまだまだ伸びしろがある。自動車産業がもう一つできるってこと。
実質賃金1%も上がっていない生活苦しい分際で賢しらぶって経済評論してないで、とっとと中国人にレモネード売れって。そっちのほうがよほど豊かになれるぞ。
・「ホモカプ」という言い方自体だいぶ古いネットジャーゴンのように思う。
古い腐女子層は今は学習を重ねた結果、ゲイカップルであったりブロマンスであったり、ポリコレな言い方にスライドしていると思う。
・「企画」に乗るのは自分でネタがひねりだせないなかよし女子高生(=元増田のいう内輪)かライト層だけだ。
一回経験してみれば同人誌つくって即売会などオフラインイベントのほうが好みが先鋭化して分化していてずっと楽しいのが分かる。
まあこの元増田はオンラインのみではないようなたとえをしているけれど。
・古い層であっても他人のたてた「企画」に乗ることで楽しみを抽出しようとしているのだからたぶんこの人ライト層。
「企画」じゃなくてコミティアとかコミケ三日目とかでオリジナル本だしてればこんな愚痴でないでしょ。
あるいは、企画をたてて自分の好きなやりかた(バランスをとるためBL中心は先着10名まで)で他人を楽しませられるか試してみればいいのに。
・多くの創作系ではお客様で文句を言う人は嫌われますよ。参加者、主催者になってみては?
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一行で例えると、海外旅行の団体旅行に一人で参加して「周り中定年後の熟年カップルばっかりでおもしろくなかった」って言ってる人みたいだなっておもった。
仁藤氏の発言に端を発した騒動は、運営が火の付いた設定を削除、関係が曖昧な後援団体の看板も下ろし、スポーツ文化ツーリズムアワードの受賞も辞退、その後は何事もなかったように平常運転を続けている。仁藤氏も当初から米山議員との諍いの話題そらしの感があったが、早々にフェードアウトしていた。
温泉むすめの設定は、セクシャルな趣味や未成年であることを匂わせる学年表記が消え、30歳で見えなくなる設定も消えた。今回の騒動以前にも不適切な描写のいくつかが削られ、修正されることは何度もあったらしいが、傍から見て温泉むすめはどんどん健全な方向へ変化していっているようだ。喜ばしいことだと思う。
温泉むすめの飲酒行為やエロ趣味は公式サイトを見なきゃ分からないんで、今回仁藤氏がサイトを覗きに行くまではコアなオタク以外誰も知らない設定だったりした。で、飲酒の言い訳に使われている「温泉むすめは神さまです」という設定も公式サイトを見なきゃ分からないんでこれも誰も知らない設定だったりした。
温泉むすめは容姿も能力も人間と何ら変わりないので、姿を見ただけでは神さまと判別することはできない(龍神温泉の龍神晴除く)。Tシャツ姿のラブやんを見ても愛のキューピッドだとは分からないし、スーツ姿の大川隆法を見ても地球神だとは分からないことと同じだ。
オタクが喜んでくれるだろうと作った神さまとか学校の設定。オタクが喜んでくれるだろうと作った温泉むすめのプロフィール。ゲームアプリとか温泉むすめ声優のライブみたいな2次元、2.5次元の中にいた頃はオタクが喜んでくれるだけで終わっていた表現が、温泉地とコラボして3次元に出てくると仁藤氏みたいな人に見つかって吊るしあげられることになる。
まあ、温泉観光協会や自治体の公認を貰って観光庁にも後援してもらおうっていうのなら、遅かれ早かれオタクノリは見直す必要はあった。
私は仁藤氏の温泉むすめの絵柄についての抗議は頷けないけれど、設定への批判は十分理解できる。そして(温泉むすめのコアファンとは違う層だとは思うけど)、営利目的で温泉むすめのセクシャル設定を残せと主張していた一部オタク論客の意見に全く同意しない。まあ、フェミニスト側の人間だよね。
ここにフェミニストたる私が温泉むすめの思い出と温泉むすめコンテンツに願うことを書く。
書いたのはもうしばらく前だけど、騒動の際中には放り込みたくなかったんでそろそろ世間が忘れた今放流する。
日記部分が長いので三分割くらいにする。
私は温泉むすめのゲームアプリは一度も触ったことがなく、温泉むすめ声優のイベントにも参加したことはない。ただ、ここ二年ほどの間に温泉むすめの等身大パネルやキャラグッズを目当てに全国の温泉地30か所以上を巡った。
私は元々温泉巡りが趣味で年に50か所ほどの温泉を訪れている。毎週温泉に出かけている訳じゃなく、一日で複数の温泉地をはしごするのでこの数になる。有名な古湯から山中の秘湯、天然温泉利用の銭湯まで種類は問わない。一人旅なので温泉旅館には泊まらない。だいたい車で移動するのでアルコールも摂らない。朝風呂をキメて走り、外湯巡りをして道の駅で土地の名物を食べまた走り、寺社や景勝地を観光し外湯巡りをしてビジネスホテルに泊まる。これを繰り返す。
また私はアニメの聖地巡礼も趣味にしている。今年巡礼に出かけた作品は、「ジョゼと虎と魚たち」「魔女見習いをさがして」「君は彼方」「竜とそばかすの姫」「サイダーのように言葉が湧き上がる」「劇場編集版かくしごと」「岬のマヨイガ」「きんいろモザイクThankyou!」「神在月のこども」などだ。
「EUREKA」を見て檜原村にも行きたくなっているし、「フラ・フラダンス」も面白かったからいわきにもまた行くことになるだろう。
アニメで描かれた景色の写真を撮り、アニメのポスターがあれば写真を撮り、ついでに立ち寄った温泉地にゆるキャラがいればこれまた写真に撮る。志摩リン、なでしこの訪れた温泉は全てトレースした。それでもこれまで訪れた温泉地で偶然温泉むすめに出会うという経験はなかった。
初めて温泉むすめの存在を知ったのはゲームアプリ「駅メモ!」と「温泉むすめ ゆのはなこれくしょん」のコラボイベント「日本全国温泉駅巡り!(2019年5月24日開始)」だった。
駅メモ!ではアニメやゲームとコラボするスタンプラリー型イベントが何度か開催されており、チェックポイントの駅に行けばご当地アニメのパネルにも会えた。特に「鉄道むすめ」とのコラボは相性抜群で、駅メモ!アプリで駅にチェックイン、改札を出て鉄道むすめのパネルの写真を撮り、トミーテック発行のスタンプ帳に鉄道むすめのスタンプ押印と、三倍楽しむことが出来た。
「日本全国温泉駅巡り!」では、温泉地の最寄り駅にチェックインするとアイテムかユニットキャラを貰える。その内7駅では温泉むすめのユニット草津結衣奈、鬼怒川日向、熱海初夏、黒川姫楽、伊香保葉凪、いわきあろは、大手町梨稟が貰える。熱海や鬼怒川に行くだけで、一回500円のガチャを回さなくてもユニットが確定で貰えるのだ。
鉄道むすめコラボでは全国32か所の駅にチェックインしても貰えるユニットは立石あやめひとりだけだったのに、温泉むすめコラボの報酬は破格だ。行くしかない。
こうして7人の温泉むすめに会いに行く旅は2019年5月にスタートした。
最初に訪れたのは阿蘇。駅にチェックインすればユニット黒川姫楽が貰える。ただ、阿蘇駅はあくまで最寄り駅というだけで黒川温泉のある小国町は阿蘇駅からは離れた場所にある。そのせいか駅には黒川姫楽のパネルなどは見当たらなかった。代わりに熊本ゆかりの尾田栄一郎にちなんだ黄金のウソップ像が立っている。
その後、黒川温泉に向かい日帰り入湯できる旅館で温泉を楽しむ。黒川温泉では入湯手形を買えば三か所の外湯が利用できるのだが、すでに日は落ちていたので利用するのは一軒だけにした。黒川温泉は過去に何度も利用しているし、今日は大分市のホテルまで車を飛ばすのだ。
記念にキャラパネルを撮影しておこうと、入湯させて貰った旅館でスマホ画面の黒川姫楽を見せ「このキャラご存じですか?」と尋ねたが「分からない」との返事。まあ、聖地巡礼先で地元民がご当地キャラを知らないなんてことはこれまでいくらでもあった。景観に配慮して看板もほとんど見られない黒川温泉でパネルが路上に設置されている訳でもないだろうし。
観光案内所も閉まっている時間なので、パネル撮影は諦めることにした。
この空振りは草津でも続いた。長野原草津口駅で、草津結衣奈について尋ねてみたがここでも知らないという。草津温泉もJRの駅からは離れているし仕方ないのかもしれないが、これはもう地元で聞いても駄目だと、Google検索してパネルが展示されているという湯畑の玉屋酒店を訪ねた。
玉屋には声優のサイン入り草津結衣奈パネルが飾られており、缶バッチ、キーホルダー、お守りなどのグッズも販売されている。よく見る光景にやっと出会えた。聞くとどうやらこの玉屋と草津スカイランドホテルでしか草津結衣奈には会えないらしい。何か扱いが小さい。
調べると、温泉地から公認を貰っている温泉むすめは4人しかおらず(2019年7月時点)、黒川姫楽も草津結衣奈も温泉の公認キャラではなく、名乗りを上げた有志が温泉むすめを宣伝してくれている状態のようだった。ただ草津では温泉むすめのイベントは何度も開催されているらしい。どうやらアプリの方には熱心なファンが付いているらしいが地元との温度差は気になるところだ。
それでもパネルに会えただけで嬉しい。玉屋でキーホルダーを買い、御座之湯で温泉に浸かり、温泉りらっくまのぬいぐるみを買って帰路についた。
何か最初に想像していたものと違う。公式サイトのNEWSページを読んでみると、どうやらゲームアプリも本体ではなく、温泉むすめを演じる声優の楽曲販売とライブイベントが太い柱というか温泉むすめという存在のほぼ全てだった。
日本の温泉地の公認はまだ有馬温泉と道後温泉しかない状態なのに楽曲のCDとドラマCDは10枚以上リリースされ、ライブやトークショーは50回以上開催されている。しかも羽田空港で15回もイベントをやっているとか、こんなのもう空港むすめじゃないか。
空港イベントの盛況を材料に温泉地にコラボを売り込んでいる最中らしく、この程度の実績なのに観光庁の後援も取り付けたようだ。運営企業の営業力には見るものがある。
これまで温泉地で見たことがなかった訳だ。これは温泉地の名前のアイドルが羽田空港でライブをするコンテンツで、温泉むすめファンは温泉好きでも何でもない東京の声優オタクだった。
でもイベントで草津温泉までは何度も来るその情熱は凄い。まあ、草津結衣奈役の高田憂希は可愛いもんな。「NEWGAME!」のあおっちだもんな。
気を取り直してパネルを探す旅を続ける。伊香保温泉、いわき湯本温泉は観光案内所に、熱海は温泉ではなくレストランにパネルが置かれていた。鬼怒川温泉も観光案内所にパネルがあったようだが夜遅くに着いたため会えなかった。
どこでも温泉むすめファンは熱心に足を運んでくれているようで、パネルの評判は良かった。
ただ、大手町温泉だけはキャラパネルどころか入れそうな温泉すら見当たらなかった。なぜこんな所にチェックインスポットを作ったのか謎だ。
7温泉地を巡ってユニットも手に入れ、温泉むすめとはかばかりと心得、アプリを仕舞おうとした頃、以前より温泉地に公認されていた有馬温泉の有馬輪花、有馬楓花姉妹が駅メモ!イベントに追加参入することになり状況は変わった。
地元に近いのであまり頻繁に来ることもなかった有馬温泉駅を3年ぶりに訪れてみると、改札前にいきなり有馬姉妹のパネルが現れた。観光案内所にもスカイマークの制服を着た有馬楓花のパネルが設置されており、街の至る所にはポスター。金の湯、銀の湯を過ぎて、デイユース目的のかんぽの宿有馬にたどり着くとここにも姉妹のパネル。炭酸煎餅の三ツ森本店では有馬姉妹パッケージの炭酸煎餅も売られている。以前から萌えポスターのようなものはちらほら見かけたけれど、今はその大半が有馬姉妹に入れ替わっている。
有馬輪花は赤い瞳に赤いボブヘア、黒のセーラー服、キャラ原案はMika Pikazoさん、有馬楓花はグレーの瞳にグレーのツインテール、グレーのセーラー服、キャラ原案はさくら小春さん。姉妹なのにびっくりするほど似てない。めっちゃ適当。だけど可愛いから気にしない。
店員さんに聞くと過去には温泉むすめの声優が来る販売イベントなども行われ、温泉むすめと神鉄や北神急行と連携したコラボ企画もあり、そのたび全国からファンが訪ねて来るのだという。神戸新聞にも盛況が取り上げられていたようだ。
大阪駅から一時間で来られる有馬温泉は草津温泉へ行くより遥かに楽だし、声優が来るなら声優オタクもそりゃ来るわ。有馬輪花の声優は本宮佳奈、フェネックだ。有馬楓花の声優は桑原由気、メイドラゴントールだ。そりゃ来るわ。炭酸煎餅買いに来るわ。
聖地商売などしなくても既に圧倒的な知名度を持つ有馬温泉が、有馬姉妹というアイコンを手に入れ、団体旅行やシルバー世代だけでない客層を貪欲に取り込もうとしている。
元々有馬は豪華なホテルや旅館が並ぶ賑やかな場所だし、この街は常に新しいものを受け入れて、いつまでも明るく楽しく変化し続けるのだろう。
温泉むすめラリー熱が加速する。その後、さらに駅メモ!イベントに追加された道後泉海、秋保那菜子、箱根彩耶、奏・バーデン・由布院、下呂美月、登別綾瀬を手に入れる時は、事前に温泉むすめパネルの展示場所やグッズ販売所を確認し、温泉むすめファンのブログなども参考にしながら出かけた。登別や由布院では姿を見ることはできなかったが、箱根のカフェや道後温泉、秋保温泉の観光案内所ではグッズも買うことが出来た。
結局駅メモ!のゲームイベント期間中に、登別温泉、浅虫温泉、鳴子温泉、秋保温泉、いわき湯本温泉、鬼怒川温泉、草津温泉、伊香保温泉、箱根湯本温泉、宇奈月温泉、和倉温泉、芦原温泉、石和温泉、下呂温泉、熱海温泉、榊原温泉、おごと温泉、有馬温泉、城崎温泉、玉造温泉、温泉津、道後温泉、武雄温泉、黒川温泉、人吉温泉、由布院を訪れることになった。
並べると何か凄そうだけど、駅メモ!のランカー勢はこの上にまだ2000人くらいいる。
そして、「温泉むすめ ゆのはなこれくしょん」は駅メモ!コラボのイベント期間終了を待たずにサービスを終了した。温泉むすめファンはゲームには課金してくれなかった。
つづく
焼け野原ではあるんだが、家電と車とコンピューターはすごかったよね。まあ出し抜かれたが、礎の一部にはなった…
あと歴史資料と伝聞でしか知らないが、バブル期の素行が悪くて日本が嫌われていたのもガラパゴス化の一因だと思う。日本からの視野の狭さだけじゃなくて、グローバルにやろうとした所も弾かれてそう。一時期中国人差別があったが、昔の日本人に比べればおとなしくて他国の文化を尊重していそうで違和感があった。団塊の人たちの態度の悪さは記憶にあるが、あれが団体で海外の高級店で傍若無人に振る舞っていたのかと思うと吐き気がする。ノーキョーって言葉があったんだと。農協の団体旅行のツアーという災害。
首相枠ではなく○○省枠で。
当時、「桜を見る会」の招待状は1業種2通と言われていた。
自分が参加したとき、もう1通の招待状を受け取ったのは知人で、前年の叙勲者だった。
招待状には「平服で」と書いてあったので知人(前年の叙勲者)に相談すると「叙勲は正装だからモーニング・色紋付き。今回は準正装だから男性はダークスーツ黒革靴、女性は訪問着」とのことだった。
自分でも調べてやはり準正装が相応しいだろう、と思ったので用意した。
「平服って書いてあるんだからなんでもいいじゃないか」と思うかもしれないが、業界を代表して参加することになる……と思うとそんな訳にもいかない。
開園は午前なので、地方からの招待客のほとんどは前日からホテルに宿泊、女性はホテルの美容院で着付け、その後タクシーで移動というスケジュールになる。
皆、交通費以外にもホテル宿泊代やら美容院代やらタクシー代やらの出費が大変だったのではないだろうか。
自分も「この機会に○○を~」と薦められた。高額なものは断ったけれどそれなりに買ったものがあって結構出費した。
当日。
指定時間通りに門に到着した招待客は、自分も含めて、皆、スーツや訪問着などの準正装だった。
だが。
準正装の自分たちが園内に入ったとき、中はすでに「先に入った人たち」でいっぱいだった。
メイン会場に食べ物飲み物もなかった。どこかに残っていたのかもしれないが、自分が近づける場所にはなかった。
「なんだかおかしいな」感をさらに高めていたのは「先に入った人たち」の服装だった。
メイン会場で騒いでいた「先に入った人たち」の大半は言葉通りの平服だったのだ。
セーターにパンツ姿の女性もいた。まるで旅行にでも行くような格好だな、と思った。
だから、数年後、「桜を見る会」が問題になったときには「なるほど」と思った。
○○省枠で一度きりの招待状を受け取った自分たちより先に園内に案内された人たち。
普段着みたいな格好で我が物顔で騒いでいた人たち。
あの人たちは、当時の首相の安倍サンが招待した山口県の支援者だったんだな、本当にバス旅行でやってきた団体旅行の人たちだったんだな、と。
メイン会場は妙に騒がしく、自分が居るのは場違いな雰囲気のように思えたので、知人(前年の叙勲者)と園内を散策して門の外に出ると、公務員らしき人たちがレジ袋に入れた升を掴んで面倒くさそうに渡してきたのでまたびっくりしてしまった。
招待された客(大したものではないかもしれないけれど、一応、功労者と認められた人たち)に対する態度ではないなあと思った。
税金で飲み食いしようと思うからそういう目に遭うのだ、という人がいるかもしれない。
が、多くの人は「これも仕事のうちだ」と思うから数万円(人によっては数十万円)かけて支度をしたのではないだろうか。少なくとも自分はそうだ。
「桜を見る会」は、以前は素晴らしい催しだったのかもしれない。
明らかに団体旅行客とかを乗せたりなんだりしているバスとかが団体名を隠して走ってたりさ
「どちらからいらっしゃったのアータ」みたいな質問にどこから来たのかを答えられなかったり濁したりさ
配る目的みたいなサイズの土産菓子を持ってる人間がほとんどいないとかさ
もうわかってやってるよね
右へ倣えがお得意な日本人って思ってるけど、今それ悪用して「みんなが行くなら自分も行っていい」ってやってるよね。
っていうか旅行客さあ
避けられたりしつこく消毒洗浄させられても嫌がったりムッとしたり怒ったりする権利なんか旅行に出てる時点で無いんだからね
顔見知りの人間と集まっても危ない今この状況で「見ず知らずの存在すら知らなかった人間」が怒涛にやってくるって言うのを両手広げてハグして歓迎したい人間どれくらいいる?
何を勘違いしてるのかわからんけど、そう扱われるくらいの存在なんだよ今の時期この状況の「旅行客」って奴は
「拒否したりする人ばかりじゃありません!」って言いたい奴らもおるかもしれんけど、娯楽目的の旅行をしてるって時点でぜ~んぶ同類だから。
どんだけ観光地や宿泊施設が対策しても外から入ってくる人間は誰がどんな健康状態でどんな対策してるかってのを
数値にしたり証明したりはできない訳よ。「全員クロ」の気持ちなわけよ
地方に行く理由も何?「関東とか関西はコロナが怖いから」って。
馬鹿なんか?
「自分が行き先にとって脅威になるかもしれない」とかは考えなかったんか?
今年我慢すれば、今これをしなければ来年は晴れ晴れと行けるかもしれないとか思わなかった?
去年それをしなかったおかげで今年もこうなってると思って差し支えないと思うんだけど?
一回我慢すればいいことを我慢しないで何人をいくつのリスクに晒してるんだよ
一日くらいコンサート、一日くらい旅行で観光、一日くらい、一日くらい、一日くらい…数多の人間の意識的でも無意識にでもやってきた「これくらいいいでしょ」だって、
一人の「一日くらいいいでしょ」が10人なら10日、100人なら100日。それだけコロナ禍が長引くってくらいに思えよ。
大げさって思われるかもしれないけど、毎日毎日県ごとの感染者や志望者数が全国ニュースになってるじゃん。
自殺とか自動車事故みたいなさ、コロナより前からある死因でもそんなのしないじゃん。どっちも異常な事だよ。
毎日どこそこで何人が感染、何人が死亡、あの地域の病院は満床、学生や現役でない医療関係者も動員、
そんな異常な事は自分とは関係ないって?自分は普通の主婦だから、会社員だから、学生だからあれとは遠い世界に居るって?
失望したよ。大学行ってたり企業に就職して暮らしてたりする一般的にはまっとうだと扱われるような人らが平気で遊んでんだもん。
あれ?思ってたより世間って頭よくないのかな?学校の勉強だけやってたら全部OKだった感じ?ってなる。
想像力が無さ過ぎる。
どう転ぶかわからない事を考えて考えてどんな可能性があるのかとかどうしたら悪い方向に行かないかとかを想像する力が無さ過ぎる。
「(休日や連休の)たった数日だから」ってあれこれ楽しくやっとる奴ってその一手で誰かや自分の来年を奪うとかこれっぽっちも考えてねえんだろうな。
しかも、バカがやらかした事のためにルールは厳しくなるのにさ、バカはバカって自覚がねえからルールが自分らのせいで締まったて思わんのやろ。
真面目にやっとる人間ならうまく避けてやれてたことまでできんくなってくが。私何かおかしい事言ってるか?
まっとうな頭持ってる人間はどこの店で買っても持ち帰って家で飲んでるよ。
設定すべきは「酒の販売停止(~要請)」ではなくて、「路上飲酒は前科か罰金になる」でしょ。違うか?
これとか、飲食店も映画館もいろんな煽り受けてるところも、対策ずさんにして自分の所から感染者出したい所なんかあるわけないじゃん。
飯の時に黙って食えない病、
お酒は外で飲まないと生きていけない病、
全員頭の病気だよ、
疲れたもう。
桜も、藤も、私は行ったことないけど毎年見事な咲っぷりらしい花の植え込みも、
人が集まる/集まったからって咲く前や盛りに頭を落とされて、これまでは使えてた遊具も「いろんな人が触るから」じゃなくて「大人が座って飲みをしたから」でロープがはられてた。
子供が自力で遠距離の観光をするか?数万か十数万出して旅行の予約をするか?子供が遊具に集まって酒宴するか?
みんな大人がやってることなんだよ。我慢ってやつの、忍耐とか堪え性とか、約束事やルールを守るって奴の手本を見せないといけないんじゃないの?
人間のバカさのせいで花や実を落とされた植物がかわいそうすぎる。
飲みや旅行や娯楽でアウトになった連中なんかちっとも哀れじゃない。
集まるなって言われてる中で集まってクラスター?ふざけるなよ。自分でアホの自己紹介してくれてどうもな~
自分が苦しまないために、人を苦しめないためにこうしようああしようって提案されてることを無視しといて
いざとなったら他人に保護治療してもらえるんだから本当に楽しく生きられていいよな。
娯楽とか宴会の場から感染した人間もその他自業自得で感染した人間も、お医者さんとか看護師さんとか医療関係の人は助けてくれるよ。
「そんな奴らほっとけよ」ってめちゃくちゃ言いたい。是非放っておいて勝手に死なせてやってほしいよ。
「バカ」っていうのは、学歴とか社会的地位で決まるんじゃないんだなってのがわかった。「愚者」とも言い換えられると思う。
PCR検査したから、抗体検査したから大丈夫だって?勘違いだよその大丈夫ってのは。
採取した後に出発日まで完全に誰とも接触せずに密室で隔離されていたとかならまだしも、体液を提出した後に外出したり人と接触したりしたら意味ないよ。
「検査のために採取した段階では大丈夫だった」以上の結果にはならないよそれは。考えてわかんなかったの?
あと「PCRしたから旅行大丈夫だった」じゃないんだよ。「今の時期でも旅行行っていいんだ」みたいな連鎖起きるだろうが。
何が我慢の国民性だよ じゃあGWだ連休だつって遊んどる奴らは国民じゃねえんか
もう早く終わりたい。毎日に喜びとかない。
オタクだからイベントとか行きたい。舞台もライブも行きたい。ショーも行きたい。
でもイベント類はどんどんなくなって、厳しい中で厳重警戒を敷いての上でやりますと発表されたとしても自分はいけない。
モラルや常識、防疫意識がある人間ほど、どんどん損をして疲弊する。
コロナ禍が終わらないのは特定・捕捉ができない無数の「あんたら」のせいだとしか言えん。
私ももっとモラルも常識もなく自分の楽しさだけを考えて生きてたら楽だったのか?
こんな記事もこの文章中における「バカ」として指してる連中は見もしないんだろうな。悔しい。悔しい。憎い。
このGW中だけに限らず、どんな場所でもどんな環境でも人種でも、推奨される事をチェックして色んな事に気を付けて
「これくらいはいいだろう」でやってきたバカどもはその人らと肩を並べて清々しい顔なんかしないでほしい。
あーあ、ビッグサイト行って、イベント終わって、オタクの大群の中を同じ流れに乗って戦利品にホクホクしながら駅に向かって、
ギュウギュウ詰めの電車に乗って都心に出て、休日の人混みの池袋とか秋葉原を歩いて買い物して、
舞台とかライブで声出したり笑ったりして、コーレスしたりとかして、
久々に顔を合わせた友人とかと美味しいごはんを近況報告とかの会話しながら食べて、カラオケで二次会やって、そのままホテルで倒れるように眠って、
両手に職場で配る用とか自分用の限定のお菓子の入った紙袋提げて飛行機に乗って寝落ちして、「あれ?もう地元着いたの?」とかやりたいなあ
そんだけなんだけどなあ
https://anond.hatelabo.jp/20201129032737
数年前新婦やったけど披露宴当日なんてヘロヘロで友人とかぶっちゃけ何も気遣う暇無い。
席次なんて食事するんだから仲良いグループでちょうどになるように席割り考えなきゃいけないし、親戚の赤子連れとかアレルギー持ちはいないかとかこの人とこの人は同じテーブルにしないほうがいいとか考えて考えてファイナルアンサーして、席の花はどうするとか余興はどうするとかBGMはどうするとか招待状の発想に引き出物にウェルカムボードに直前は自分のエステやお車代の準備とか超忙しい。遠方から来る親戚の宿とか手配するのもまた大変。
当日は朝早くからすっぴんで会館入りして、和装だったからガチンコ着込んでガチンコメイクして「腹減ったー」とか思っても飯も喉を通らないくらい緊張して式をやって、式やってる間も「親族や友人は滞りなく参列できているか」とか「この後押してないか」とか式の進行ばかり気になって誓いの言葉とか三三九度とか正直意識の外。あと猛烈な写真ラッシュに「和装暑い!」とも言えず「おめでとうおめでとう」「ハハハ、はい」みたいなテンションでついでに観光地で挙式したから旅行中のアフリカ系団体旅行客から「おうびゅーてぃふる!」「こんぐらっじえーしょん!」みたいにやんややんやされても頭の中は「この後披露宴頑張るぞこんちくしょう」がぐるぐるしてて、なんか親泣いてたけど感謝とか当時はそんな暇なかった。
披露宴始まっても無事に終わるかどうかだけ心配でというか飯を食う暇がない。試飲してめちゃくちゃ美味しかったウェルカムドリンクも半分くらい残して後はカメラタイム。出来上がった向こうの親戚のおじさんが半泣きで壇上にやってくる。赤ちゃん連れがちょっと気になる。余興などを削った代わりに飯をいいモノにしたのでみんな美味しく食べて欲しい。というか自分も食べたいけど無限に酒が注がれて飯を食う暇がない。
そうこうしているうちにお色直しで離席。和装から洋装になるのでスタッフ一丸で着替え&メイク直し。和装よりヒールが高いしドレス歩きにくい。会場暗くして登場なのでマジで足元見えなくて怖い。エスコートというか、マジで新郎に捕まってヨタヨタ歩く。各所からなんか聞こえるけど機械的に手を振ってるだけで何とか歩くことで精一杯。この辺で脳みそが擦り切れる。その後もカメラタイム。飯が食えない。気がついたら両親の手紙。一応読んだけど頭の中は「やっとここまで来た」一色。エンドロールで「やり切ったぞ!!!俺はやりきったぞおおおおお!!!」と泣く。めっちゃ泣く。気がついたら会場の出口でみんなを見送ってる。誰に挨拶したとか覚えてない。でもなんか「いい式でした」とか言われたのでよかった。
終わってから新郎新婦用の食事があったのマジで救い。泣きながら食べる。めちゃくちゃうまい。うまい飯にしてよかった。同窓会的なノリで二次会作ってもらったけど、せっかくの友人に囲まれたのにほぼ喋れずバイバイしてしまった。
あと残務処理とか諸々あるので当日塩対応だとしても新郎新婦をあんまり責めないであげて欲しい。スピーチは共通の友人のほうが何かといいし、そこで執着するなら彼女のためにもよくないので増田から離れていった方がいい。大人になれば未婚既婚で関係性なんていくらでも変わるし。まぁ増田は1回自分で結婚式やってから新婦のこと考えたらどうかな。結婚式の主役は新郎新婦であって増田じゃないよ。
コロナですっかりオワコンになっちまったけど、日本の観光業がダメな理由としてストーリーがよくわからんから詰まらんってのが良くあげられてた。
ようするにこの城はこの時代にどういう理由で建てられて、どういう建築方法で誰が立てて城の城主は誰でどういう思いがつめられててっていうのを知識として知ってないと面白くないのよ。
英語でこの辺を案内できるなら想像力を働かせられるけど、そういうのが日本の観光地にないから5分見て終わりになっちゃうって。
これってようするに観光地に対する知識や思い入れがないと楽しめないってことなのよね。
すでにストーリー(知識)があるからそれを確認する作業だけで十分な時間楽しめる。
そういう前提を頭に詰め込めないなら名所旧跡みたいなところを巡るのは選択肢として誤りだからやらなくていいよ。
果名温泉の泉質は硫黄泉で酸性度は高く石膏分を含み、典型的には乳白色の湯を湧出し、皮膚疾患や自律神経不安定症、冷え性に効くとされる。現在の果名温泉にあたる場所で湯治が行われはじめた正確な時期はわかっていないが、戦国時代には国衆の松影氏と配下の武士が戦闘時に受けた傷を癒すために東屋を建て、熱した岩に湯をかけて出た蒸気を浴びる療法を行った記録が残っている。
旅館の立ち並ぶ温泉街が発展を始めるのは果名駅が完成し鉄道が停まるようになった大正初期以降で、大正年間には山形屋、鳳萊館、飛雲閣、梅風館、寶山閣が温泉旅館として営業を開始している。昭和初期には湯治客の増加に伴い、月風荘のように高層化した木造建築の旅館が現れた。昭和10年発行の果名温泉旅館協同組合名簿には27件の加盟旅館が記載されている。
温泉街は一大経済圏を形成し、湯治客のみならず温泉での働き手を引きつけた。特に昭和の恐慌時には各地の農村から子女が年季奉公で旅館に送り込まれ、仲居あるいは酌婦として住込みで働いた他、「即席御料理」の看板を掲げた曖昧屋も複数存在していた。
温泉街でありながら閑寂な山居の趣を味わいうる果名温泉は多くの芸術家たちを魅了した。志摩名護也の「果名にて」や葛西前後の「波浪」といった小説は果名温泉の旅館で執筆されており、当時の果名温泉での生活を垣間見ることができる。作曲家和賀英良の名曲「疑問」は、鳳萊館の露天風呂で着想を得たとされる。
戦時中には物資の統制や倹約の奨励で温泉旅館の営業は一定の影響を被った他、温泉街は疎開児童の集団受け入れの場となった。終戦直後の乏しい物資供給を乗り越え温泉街の旅館は営業を続けたが、高度経済成長期には急峻な地形に鉄筋コンクリートの高層ビルを建てにくかったことから果名温泉は団体旅行の受入地とはならず、鄙びた温泉地の形態を留めた。
今世紀に入って旅行者の嗜好が変わるにつれ、果名温泉街の伝統的な景観と旅館の木造建築が再び脚光を浴びている。経営者の高齢化、湧出量の維持といった課題を抱えながらも、温泉旅館協同組合が主な担い手となり、地域の産業振興策と一体となった新たな温泉街の魅力づくりに取り組んでいる。平成10年には青年会により温泉街で第1回オメガラーメンまつりが開催され、果名村が発祥とされるオメガラーメンを温泉とともに楽しんでもらう行事が現在に至るまで毎年秋に行われている。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
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01 | 52 | 9041 | 173.9 | 78 |
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03 | 41 | 3675 | 89.6 | 47 |
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13 | 173 | 18084 | 104.5 | 45 |
14 | 166 | 16265 | 98.0 | 43 |
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1日 | 2983 | 373032 | 125.1 | 44 |
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