インド南部ハイデラバードで、中東やアフリカから来るイスラム教徒のビジネスマンが、インド人女性を1~2か月間だけ妻にする「超短期婚」が横行している。 警察当局は買春目的と見ており、昨年末の女子学生暴行死事件をきっかけに、女性の権利向上が課題となる中、摘発に力を入れ始めた。しかし、泣き寝入りを余儀なくされる女性も多い。 情報技術(IT)産業で経済的活況を見せるハイデラバードは、人口の約半数がイスラム教徒。オイルマネーが豊かな湾岸諸国や、スーダンなどアフリカのイスラム圏から年間3万~4万人のビジネスマンが訪れるが、ほとんどが短期滞在だ。 旧市街のスラムに住むラビヤさん(30)は1年前、60歳代のサウジアラビア人の男と結婚、2か月後に「離婚」された。トタン小屋で催された粗末な結婚式で、結婚承諾書以外に、読めないアラビア語の「離婚承諾書」にもサインをさせられていた。「ホテルに監禁されて乱暴され続け、