がれき処理進まないと…「復興へのゴール」W杯会場で訴えた 埼玉スタジアム前に設置された東日本大震災の被災スギで作られたゴール Photo By スポニチ サッカーW杯ブラジル大会アジア最終予選「日本―オマーン」が行われた埼玉スタジアム(さいたま市)に3日、東日本大震災で被害を受けた宮城県南三陸町のスギを再利用したサッカーゴールが展示された。 津波の海水で根元が枯れたスギ9本を加工して、生木のまま組み立てた。展示場所の都合上、規格よりやや小さい高さ2メートル10、幅4メートル。スギは37万トンのがれき処理に追われる南三陸町のもので、がれき材を原料とした商品を販売する民間任意団体が提供した。 もともとは、県外のがれき受け入れがなかなか進まないことに頭を悩ませた環境省の発案。がれき流木再使用を呼びかける活動の一環だった。 同省の職員が、被災地のがれき保管場のほとんどがグラウンド、公園とい