九電三者委報告 お客様は置いてきぼりに 2011年10月1日 11:02 カテゴリー:コラム > 社説 九州電力がわざわざ第三者委員会をつくった目的は何か。地域社会の信頼を取り戻すためだ。そうしないと企業業績にも影響が及びかねないと懸念した。 現状はどうか。外部有識者による第三者委と九電経営陣が対立し、いがみ合っているようにしか見えない。それが激しくて場外乱闘のようにも見える。 これで地域、利用者、顧客の信頼は回復するだろうか。むしろ、九電のイメージが損なわれていくばかりではないか。 元検事で弁護士の郷原信郎氏を委員長とする第三者委が最終報告書を出した。 第三者委ができたのは7月である。 1回目の会合は福岡市で開かれ、九電の真部利応社長、松尾新吾会長とともに郷原委員長が記者会見に顔を見せた。 だが、その後、会合の場所は東京に移り、最終報告書も東京で、依頼したはずのトップでなく、副社長が