id:ceenaさんからご恵贈いただきました(いや、正確にいうとまだだけど 笑)。『マンガ論争勃発2』もそうですが本を頂く前に興味のあるものは(もらえるかもなあ〜と思うものでも)ついつい買ってしまう出版社にとってはありがたい存在の田中です*1。 さすがに身銭を切っただけあり(?)これはかなり面白いと思うよ。同じ作者の『MBQ』は好みとズレるんだけどこちらは、集団劇として楽しめる。この1巻と雑誌『モーニング・ツー』の方の最新の連載分しか読んでないんだけど、並行するいくつかのエピソードが有機的に結合して読みやすい。登場人物たちの役割がすっきりしているのもいい。狂気(日米のアンダーワールド)と凡庸(両方とも見かけはさえてても中味がどこな空虚な美男美女w)というふたつの世界を、ちょうど日本アニメが大好きなオタクの少年とその理解者?の少女が狂言回しとしてつないでいき、やがて爆発的にクロスしていく予感
小堀桂一郎氏の編集になる『東京裁判 幻の弁護側資料』に、石橋湛山が極東国際軍事裁判(いわゆる東京裁判)に提出した宣誓供述書と附属資料が掲載されていた。題名は「日本の工業化、侵略戦準備に非ず」と本では付されている。湛山は当時、東洋経済新報社長、大蔵大臣である。 戦後まもないころの石橋湛山の活動や彼の主張はこのブログでも全集未収録資料の発掘を含めて、かなり行ってきた(ここ、ここ、ここ、ここ、ここなどを参照)。 冒頭には石橋の自書になる経歴が書かれている。特に英文誌The oriental Economistについての自己評価は興味深い。 「英文(The Oriental Economist)を創刊主宰し、日本及東洋の経済事情を世界に紹介す。同紙は日本に於ける最も公正にして信頼すべき経済雑誌として発刊以来外国読者の間に名声を博し、昭和十六年太平洋戦争勃発し日本と西洋との通信途絶した後に於いても特
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