「動物を何か思い浮かべてください」と尋ねられたら、何を思い浮かべるだろうか? イヌやネコ、キツネやリス、あるいはキリンやライオン……こうした動物を最初に思い浮かべるひとが多いのではなかろうか。しかしこれらの動物はみな、「哺乳類」というごく一部のグループに属している。わたしたちヒトも哺乳類である。そのせいか、わたしたちの動物のイメージは哺乳類に偏ってしまいがちだ。 では、「生き物」ならどうだろう? 今度は、鳥や魚、昆虫、エビやカニ、イカやタコ、クラゲなど、さきほどよりは広い範囲から代表例が集まるかもしれない。だが実は、ここで挙げた生物はいずれも「動物」である。「生き物」には動物のほかに、植物(藻類を含む)や、キノコなどの菌類、ゾウリムシやアメーバなどの微生物、さらには細菌まで、多種多様なグループが含まれている。 ヒトはもちろん動物だ。ここでもわたしたちは、自分たちの属するグループに偏ったイメ
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