Image credit: 九州工業大学、多摩美術大学、JAXA 12月3日に小惑星探査機「はやぶさ2」を宇宙に送り出したH-IIAロケット26号機には、「はやぶさ2」のほかに、「しんえん2」、ARTSAT2-DESPATCH、PROCYONという、3機の「小型副ペイロード」が一緒に搭載されていた。 これはH-IIAロケットで衛星を打ち上げる際、ロケットに余力がある場合に、小型の衛星を一緒に搭載して打ち上げるというもので、2009年の「いぶき」の打ち上げを皮切りに、これまで5回行われ、24機の小型衛星が打ち上げられている。今回の3機は「はやぶさ2」と共に、太陽を回る軌道に投入されることから「小型副『衛星』」ではなく、「小型副ペイロード」と呼ばれている。ペイロードとは「積荷」などといった意味だ。 「はやぶさ2」とこれら3機の宇宙機はH-IIAロケットに搭載され、12月3日13時22分04秒に