優秀な人材とは「仕事が一番早い人」ではない…トヨタ現役社員が「体に染みついている」と語ったふたつのルール 短い1年間が「自動運転開発」に生かされている 「仕事を一番早く終える」のが目標ではない 「実習をやっていて教えられたのは『隣の人をよく見なさい』ということでした。10人の班では早く終わる人と遅く終わる人が出てきます。やすりがけの実技でも早い人と遅い人がいる。 『できました』って手を挙げたら、『あなたが1番です。えらい』と言われるわけじゃない。『隣の人はまだやっています。サポートしてあげなさい』と言われる。 自分が仕事を早く終えることが目標ではないんです。自分もできて隣もケアできる人がトヨタの人間なんだ。サポートすることが大事なんだと教わりました。現場ではそれがいちばん重要なんです。自分勝手なふるまいをする人間が現場では浮いてしまいます。チームのことを考え、隣の人を考えるのがトヨタパーソ