創業90周年の節目の年でもあった2008年に、松下電器産業から社名を変更したパナソニック。2009年には、三洋電機をグループ化し、中期経営計画GP3の最終年度として、グローバルエクセレンスへの挑戦権獲得に目指した企業体質の確立に挑む。 こうした大きな激動のなかで、パナソニックが常に中核においていたのは、創業者である松下幸之助氏の「経営理念」である。それが、パナソニックの経営をより強いものにしているのは間違いない。 大阪・門真のパナソニック松下幸之助歴史館を訪ね、パナソニックの経営理念、そして、松下幸之助氏の足跡に触れてみた。 パナソニック松下幸之助歴史館は、大阪府門真市にある。本社がある門真地区は、まさに「パナソニック村」で、本社部門のほかにも、さまざまな部門がここに居を構える。 歴史館があるのは、同社の分類でいえば、西門真地区。京阪電車京阪本線の西三荘駅から徒歩5分の距離、京阪電車の線路
パナソニックの創業者である松下幸之助氏は、1894年11月27日、和歌山県海草郡和佐村字千旦ノ木の農家に、女5人、男3人の8人兄弟の末っ子として生まれた。 生まれた当時は、田畑61ヘクタールを持ち、長屋門があるほどの立派な農家だったが、幸之助氏が4歳のとき、父・政楠氏が米相場で失敗し、一家は困窮に陥った。そのため、幸之助氏は9歳のときに、単身大阪に出て、丁稚奉公を始めることになったのだ。1904年(明治37年)のことである。あと3カ月で尋常小学校を卒業という時期に奉公に出たことで、幸之助氏の最終学歴は尋常小学校4年中退ということになっている。 五代自転車店の店主夫人との写真。全員との記念写真のときに、幸之助氏が用事で外出。間に合わなかった幸之助氏が寂しそうにしているのを、夫人が気がつき撮影したという逸話も 最初に丁稚奉公したのが、宮田火鉢店。だが、奉公から3カ月後に廃業したことで、翌年、大
ソケット、角型ランプ、電熱器などのヒット商品によって、パナソニック(当時は、松下電気器具製作所)は、徐々に事業規模を拡大しはじめた。それにあわせて、企業としての体を成すに従い、松下幸之助氏は、社会への責任ということを考え始めた。 「企業は社会からの預かりもの」 思いを巡らせた幸之助氏は、企業の存在意義に関する基本的考え方を、この言葉に集約した。 2008年10月1日に行なわれたパナソニックへの社名変更当日の総合朝会では、現社長・大坪文雄社長が、綱領・信条および遵奉すべき7精神を読み上げた 1929年、社名を松下電気器具製作所から松下電器製作所へと変更。それにあわせて、同社は、綱領・信条を制定した。 当初の綱領は、「営利ト社会正義の調和ニ念慮シ 国家産業ノ発達ヲ図リ、社会生活ノ改善ト向上ヲ期ス」というものだったが、その後、「産業人タルノ本分ニ徹シ社会生活ノ改善ト向上ヲ図リ 世界文化ノ進展ニ寄
パナソニックがラジオを商品化したのは、1931年のことだ。 1925年にラジオ放送が開始され、それまでに70万世帯に普及していたラジオだが、当時の商品は、専門店でしか扱えないこと、さらに、故障が頻発するという問題を抱えていた。 パナソニックが挑んだのは、「故障の起こらないラジオ」、「一般の電気店が広く扱えるラジオ」であった。 ところが、ラジオメーカーと提携し設立した子会社の国道電機が生産したラジオは故障の連続。そこで、国道電機を直営とし、改めて開発を開始したのだ。パナソニックが完成させたのは3球式ラジオ。東京中央放送局のラジオコンクールに応募したところ、1等に当選し、「松下」の名を、ラジオの世界に一気に広めることもできた。
1961年1月の経営方針発表会で、松下幸之助氏は社長を退任し、会長に退くことを発表した。 一度壇上を降りた後に、また改めて壇上にのぼり、まるで思い出したかのように、こう切り出した。 「5カ年計画が無事終了し、私も65歳になった。本来、数え年の50歳で、陽洲という号を用いて引退しようと考えていたが、戦時中で実行できず、その後、会社の再建に取り組んできた。いろいろと考えた末、この際、社長を退き、会長として後方から見守っていきたい」 1956年からスタートした5カ年計画では、1955年には220億円だった売上高を、1960年には800億円に拡大。従業員数を1万1,000人から、1万8,000人に増やし、資本金も30億円から100億円に引き上げるというものだった。 まだ民間企業でこうした長期計画を発表する例はなく、しかもその目標値はあまりにも大きなものだった。 この計画は、ほぼ4年で達成。最終年度
パナソニックは、これまでにいくどとなく、経済環境が悪化したなかでの経営を余儀なくされている。 そのたびに、様々な手法を用いて乗り切ってきた。 最初の経済環境悪化での経営は、大阪・門真に本店・工場を移転した1933年のことだ。 同年7月から政府が打ち出した緊縮政策による国内の景気後退に加えて、10月には米国においてブラックチューズデーと呼ばれるニューヨーク株式市場の株価大暴落を発端とした世界恐慌が勃発。日本経済も大きな影響を受けることになった。 業績悪化を背景に、多くの企業が工場閉鎖や人員削減に乗り出し、失業者が街に溢れ出すという状況。パナソニックも置かれた立場は同じで、生き残りに向けた打開策の選択が求められていた。 当時、病気静養中だった幸之助氏は、幹部社員からの進言を聞いた。 「倉庫は在庫でいっぱいです。従業員を半減し、この窮状を打開すべきです」 ところが、幸之助氏にはまったく別のことが
久しぶりにホットモックを触ってきました。 一通りのメーカの端末に触れてきましたが、一年の間にも変化があったようです。 買い控えも進んでいるにもかかわらず、ラインナップは相変わらず多い・・・。 以前アップしたベル打ち対応のエントリがおおむね好評だったこと、情報が古くなってきたこともあり、現在出ている最新機種の2タッチ入力(ポケベル入力)の対応状況と入力補助について紹介し、端末選びの参考にしていただければと思います。 紹介は、ドコモ→au→ソフトバンク→WILLCOM の順番となります。 (1/18追記) au、ソフトバンク向けの機種(カシオ日立、パナソニック、東芝)について、さらなる調査をして間違っていた内容を訂正しました。 間違いがあったことをお詫び申し上げます。 (7/13追記) 以下について追記しました。 コメント下さった方々にお礼申し上げます。 ・ドコモのFおよびSHにて、タッチパネ
(未来:シャープの「QUADTRON(クアトロン)」は、Panasonic機のようなややこしさもなく、「設定値を全部真ん中」にすれば、結構マトモな色がでる。 - 雑記/えもじならべあそび) パナソニック 37V型 液晶 テレビ VIERA TH-37LZ85 フルハイビジョン 2008年モデル 出版社/メーカー: パナソニック発売日: 2008/04/20メディア: エレクトロニクス クリック: 15回この商品を含むブログ (8件) を見る チャネル10キーパッドを押すと、「アナログ」「デジタル」「BS」「CS」のうちいずれかのキーが点滅する……と。なんというか、NIRO Referenceのリモコンみたい。 この仕掛け、Panasonic用リモコンで初期のころからあったのかしら? 個人的に、ソース選択キーが光る……というのは、2003年に見た「NIRO TWO 6.1-C」が始めてだった
(初売り期間には細かなことを考えていなかったのだけれど)CDプレーヤには(居間でDVDPとして使っていた)PS3を流用して、かわりに居間側へとDVDPを導入しようかなぁ……と迷走中。 そんな絡みでケーブルテレビの地上波デジタル再送信に関することを確認しつつ、ヨドバの価格リストを見て驚く。 ……いつの間にか、37インチクラスのプラズマテレビが液晶並みに安くなっていたんですね。 37V型(ワイド液晶テレビ) : ヨドバシ・ドット・コムと35・37型(プラズマテレビ) : ヨドバシ・ドット・コムを見る限り、このクラスで安価かつ良品なものを選ぼうとすると、投影方式については考慮しても無意味という感じになりそうです。 個人的な好みでいうと、「液晶パネルなら日立・松下系のIPSかサムスンのPVA*1、そうでなければプラズマ」というのが狙い目だと思っている(ここ最近のシャープASVは以前と違って、言葉で
(過去:Panasonic DIGA 地上・BS・110度CSデジタルハイビジョンチューナー内蔵 HDD&DVDレコーダー HDD250GB DMR-XW100の操作性レビュー。) 延々と悩んでいた(というか、ドツボにはまっていた)ところが解決したので、とりあえずメモ。 Panasonicのマニュアル部隊は「きわめて真っ当ですばらしい」仕事をしていたことを再確認……でも、もう少しつめるべきところも。 ……ってゆーか、これは「下手に中途半端に知ってる奴が使うと、かえって面倒」な代物なのかも。 基本的なこと。 基本的に、(モード設定をしないといけないところが面倒なので)DVDへの直接記録はしないほうがいい。 直接録画・予約録画で使える「録画モード」には色々あるけど、何も考えずに「HDD」へと「DR(デジタル直接録画)」モードで録画するべき。 これをやると、光ディスクへの記録には実時間かかる……
パワフルマルチ! インパクトモード:ハイパワー140N・m ドリルドライバモード:金工穴あけが可能なφ21 各種ネジ締めも、穴あけも、様々な作業をこなします ビットの着脱が簡単なワンタッチビットロック方式(段付までの寸法が13mm) 細部まで使いやすいサポート機能が充実 高出力・長寿命 軽量1.65kg
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