米国のサンフランシスコ市議会で、慰安婦の碑や像の設置を支持する決議が採択された。中国系団体などの反日宣伝を後押しするもので看過できない。 決議案は今年7月に市議11人のうち8人が共同提出した。当初の案は、慰安婦を「日本軍によって拉致され、性的奴隷の扱いを強要された20万人のアジアの少女や女性」と位置づけるなど、事実無根の内容だ。 米国での慰安婦像は韓国系団体などが設置を進めてきた。今回は中国系団体が中心となって国際的観光都市であるサンフランシスコ市に設置を計画している。 同市の中華街には8月15日に、中国国外で初めて「抗日戦争記念館」が開館した。慰安婦像設置も、日本を不当におとしめる「歴史戦」の一環にほかならない。 決議案には市議会公聴会で在米日本人らから反対する意見があり採択が先送りされてきた。今月22日、文言を修正することを条件に採択が行われたという。 修正決議では、世界で続く人身売買