ロンドン五輪代表を含む柔道女子のトップ選手15人が、園田隆二代表監督(39)=辞任=らから暴力やパワーハラスメントを受けたと告発した問題で、柔道界が激震に見舞われている。「女三四郎」と呼ばれ、日本の女子で初めて世界選手権を制した筑波大大学院の山口香准教授(48)に、今回の暴力問題や今後の再発防止策について聞いた。 --学校現場での体罰が問題になる中、今回トップアスリートの強化の現場での暴力が明らかになった 「柔道だけではなく、スポーツで暴力や体罰は認められないと、もともと思っていた。今回の件で分かったように、どんなエクスキューズ(言い訳)があってもある程度成熟した大人には通じない。スポーツ現場全体で体罰や暴力はあってはならない」 --園田隆二監督が辞任した 「(辞任で)一件落着のように思うかもしれないが、(告発した)選手が望んでいるのは選手の話を聞いて、何があったかを明らかにすることだ。そ