折しも自分でローマ字配列など自作し、ゼロ子音だとかゼロ母音がどうとか考えていたときで、実にちょうどいいタイミングでこの本が出ていたと知ったのであった。 ハングルの誕生 音から文字を創る (平凡社新書 523) 作者: 野間秀樹出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2010/05/14メディア: 新書購入: 6人 クリック: 73回この商品を含むブログ (22件) を見る とりあえず前半の、ハングルの仕組みや根本的な発想のアレコレを述べた章を読了。実に面白かった。 気になったポイントは山ほどあるが、最近の私の考えていたことの文脈で思うことは、やっぱり(少なくとも標準)日本語は、かなが一番しっくりくる、ということである。 ハングルというシステムが如何に精緻に組み立てられたものかということは、本書の記述を読めばよく分かるのであるが、そうした評価と、言語の表記メディアとしての優劣に関する評価とは、一