現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年12月15日のデイリーキーワードランキング
1 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
2 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
3 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
4 | 喪にこもり元日の陽をわが膝に |
5 | 山国の虚空日わたる冬至かな |
6 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
7 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
8 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
9 | ナイターのここが勝負や蚊喰鳥 |
10 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
11 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
12 | 考えている水仙の高さかな |
13 | 鶏抱けば少し飛べるか夜の崖 |
14 | 夕月の光を加ふ松納 |
15 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
16 | 恋の矢はくれなゐ破魔矢白妙に |
17 | 鶏追ふやととととととと昔の日 |
18 | 鮟鱇鍋世に容れられずして久し |
19 | 木の国の影長姫の子守唄 |
20 | 掌をかさねて冥き海市見る |
21 | 無月かな禅坊主に鼻捻られる |
22 | 心中に師なく弟子なくかすみけり |
23 | 初氷日はこはごはと空わたる |
24 | 記憶も初夏どぶ泥なする道のはた |
25 | 三平汁都ののしり寂しがり |
26 | 蜾蠃追吹かれどほしの木の形 |
27 | 死にたれば人来て大根煮きはじむ |
28 | 冷奴米寿の父の予定表 |
29 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
30 | 苗代の畦つたふ猫の後ろつき |
31 | 原爆地影絵のごとく梅を干す |
32 | 除夜の妻白鳥のごと湯浴みをり |
33 | 矢面に立つ人はなし弓始 |
34 | 少年来る無心に充分に刺すために |
35 | 山駕をとどめて仰ぐ紅葉かな |
36 | 戦しごき残る友どち水引草 |
37 | 水仙剪る錆びし鋏を花に詫び |
38 | 春や昔十五万石の城下哉 |
39 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
40 | 双眼鏡遠き薊の花賜る |
41 | 点滴の源流あたり雪解かな |
42 | 一枚の空に鴈ある絹の道 |
43 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
44 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
45 | 日本の春はあけぼの犬の糞 |
46 | むさしののはしつこにゐて冬金魚 |
47 | あすはかへらうさくらちるちつてくる |
48 | もみづるや日暮の昏さとも違ふ |
49 | 瀧落ちて群青世界とどろけり |
50 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2025年7月26日 16時19分更新(随時更新中)