現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年2月25日のデイリーキーワードランキング
1 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
2 | 垂れ髪に雪をちりばめ卒業す |
3 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
4 | あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 |
5 | そのかみの繪踏の邑をのぼりけり |
6 | 炎天下いつか来た道辿りおり |
7 | 春雨の中や雪おく甲斐の山 |
8 | そのかみの火口に燃ゆる躑躅かな |
9 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
10 | 雉子鳴くや宇佐の盤境禰宜ひとり |
11 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
12 | 重ね着の中に女のはだかあり |
13 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
14 | 菫程な小さき人に生れたし |
15 | 若鮎の二手になりて上りけり |
16 | あわゆきのつもるつもりや砂の上 |
17 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
18 | 雨意の風曳きて乱るる蟻の列 |
19 | 鳥帰る空いちまいの畳紙 |
20 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
21 | 雪吊りをしつらへてより静もりぬ |
22 | 白梅や天没地没虚空没 |
23 | 連翹や昨日は雨に挿して |
24 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
25 | 追伸に春一番と俳句馬鹿 |
26 | 花影婆娑と踏むべくありぬ岨の月 |
27 | クロッカス芽を出している三回忌 |
28 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
29 | 春の水岩を抱いて流れけり |
30 | 首すじにべたつく夕日原爆忌 |
31 | ああといひて吾を生みしか大寒に |
32 | 夏来る父は昭和の噴火口 |
33 | 眠るにはまこと惜しき虫の声 |
34 | 母の忌やその日のごとく春時雨 |
35 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
36 | 蟻地獄に戦の兵法教へらる |
37 | 蟋蟀は密かに人を喰っている |
38 | もしかして芽吹くか箸も端々も |
39 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
40 | ばか、はしら、かき、はまぐりや春の雪 |
41 | ものの芽に夜は囲まれ格納庫 |
42 | 青高原わが変身の裸馬逃げよ |
43 | 汲みあぐるほどに湧き出て若井かな |
44 | 風見鶏ひとり月見をしていたり |
45 | 芋の露連山影を正しうす |
46 | 喜怒哀楽せはし七曜葛湯吹く |
47 | 白魚汲む三りんぼうの日なりけり |
48 | 湯呑茶碗の山水画より春霞 |
49 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
50 | 栴檀の花散る那覇に入学す |
2025年7月26日 16時24分更新(随時更新中)