現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年4月20日のデイリーキーワードランキング
1 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
2 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
3 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
4 | つながれて牛考へる春の暮 |
5 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
6 | 一を知つて二を知らぬなり卒業す |
7 | かそけくも咽喉鳴る妹よ鳳仙花 |
8 | 花冷の包丁獣脂もて曇る |
9 | 菜の花や菜の花色の汽車がくる |
10 | みちをしへいくたび逢はば旅はてむ |
11 | 葉桜の下帰り来て魚に塩 |
12 | かもめ来よ天金の書をひらくたび |
13 | 春亡ぶグラスに海を少し容れ |
14 | 蹲跼や葉蘭に僧のひとり死ぬ |
15 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
16 | ライターの火のポポポポと滝涸るる |
17 | ちるさくら海あをければ海へちる |
18 | 稲妻や生血したたるつるし熊 |
19 | 夜もすがら噴水唄ふ芝生かな |
20 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
21 | 手を入れて井の噴き上ぐるものに触る |
22 | 南国に死して御恩のみなみかぜ |
23 | 返り花蘇我馬子が剣を拔く |
24 | 人の身にかつと日当る葛の花 |
25 | 麗しき春の七曜またはじまる |
26 | 梨咲くと葛飾の野はとの曇り |
27 | 春浅き麒麟の空の飛行雲 |
28 | 邯鄲のみどり透きゆく命かな |
29 | 春一番新書の帶を解きをり |
30 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
31 | 自由時間滝見に少し足らざりき |
32 | 春疾風母者の蓙を持ちあげし |
33 | 動かねば何も変わらず 木の芽風 |
34 | 愛鳥週間人も緑にまみれゐて |
35 | 春怨の眉ひそめたる阿修羅像 |
36 | 短日の梢微塵にくれにけり |
37 | 蝶の空七堂伽藍さかしまに |
38 | 歯のようにかがやく非在、水仙の |
39 | 雲海や鷹のまひゐる嶺ひとつ |
40 | 螢獲て少年の指みどりなり |
41 | 廃屋や藤の花房長くして |
42 | 青蔦の土蔵に眠る栄枯の譜 |
43 | 水切りの石さらさらと女郎花 |
44 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
45 | 捨てし田を豊葦原へ還しけり |
46 | 人体冷えて東北白い花盛り |
47 | 花冷のちがふ乳房に逢ひにゆく |
48 | 秋日差螺旋階段下りて句座 |
49 | 手を容れて冷たくしたり春の空 |
50 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
2025年7月27日 02時37分更新(随時更新中)