現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年2月23日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 水脈の果て炎天の墓碑を置きて去る |
3 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
4 | 梅咲いて庭中に青鮫が来ている |
5 | 星空へ店より林檎あふれをり |
6 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
7 | 水枕ガバリと寒い海がある |
8 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
9 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
10 | 銀行員等朝より蛍光す烏賊のごとく |
11 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
12 | 海に出て木枯帰るところなし |
13 | 日々重く声も大きく梅ふふむ |
14 | いきいきと三月生る雲の奧 |
15 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
16 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
17 | 曼珠沙華どれも腹出し秩父の子 |
18 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
19 | 華麗な墓原女陰あらわに村眠り |
20 | よく眠る夢の枯野が青むまで |
21 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
22 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
23 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
24 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
25 | つばめつばめ泥が好きなる燕かな |
26 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
27 | 長寿の母うんこのようにわれを産みぬ |
28 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
29 | 銀行員等朝より螢光す烏賊のごとく |
30 | 原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ |
31 | 老境の静謐といふ梅日和 |
32 | 黒い桜島折れた銃床海を走り |
33 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
34 | 越の香を抱き白鳥の北帰行 |
35 | 白き巨船きたれり春も遠からず |
36 | 雉子の眸のかうかうとして売られけり |
37 | こほろぎに寄りて流るる厨水 |
38 | 方丈の大庇より春の蝶 |
39 | 人体冷えて東北白い花盛り |
40 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
41 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
42 | 夏館毀誉褒貶の外にあり |
43 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
44 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
45 | 一瞬やかたちをすれば白椿 |
46 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
47 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
48 | 菫程な小さき人に生れたし |
49 | 山鳩よみればまはりに雪がふる |
50 | 子をもたぬをとことをんな毛蟲焼く |
2025年7月26日 16時19分更新(随時更新中)