現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年11月22日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 凩や海に夕日を吹き落す |
3 | せきをしてもひとり |
4 | 元日や手を洗ひをる夕ごころ |
5 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
6 | 牡丹百二百三百門一つ |
7 | テロあるなバナナの如く赤子あれ |
8 | 軒下の詩となり譜となる吊し柿 |
9 | 少年の靴冬萌を来し匂ひ |
10 | ものの種にぎればいのちひしめける |
11 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
12 | 芋水車廻れよ冬が追かける |
13 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
14 | 昨日今日明日赤々と実玫瑰 |
15 | 少しずつ里山の秋掌の土も |
16 | 白日は我が霊なりし落葉かな |
17 | いつせいにきのこ隠るる茸狩 |
18 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
19 | 紙つまる勤労感謝の日のFAX |
20 | 逢ひに来しいもうとなるか雪ぼたる |
21 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
22 | ひとつ咲く酒中花はわが恋椿 |
23 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
24 | 顳顬に溜まる言葉や寒波くる |
25 | グランドに猫一匹という冬日 |
26 | オペラ観るわが茎石の沈みごろ |
27 | 芋の露連山影を正しうす |
28 | 人間が覚悟を決めている夏野 |
29 | 八頭いづこより刃を入るるとも |
30 | 柿もぐや殊にもろ手の山落暉 |
31 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
32 | 水枕ガバリと寒い海がある |
33 | 晩年の旅は鈍色雪ぼたる |
34 | 太紐の尾の美しき飾り独楽 |
35 | 死ににゆく猫に真青の薄原 |
36 | うつし世に浄土の椿咲くすがた |
37 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
38 | 残花残照俳句は時空の座標軸 |
39 | 砂冷えの昆布をたたむ一部落 |
40 | 零戦のうしろを過ぎる蛍かな |
41 | 寂しいは寂しいですと春霰 |
42 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
43 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
44 | わが影の吹かれて長き枯野かな |
45 | 白梅や老子無心の旅に住む |
46 | 真夏には死にたくないが仕方がない |
47 | 愛憎や卓上に吹く虎落笛 |
48 | 喜寿傘寿まだまだ若き竹の春 |
49 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
50 | 征子寡黙なりすき焼きぢいと煮えつまる |
2025年7月26日 16時21分更新(随時更新中)