現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年3月9日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
3 | 鷹鳩と化すコーヒーの紙コップ |
4 | ぬかづけばわれも善女や仏生会 |
5 | 海に出て木枯帰るところなし |
6 | 数珠玉やもう飛び越せぬ細流れ |
7 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
8 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
9 | 越の香を抱き白鳥の北帰行 |
10 | 曼珠沙華抱くほどとれど母恋し |
11 | 弓弦葉や我に母あり父ありき |
12 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
13 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
14 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
15 | 方丈の大庇より春の蝶 |
16 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
17 | 別るるや夢一筋の天の川 |
18 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
19 | 家々や菜の花いろの燈をともし |
20 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
21 | 原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ |
22 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
23 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
24 | 桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな |
25 | 梅咲いて庭中に青鮫が来ている |
26 | 生きかはり死にかはりして打つ田かな |
27 | 春立ちぬ逆立ちでもしてみるか |
28 | 夕焼や自ら出せぬ死亡届 |
29 | 鳴き龍に音の冷たきたなごころ |
30 | 白シャツをゆらゆら歌磨通りいく |
31 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
32 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
33 | 水郷の闇を押し上げ牛蛙 |
34 | 諍ひのあとの淋しき彼岸寒 |
35 | 雪の日暮れはいくたびも読む文のごとし |
36 | ごむまりのような五月を愛しけり |
37 | 冷海へ漕ぎ出て岸に鈍角充つ |
38 | 銃眼や老人ばかりの泛く棚田 |
39 | 春雷や針を咥へてふり返る |
40 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
41 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
42 | 鳥のよう口尖らせて椿の蜜 |
43 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
44 | 分け入つても分け入つても青い山 |
45 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
46 | しなやかに月光を跳ぶ猫若き |
47 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
48 | 緋牡丹の散りて己を納めたる |
49 | 俤は夢の中なり秋桜 |
50 | 金盞花安房の夕潮泊りけり |
2025年7月26日 16時17分更新(随時更新中)