現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年10月27日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
4 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
5 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
6 | 春すでに高嶺未婚のつばくらめ |
7 | 朴散華即ちしれぬ行方かな |
8 | 親展の封書に小窓小鳥来る |
9 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
10 | 常夏の碧き潮あびわが育つ |
11 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
12 | 波音を砕く波音鷹柱 |
13 | 安らぎは故郷にある木守柿 |
14 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
15 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
16 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
17 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
18 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
19 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
20 | 身半分かまくらに入れ今晩は |
21 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
22 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
23 | また一つ闇へ夜業の灯を落す |
24 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
25 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
26 | 新しき消しゴムの角冬間近 |
27 | ちなみぬふ陶淵明の菊枕 |
28 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
29 | 雪片のつれ立ちてくる深空かな |
30 | 甘くなりもうころがらぬ百匁柿 |
31 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
32 | 菊師来て菊人形の襟正す |
33 | 頬杖の一人を残し紅葉燃ゆ |
34 | 大いなるものが過ぎ行く野分かな |
35 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
36 | ああ小春我等涎し涙して |
37 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
38 | ままならぬ神の御力 花吹雪 |
39 | 海に出て木枯帰るところなし |
40 | 雨降って漆の闇の春夜かな |
41 | 一山の涼風を浴び羅漢たち |
42 | 入れものが無い両手で受ける |
43 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
44 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
45 | 限りなく降る雪何をもたらすや |
46 | うしろ姿の時雨てゆくか |
47 | 篁に一水まぎる秋燕 |
48 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
49 | 枯木立月光棒のごときかな |
50 | あの朝が死ぬ朝だった鉄線花 |
2025年2月10日 06時10分更新(随時更新中)