尖閣諸島付近の中国漁船衝突の映像流出事件で起訴猶予となった元海上保安官の一色正春氏が9日午後、国会内で講演した。講演を聞いた自民党の衛藤晟一参院議員によると一色氏は「あの海域で何が起こっているか知ってもらいたかった。日本の将来を考え覚悟を決めてやったので、後悔してない」と述べた。 呆れたものだ。尖閣諸島に行ったこともない、元海上保安官に何を聞くというのだろう。たまたま共有フォルダにあった動画ファイルを手に入れたに過ぎない彼は、言ってしまえばYoutubeで流出ビデオを見た一般の人々と同じである。 あの海域で何が起こっているか、実際のことを詳しく知っていたわけではないのだ。 映像流出の元海上保安官が議連会合に出席 「将来の日本考えやった」 保守勢力の再結集を掲げる議員連盟「創生『日本』」(会長・安倍晋三元首相)は9日、国会内で会合を開き、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突をめぐる映像流出事件