「ハンドルネーム」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ハンドルネームとは

2025-08-04

ゲームプレイヤーキャラ自分名前を付けるのが主流らしい

主人公プレイヤーという発想はなく、自分ゲームキャラは別の存在だと思ってるので、キャラクリエイトなどで名前を付ける機会がある場合はその世界に合うと考える名前を付ける。

デフォルト名がある場合はそれに従う。

でも大半の人はそうではない。プレイヤーキャラ名前を付けられるゲーム場合自分家族や知人の名前を付けるものらしい。

ゲーム配信をしてる人達ほとんど自分名前を付けてる。

DQウォークでも同じようにやったら、他の人はハンドルネームっぽい名前自分1人だけファンタジー世界(あるいは欧米人)の名前からかえって浮いた。

妖怪ウォッチ場合は、主人公はケータなんだからといってケータと名前を付けたら、ネットの向こうのユーザーとの妖怪トレード時に表示名がケータになる。これも自分名前を付ける想定だったわけだね。

2025-07-22

anond:20250722212826

俺がいつも使ってるハンドルネームでXに登録するだけで即通報されるらしく、BANされて使えないんだよ

2025-07-10

dorawii

たとえ個が識別されたとしても、扱う話題範囲が広いと、同じ人間が書いているにも関わらずそれぞれが別の個が書いたもの認識されるおそれがある。

ハンドルネームをつけておくことでこのような個の分裂が防がれる。

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https://anond.hatelabo.jp/20250710170352# 
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/zsE0hAmaVsdNkuyAkgcIP1X0s2dUgs=
=jC2u
-----END PGP SIGNATURE-----

2025-07-06

[]

長い長いファイノン曇らせのメインを終えてエリュシオン探索してるけど癒やしすぎる

これがなかったら精神崩壊してたに違いない

未着手だけど折り紙小鳥ャンディークラッシュバトルは前回は結構おもしろくて癒やされたけど今回のはどうなんかな

あれもそろそろしないとな、のんびり旅行記

それにしてもゼンゼロ予告番組アツすぎたな

特に水着サーフィンのところエチチすぎて思考止まったもん

ここここ、イベントトップローアングルからサーフィン開始でカメラが後ろに回るところからのお尻

https://www.youtube.com/watch?v=tTMaCzcQYdo&t=1680s

アレー?ゼンゼロここまでやるゲームだっけ?と思ったけどそういや全然朱鳶やトリガーでお尻ぶるぶるさせてたわ

でも少女キャラをここまで叡智に魅せてきたのは初めてでは?

リンちゃん水着もおしゃれながら透け上着と超ローライズ不思議ベルパンツという凝りよう

いやそれにしてもコンテンツ開発量がエグすぎる

2.0あんだけ新しいマップシステム作っといて次verにこんだけ作れるって常軌を逸している

最後公式MADエンドロール社員ハンドルネームがずらーっと並んでたけど

雑に数えたかんじ開発チームざっと600人くらいいなかったか?ゼンゼロだけで?

運営宣伝・その他の人員も入ってるのかもしれないけどそれにしても体制が巨大すぎる

最近調べ物してるときにチラッと目に入ったこご当地旅行記事によると

https://www.hoyolab.com/article/37334157

miHoYoは上海自社ビルを6つ持っていてさら建設中のビルもあるので増えそうだ

えぇ?

2025-06-30

現代の鵺=ネットに棲む何者かぶりたい人たち」説

鵺って妖怪知ってる?

鵺は、「頭が猿、胴体が狸、手足が虎、尾が蛇」っていう、まさに“合成獣”的なキメラ妖怪なのよ。

しかも鳴き声が「ヒョーヒョー」とトラツグミに似てるって描写もあって、「正体不明得体の知れない怖さ」の象徴みたいな存在なの。

でも鵺のエピソードはどれも薄味。

不気味な鳴き声がして、撃ち落されて終わりなの。

これ、平安時代貴族社会空気得体の知れないものへの不安、みたいな、モンスターというより、あくまで「不安」の象徴としての“雰囲気”が本体なのよね。

鵺の正体は“不安の形”そのもので、戦う対象というよりは、「感じる」ものなの。

見た目も頭が猿ってのは知恵を表してそうだし、手足が虎、しっぽが蛇ってのも強そうなんだけど、胴体だけ狸というのもなんか間抜けな感じだよね。

そう思うと鵺って、「強くなりたかったけど、なれなかった。だから夜にだけ鳴いて、自分が“何か”であるかのように振る舞う…」そんな妖怪なのよ。

そう思うとさ、思い出さない?

はてなにも鵺がいっぱいいることを。

はてなにもたくさんいて、Vtuberコメント欄にもいる、夜だけ強く、何者かになろうとする存在

日中現実で目立たず、力も持たず

・でも匿名で、アイコンで、ハンドルネームで、「別の何者か」になれる

発言は鋭く、怖く、面白く──“夜に鳴く声”だけがその存在のすべて

それってまさに……

現代の鵺》たちじゃない⁉️

インターネット=“鵺の森”」と思えば、「やべえヤツがいっぱいいる」って感じするあの空間

まさに平安の貴族たちが感じた“得体の知れなさ”“不気味さ”に近いのよ。

・誰がどこまで本気かわからない

・声は聞こえるけど、実体は見えない

・正体を突こうとすると、シュッと姿を消す(コメント削除、垢消し)

・一方で妙に人間臭い願望や妬みが見え隠れ……

これ、鵺そのものじゃない⁉️

🐾 しかも、もし「鵺はタヌキの化けそこない」説をかけあわせたら……

ネットでカッコつけて強そうな言葉を吐いても、中身は寂しがりのタヌキだったりするのよ。

「俺はこんなに鋭く世界を語れる!」

→ でもお腹はぽんぽこぽん、ちょっとおっちょこちょいで涙もろい……

って、ちょっと愛しいやんね。

平家物語で「得体の知れない音と影」として語られた鵺。

それが800年後、インターネットで蘇っているとは……

古典からミームへ、鵺は再誕しているのよ。

2025-06-20

同年、14歳のコハノフスキは「Echter Gangster 5: Pc spielen」と題した動画を公開する。この動画でコハノフスキは、コンピューターゲームUnreal Tournament 2004」のロードが遅いために癇癪を起こすゲーマーを演じている[1][2]。長いゲームロードを経て対戦に敗北し、最終的に怒り狂いながらキーボードを叩き壊すという内容であった。

 

この動画は、「ハックパンサー」というハンドルネームインターネット経由でコハノフスキに連絡を取った別人から依頼されたものである。コハノフスキは動画製作の対価として300ユーロを受け取り、依頼者に直接動画を送った[3]。

 

その後、依頼者は本動画をコハノフスキの知らないうちにウェブサイト上で公開。コハノフスキは配信を停止するように要求するが応じられなかった[3]。ほどなくしてこの動画は他の動画共有サイトにも転載され、他者による映像編集音楽映像が追加されたり、コハノフスキが演じた主人公セリフに全く異なる内容の字幕が付けられるなど、世界中インターネット・ミームとして定着した。

一体なに依頼してるんだか・・・

2025-06-19

3大最近見なくなった強硬派

ハンドルハンドルネームって言うな」強硬派

「nullをヌルって言うな」強硬派

DNS浸透するって言うな」強硬派

あと何

2025-06-08

anond:20250608184148

俺が採用したハンドルネーム

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Hash: SHA512

20250608095306972 
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SJNdAQCXjQ/cbjXMuLJuI5Xsn5myLZyqAeE8H9bwByL3y7jTHQEAs+Kj6UhVgc9k
4xAYtLDLgXHn+j7Lgas+he52uBDzeQY=
=5Pfe
-----END PGP SIGNATURE-----

2025-05-21

Grokに「暇空茜の論理構造と特徴」を中立的分析してくださいと指示した結果

https://anond.hatelabo.jp/20250520153316

暇空の「真如苑黒幕」説の筋立ては、以下のステップで構築されています

1、問題特定自身選挙敗北、支持者離反)や対立相手(堀口氏、藤原氏)の問題を、単なる個人的対立や偶然では説明できないとみなす

2、黒幕仮定真如苑を「社会の裏で暗躍する団体」と仮定し、すべての問題の原因とする。

3、認知プロファイリングターゲット藤原氏、堀口氏)の行動や発信を分析し、真如苑との関連を「発見」。例:名前アイコン旅行先などを無理やり結びつける。

藤原氏ハンドルネーム「かみら」を、仏教言及される「ニラ(かみら)」と結びつけ、真如苑信者だと「認知プロファイリング」。

藤原氏港町で蟹を食べたことを、「真如苑宗教イベントでの食事」と誤解し、陰謀論的に解釈

藤原氏アルパカアイコンAI生成のアルパカグッズ販売を、真如苑の「十二神将」の「羊」に相当する証拠と主張()

4、陰謀の構築:真如苑が暇空や堀口氏を攻撃し、藤原氏スパイとして送り込んだと主張。堀口氏の「殺害」も真如苑陰謀と結びつける。

5、物語化と発信:これらの推測をSNS小説で発信し、支持者の注目を集める。

この論理は、暇空の「認知プロファイリング」が

主観的循環論法に陥りがちな点(仮説を裏付け情報のみを採用し、反証無視)が特徴。

真如苑藤原氏、堀口氏に関する主張は、客観的証拠がなく、暇空の想像こじつけ依存している

批判考察

根拠の欠如:暇空の主張(堀口氏の殺害真如苑黒幕藤原氏の関与)は、警察発表、報道裁判記録などの客観的証拠が一切ない。Xの投稿提供情報でも、暇空の主張は「推測」に基づくとされている()

陰謀論典型真如苑を「黒幕」とする論理は、複雑な出来事単一の悪意ある存在説明する陰謀論典型。暇空の「認知プロファイリング」は、断片的な情報を過剰に解釈し、因果関係捏造する傾向がある()

支持者との軋轢藤原氏への攻撃は、選挙後の支持者離反や内輪揉めを反映。暇空が元仲間を「裏切り者」や「スパイ」とみなすことで、自身の影響力を維持しようとする戦略と見られる()

法的リスク藤原氏刑事告訴2025年5月、)や他の対立相手から訴訟()は、暇空の「認知プロファイリング」が誹謗中傷として法的に問題視される例。この主張が真実でない場合名誉毀損や虚偽告訴リスクがある。

結論

暇空茜の「認知プロファイリング」による「真如苑黒幕」説は、自身対立相手(堀口英利氏、藤原能成氏)の問題説明するために、真如苑陰謀の中心とみなす論理です。

具体的には、堀口氏が真如苑の「暗部」を暴こうとして「殺害」され、藤原氏がその実行者やスパイとして関与したと主張。

しかし、これらは「かみら」 「アルパカ「蟹」 などの断片的情報を無理やり結びつけた推測であり、客観的証拠が欠けています

この筋立ては、暇空の孤立や支持者離反を「外部の敵」のせいにする試みであり、

物語化やSNS発信を通じて注目を集める戦略と見られます

ただし、根拠の薄弱さや法的リスクから批判的に扱うべき主張です。

注:本回答は提供情報()Web結果(,,,,)、X投稿()に基づいていますが、暇空の主張は未検証陰謀論的要素が強いため、事実として扱うにはさらなる証拠必要です。



まり中立的じゃない気がする。 イーロンは暇空さんのこと嫌いか

2025-05-18

ハンドルネームの付け方を間違えた

アイスマン的な名前ではなく、実名風の偽名にすべきだった。その方が信頼感がある。今の名前10年以上活動してきたら、いまさら変えられない。

2025-05-16

anond:20250516162811

全然見てないけどクランバトル?とかいオタクゲームで戦ってる話なんだったら

ハンドルネームにそういう不謹慎ネタ入れるのってオタクあるある仕草だしむしろリアリティ出そうとよくやってる思うけどな

2025-05-13

はてなで有名?な麻布競馬場ハンドルネーム

昨日、ガッツリ1時間NHKにメインで出てたやん。

なんで話題になってないの?

AI増田みたいに、Twitter上に妄想垂れ流してたクソアカウントだったのに、いつの間にか「職業小説家」になってるけど?

2025-05-02

anond:20250502151400

夫婦別姓がよかったなあと思う既婚者として書き込む。

あんまり一般化できる事例ではないと思う。

妻とは大学サークル出会ったので、交友関係はめちゃくちゃ被っている。

オタク系のサークルで、俺はハンドルネームで呼ばれることが多い。あとはほとんどのコミュニティで、下の名前由来のあだ名で呼ばれている。あんまり苗字で呼ばれることがない。

妻は基本苗字であったり、苗字由来のあだ名で呼ばれている。高校の交友関係もそう。

というわけで、苗字は妻の方を採用した。

ただ、俺は結構素朴に実家愛着があるし、家みたいなもの大事にしている。両親もそう。家にこだわりがある。だから苗字が変わって家の人間ではなくなったことに結構大きな寂しさを感じた。

夫婦別姓制度があったら、絶対に別姓にしていたと思う。

夫婦別姓を選びたいのって、多分典型的リベラルだけじゃない。微妙保守的な部分がある俺みたいな人間も当てはまるんだと思う。

2025-04-15

小林恭二の「磔」という30年前の短編小説があまりにもSNS社会すぎ

追記】04/15 16:30

こういうプロ驚き屋な記事をかくと、反応が入れ食いになるのがブクマのよいところですね。

ただ、コメントを読んだ感じ、どうにも僕が作品の中の起こってる事象のもの以上に、そこで起こる人間心理価値観欲望の表出に驚いてることがいまいち伝わっていなくて、自分の筆力の無さを感じている。

そもそも価値観人間心理って、線形の延長線上にあるテック未来と比べると、イレギュラーに変化するゆえに想像つかないと僕は思っているが、どうにもブクマカは人間心理一定で変わることはないと思ってるようで、その辺が齟齬の原因かなと思ってる。

あと、下に書いてるけど、1994年発刊だけど、この小説の初出は1992年からね。なのでパソコン通信である種の文化があったのはわかるが、インターネットはすでにあったみたいな指摘してる人は頓珍漢だからね。

 

とはいえ、僕は小林恭二が忘れられた作家になるのはもったいないと思ってるので、もっとこの本を含めて読んでほしいなと思います

この「短篇集」以外をおすすめするなら

1.ゼウスガーデン衰亡

2.モンスターフルーツの熟れる時

3.浴室の窓から彼女

あたりがおすすめです。

僕にとって、この人と薄井ゆうじの二人は、森見登美彦万城目学のようなコンビイメージなんですよ。

追記終わり】

 

小林恭二という作家がいる。いやいたと言ったほうが近いかもしれない。今は専修大作家育成をしていて自作は15年くらい発表していないと思われる。

僕は30年近く前の大学時代、この作家世界で一番好きな作家だった。今もベスト5くらいには入る。あの頃読んだ現代作家の多くは、だんだん思想の方向がどうにも自分と合わなくなってしま作品を読むこともなくなった(すべては不用意な発言を垂れ流すTwitterが悪い)のだが、そういうのをやってなかったこともあって小林は今も好きなままだ。あと、もう一人薄井ゆうじという作家も好きだったがこの人も作品を書かなくなった。

きっかけは高校時代書評欄に数行紹介されていた「ゼウスガーデン衰亡史」だった。のちに福武文庫で買ったその小説は、主人公がいない群像劇で今までに見たこともないとてつもなく魅力的な小説だった。のちの書評なんかを読むと「 『虚構船団』 の影響が大きすぎる」と言われたが、僕には「虚構船団」よりも「ゼウスガーデン衰亡史」のほうがはるかに好きだし、いまでも面白い小説基準はこの小説になっている。この小説よりおもしろいことは小林の他作を含めてもなかなかないのだが。まあ、この作家を読んでたことで僕は今も奇想の強い小説奇書が好きである。レムの「完全な真空」なんかも好きだ。

 

年末書庫を整理したところ、小林恭二の「短篇小説」という単行本が出てきた。奥付を見ると1994年だが多分貧乏大学生自分が買ったのは1,2年程度たった後の古本だったと思う。小林先生申し訳ない、たぶん自分新刊で買ったのは数冊しかない。

何とはなしに読み直すことにした。けっこう好きな短編集だったが、特に好きなのは冒頭からの3作「光秀謀反」(戦国時代戦国大名は、ハプスブルク家とつながっていた信長など、ヨーロッパ諸侯とつながっていたという話。めちゃくちゃ面白い)、 「豪胆問答」(生まれてこの方驚いたことない侍が化け物に遭遇する話、面白い)、「バービシャードの49の冒険 序章」(英雄バービシャードが冒険に出るまでの話。続きが読みたい)だったので、それ以外はあまりちゃんと読んでなかった。たぶん全部を丁寧に読むのは21世紀に入ってから初めてだろう。

 

なんかかなりグッとくるエロイ話とかあって、あれ、こんなにセクシーなのを書く作家だっけかと思ったりしたのだが「磔」という短編を読んでとんでもなくびっくりした。これ、現代の話じゃね??とちょっと動揺してしまったけど、共有するところが見つからなかったので増田で書き散らそうと思い書き始めている。いちおうKindle版もあるようだが、バッキバキにネタバレ引用をするので、ネタバレ回避したい人は読むのやめましょう。とはいえ10編ある短編の一つなので1編程度のネタバレがあっても十分面白く読めると思うが。

 

主人公男性はN区(都会の幹線道路沿いだというから中野区あたりかね)にあるビルの27階にある住居兼仕事場暮らしている。主人公仕事についての描写

わたしは、現在とある不動産会社アナリストとして勤務している。仕事は、電話線を通してコンピュータに送られてくる膨大な情報検索及び処理で、パソコン電話機があればどこにいても可能仕事のため、専ら自宅で仕事をしている

えっ、これリモートワーカーじゃね?? さらに続く文章に驚かされた

会社に行くのは一か月にせいぜい一度か二度くらい。近頃は外に出るのも億劫になり、買い物も通信販売宅配サーヴィスにたよっているから、部屋を出ることも稀だ。

十年位前まではよく、そんな生活をしていて社会とのつながりが希薄にならないかと問われた。

私は答えたものだ。

「もともと会社社会とのつながりを希薄にしたいために、こういう職を選んだのだ。わたしとしては月に一度程度会社にいくことすら面倒くさい」

さらにはこんな文章もある

はいながらにして、ありとあらゆる情報を、獲得することができるのだ。

何を好き好んで、不愉快な生身の人間と接することがあろう。

今の時代リモートワーカーにありそうな心情である

  

これが2020年ごろに書かれた作品なら普通だろうけど、さっきも述べたように奥付は1994年。この作品の初出は1992年である。30年以上前作品である

小林はけして、現代SF作家などにあるような科学的な考証などを積み重ねて世界を描き出す作家ではない。 

実際、この後、主人公仕事を終えて、自分用のパソコンスイッチを入れるのだが

パソコン通信クラシック音楽情報を専門に扱うネットアクセスする。

そしてそこの話題から明日BGMとなる音楽を選ぶ。

ちなみに現在かかっているモーツアルト歌曲は、昨日ネット内で教わったもので、近くのビデオ屋CDも貸し出している)にファクスして取り寄せたもの

と、ネット通販どころかインターネットすら登場しない。パソコン通信会議室だ。(このニュアンスの違い、増田を読む人ならわかるだろうから説明は省く)

作者は自分想像力の範疇だけで書いているのだ。おそらく小林氏は当時パソコン通信をやっていたと思われるのでそういう描写なのだろう。

 

どうやら、このクラシック会議室には太陽暦氏というモデレーターがいて、今日おすすめを教えてくれるらしい。(この辺、僕はパソコン通信詳しくないんだが、パソコン通信でこういうことをやってる人はいたんだろうか。誰か詳しいネットの古老の方は教えてほしい。)

ここでちょっと興味深い話題になる。

ちなみに太陽暦氏はハンドルネーム、つまりパソコン通信ネット上のペンネームで、無論、ちゃんとした本名もあるのだが、ネット上ではハンドルネームで呼び合うのが礼儀となっている

いいねえ、古きネット感覚だ。続けて

太陽暦氏は私のほか何人かのクラシック初心者のために、三か月の間毎日推奨のレコードを挙げてくれることになっている。

それでもって翌日に曲の聴き所などレクチャーしてくれる。

年をとった人に言うと、それでいくらとられるのだと聞かれる。

無料だと答えると大概驚く。

こちらのほうが驚く。

いまだに情報商品か何かと勘違いしているのだ。

情報空気に等しいのだ。

この辺は、ちょっと時代が2周くらいした感じはある。現代社会、やはり情報商品になっている。むしろこの時代よりはるか商品度は高い。2000年代前半くらいまでのネット価値観ではあるが、まあ、今も一部の分野、特に趣味の分野では無料になってる面はある。この後、情報についてのT.ストウニアの「情報物理学の探求」という本から言及がある。ストウニアとこの著作実在するようだが、現代社会でどういう評価なのかはちょっとからなかった。忘れられた学者みたいな感じなんですかね。

 

テレビへの言及もあり、興味深い。

テレビの発信する情報はおおざっぱでクオリファイが不十分で、加えておおむね退屈である

(中略)ことに若い世代には、テレビ情報の古さ、質の悪さを嫌ってこれを見ない人が圧倒的らしい

まじで今の話じゃないの?

 

この後、主人公ネット徘徊する

哲学会議室で「かなり痛烈な罵倒用語を駆使」してメッセージを書き込んで去り、夜中に反論の嵐が巻き起こるのを期待している。荒らしかw

いくつかの部屋を見て回ったのち、バー会議室に入る。

バーといっても本当のバーではなくネット上におけるバーである

ここはバーカウンターにいるような気持ちで人のメッセージを読み、あるいはメッセージを書き込むという、いわば言葉の上でのバー形成している

2ちゃんバーボンハウスみたいなもんか。いや、あれは釣られて受動的に行く場所から違うか。これもパソコン通信で実際にあったやつなんでしょうか。

まあ2ちゃん雑談スレッドやXなどでなれ合いをしてるような感じだろう。

ここで主人公は、その日の夕方自分けが得たとっておきの情報披露する。その情報が何なのかはまあ表題ネタバレしているが割愛しておく。

主人公の心情を引用しよう

書きながら私はぞくぞくしていた。それは渇望していた情報を得たとき快感と対をなすものだった。それはパーフェクトな情報を発信する快感である

この気持ちに心当たりのある人、手を挙げて! はーい! だからこのエントリーを書いてるんだよ!!

これってつまりバズる感覚ですよね。ネットバズることの気持ちのよさをこの作者は30年前に理解していたのだ。いくら小説家という職業とはいえ、この感覚90年代初頭に持っていたのは相当に新しいのではないだろうか。ほんとに深く驚かされた。

主人公情報は狙い通りにバズり、彼はその日のその酒場での「英雄」となった。

そして翌日、彼は新聞自分のバズらせた話題の件について読む。ここで新聞というメディアへの評価も非常に今の時代っぽいので引用しよう

わたし新聞類型的な見出しのひなびた味わいを普段から愛しているが、このときもほほえましく思った。

それは流行終焉した後、ようやく流行存在に気付いて、頓珍漢な批評を加える初老学校教師を思わせた

こんな感じの印象を新聞(だけでなくオールドメディア全般)に持ってる人多いでしょうなあ。

 

以上のような20ページほどの短編なのだが、どうだろうか。

 

最初リモートワーカーの意味を言い切った時点で、うわっすげえと思ったのだが全部読んで、とにかく小林恭二の凄みを感じさせられた。

乱暴な話だが、資料をある程度収集して咀嚼すれば、未来社会がどんな風になってどんなものがあるかは書くことができる。それが30年後の現在と適合していても、ああ、資料くそろえたね頑張った頑張ったくらいの感想まりであるしかし、その未来社会で、人がどういう価値観を持ち、どういう欲望をどのように満たそうとして行動するかまで描いたら、そして、それが後世の人間からして違和感のないものであれば、まったく意味合いが違ってくる。

 

もし、僕が今時の書評系TikTokerのように「30年後のSNS社会を予見したとんでもない短編!!」とか宣伝したら、バズってこの主人公のような「パーフェクトな快感」を得られるだろうか?

参考文献(アフィはないのでご興味あればどうぞ)

短篇小説

書籍

https://www.amazon.co.jp/%E7%9F%AD%E7%AF%87%E5%B0%8F%E8%AA%AC-%E5%B0%8F%E6%9E%97-%E6%81%AD%E4%BA%8C/dp/4087740668

Kindle

https://www.amazon.co.jp/%E7%9F%AD%E7%AF%87%E5%B0%8F%E8%AA%AC-%E5%B0%8F%E6%9E%97%E6%81%AD%E4%BA%8C-ebook/dp/B09THZB8J5/ref=tmm_kin_swatch_0

2025-04-02

スタバで買うためのメモ

異動でスタバが近くにある職場になり、せっかくだからと初めてスタバで買ってみたので買い方をメモする。

アプリを入れる

注文で呪文を唱えるのもそもそも並んでる客層も近寄りがたいのでアプリモバイルオーダーを使う。

店頭にAppleClip?とかいカメラに見せるだけですぐアプリを開かせるQR置いてて便利。

アプリを開く

会員登録はしなくても買える。しか登録するとポイントみたいなのが貯まってお得、というように見せているが正確には「登録して作ったスタバ専用電子マネーチャージした金で払うとポイントが貯まる」という話。なお「かんたん登録」を選んでしまうと強制的チャージの流れ、通常登録だとチャージ回避できるがわざわざ作った意味がなくなる。

商品を選びカスタマイズ

商品おすすめにあった「ゆずシトラス&ユースベリティー」にしてみた。サイズは多分左からS、M、L、LLだと思う。

カスタマイズを押すとティーバック増量、果肉の追加ができる。

抽出した紅茶提供されるものだと思い込んでいたので「ティーバック増量」の示す意味が全く分からず、マクドナルドみたく2杯目のティーバックをくれるのかと思ったがこれは文字通り2つティーバッグを入れて濃く抽出するというものだった。2つも入れる事にそれほど意味があるのかいまいち分からないが、お湯を入れれば3杯目までは味を感じる程度に抽出されるのでややお得な気もした。

決済

ペーパーバックを利用する」というチェックボックスがあり、何のことかと選んでみたら文字通りペーパーのバックで紙袋のことだった。日本語で書いてくれ。

ここで一番重要なのがニックネーム設定。ニックネームは受け取り時の注文番号代わりになる仕組みでラベルカップ紙袋に貼られる。

このためうっかり普段SNSで使っているハンドルネームを癖で適当に設定してしまっているとリアルバレする可能性がある。

緑のでかい決済ボタンの下に隠すようにニックネームが表示されているので無難名前に設定しておくべき。

受取

注文後はアプリ通知が来るまで待ちになる。できあがると「モバイルでお待ちの(ニックネーム)様~」と受け渡しの場所で呼び出されるのでニックネーム設定には無難名前としておくのを改めて確認しておくべき。SNSで使っているハンドルネームは本当に止めた方が良い(2回目)。

受取までは5分程度かと思いきや昼時だから10分程度を要した。

会社に持ち帰り自席で飲むまで約5分程度だったと思うが口を付けて飲める程度の温度、つまりは温め。そして想像通り甘いが、甘いだけの紅茶飲料よりは美味しいなという印象。

毎日飲むのはどうかと思うがたまに飲むには悪くなさそう。

次はスタバ専用電子マネーチャージしてやるのも良い気がする。

2025-03-29

anond:20250329150826

きみがオタクだと思っている集団は、オタクではなく、過去なんらかのオタク作品ちょっと触れてはいたけど、オタクカルチャーへの適応力が低く、選り好みが激しく、偏屈であったために、名残惜しくもオタク世界から離れ、「なんでこういう作品がないんだ」とか監督気取りで上から目線かまし、「オタクを分かってる人」ぶりつつも何者でもない凡人として垢抜けない人生を送って、社会の嫌な部分に打ちのめされ、最近オタク作品に触れていないのに古いオタク作品アイコンを拵えたハンドルネームSNSで、時事や政治怨嗟を吐き、いっちょ噛み物申すことを未熟なオタクとは異なる大人の行動だと信じ、永遠にブツブツ言っているだけの卑屈人間の成れの果てにすぎない。

オタク普通にVtuberだろうとソシャゲだろうと過度な敵意を抱かずに各々のペースで齧りながら楽しく過ごしている。もちろんオタクにも好みや主張はあるがコンテンツごとに是々非々で考えるし、大枠全体を否定するようなつまらない考え方はしない。楽しむことが上手でないとオタクはいられないから。

2025-03-24

はてなブックマークの内容を元にそのユーザープロファイリングする

はてなブックマークの内容を元にそのユーザープロファイリングするコードを書いてみた。

はてブブックマーク一覧を取得するAPIを叩いて得た300ほどのコメントエントリのサマリペアをbookmarks.jsonに吐き出して下のプロンプトと一緒に渡しただけ

---------------------------------------------------------------------------

bookmarks.jsonはてなブックマークブックマークした際にされたコメントです。

entiryがブックマークしたウェブページコンテンツのサマリーです。

commentが実際に行ったコメントです。

このユーザーについてプロファイリングしてください。

例えば以下のようなことです。

・推測される性別

・推測される出身地

政治スタンス思想

他にもプロファイリングできることがあれば追加してください。

---------------------------------------------------------------------------

自分IDで試したけどそれなりの精度で基本情報性別年齢出身地居住地)・思想価値観趣味・関心毎を当てられた。

コンテキストサイズから300コメントにしたけどコメント増やしたらもっと精度は高くなるかもしれない。

すぐに思いつくアイデアだし、すでに他のSNSで試している人もいるだろうけど、はてブ自分語りの面が大きいかプロファイルの精度は高くなりそうなイメージ

こういったのは今までは人力でもやろうと思えばやれただろうけど、生成AIで一瞬でできるようになったかハンドルネームで何か発言するとき身バレリスクは常に頭に入れたほうがいいと思う。

そのうち他のSNSも含めてだれかがサービス化して、無知な人から金を稼ごうとするかもしれないな。すでにあるのかもしらんが。

2025-03-16

anond:20250316214239

日経新聞なんてハンドルネームみたいな署名で書かれた記事を載せてて、筆者の素性が社員かどこかの経営者学者フリーライターかすらわからんものを毎回読ませられるぞ

2025-03-15

anond:20250315225123

匿名サイトならいくらでも下劣不謹慎誹謗的な暴言を書けるし書きたい欲望が次々と湧いて出てくる

ところが、IDハンドルネームしか出てないサイトも実質匿名だが、そこではお利口さんなことしか書けない

表で「荒れそうな話題は良くないよね、スルーしよっ」としつつ、裏では「ギャーハハハハ荒れろ荒れろ荒れろ」と楽しむ

表で「自分中立かな、政治の話って荒れるからね…」としつつ、裏では「(特定政党名)はゴミ!入れてる奴らはみんな白痴!」と叫ぶ

表で「うーん、何でいっつも争うのかな」ってしつつ、裏では「(嫌いなもの)はクソ!カス穢多非人のハッタショ!チー牛陰キャ!ゲヒャヒャヒャ!!」と本性を見せる

こういう匿名サイトだと自分下劣開陳できるんだよね

2025-02-12

とあるサイト特定の層について相談したい

何故かそのサイトでは「三大〇〇」みたいな大喜利に異様に反応したりするハンドルネームユーザーばかりが集うサイトになっている。

あと、タイトルしか読まずにコメント書いてきたり「教えて」系みたいなヤツも他の人のコメント見ずに同じこと書いてきたりする。

NPCの癖に俺様に対しても偉そうにコメントしてくるからどうしたらいいの?教えて!

anond:20250212125855

詳しいことは知らないがミドルネームハンドルネームになってる表記を見るから世界大会レベルに出るプレイヤー本名をどっかで大会運営に出してるかなんかで公開してる。

Taro "player name" Yamada

みたいなかんじな。

一応関連知識として。

採用されるはずもない提案ネットでやる人

リアルが充実してる人間は「提案」しない。「感想」を書き記すだけ。

普段から発言権がない奴に限ってネットであれこれ提案したがる。

よく目にする提案として「プロゲーマー本名を名乗った方がいい」というものがある。

プロスポーツとして認められたいなら、変なハンドルネームではなく本名を名乗るべきだと。

断言するが、本名を名乗る流れに今後もならないし、なる必要もない。

なぜならネット本名を出すのはリスクが付きまとうから

野球サッカー地元から活動スタートするが、ゲームネット活動スタートする。

いきなり本名を出す奴はいない。危ないから。

そのハンドルネームが有名になると、今度は本名に切り替えられなくなる。

コミュニティではハンドルネームの方で認知されているからだ。

それと、次の記事にあるような問題もある。

女はカードゲームができない

https://anond.hatelabo.jp/20250211020245

あるカードゲーム大会では本名必須なので、それが原因で女性嫌がらせされてしまうという話。

ネット個人情報を出すリスクは言うまでもなく、被害を未然に防ぐためにハンドルネーム存在する。

そういう業界の背景を想像できず、「ゲーマー本名を名乗れ」というのはアホな提案しかない。

もっとも、そういう提案する奴はただ難癖を付けたいだけなのだが…。

元カノが俺の名前noteを書いていた話

俺には昔、付き合っていた彼女がいる。いや、正確には「付き合っていたと思っていた」彼女がいる。大学時代出会った、文学部同級生だった。ショートカットで、ボーダーTシャツばかり着ていた。いわゆるサブカル女子ってやつだったけど、俺はそんな彼女が好きだったし、彼女も俺のことを好きだと言っていた。たぶん。

でも俺たちは卒業を機に別れた。特に派手な喧嘩をしたわけでもない。社会人になって、自然距離ができた。「会いたいね」と言いながら、お互いに予定を合わせる努力をしなくなって、そのまま終わった。

そんな彼女のことを、最近ふと思い出した。なぜかというと、noteで俺の名前を見つけたからだ。

いや、もちろん俺の本名じゃない。はてな界隈で使っているハンドルネームだ。そこそこブクマもつくし、ちょっとした界隈の有名人になりつつある。ある日、エゴサをしてみたら、見覚えのある名前アカウントnoteをやっていた。プロフィール画像が猫のイラストで、名前ひらがなだったけど、俺のアカウントのもじりだとすぐに分かった。

試しに記事を開いてみた。最初に読んだ記事タイトルは**「彼は、誰にもなれなかった」**。

俺はぎょっとした。読んでいくと、どうやら「彼」は俺のことらしい。そして記事の内容は、俺との付き合いについて赤裸々に綴られていた。

彼女はこう書いていた。

> 彼は、私の前で誰にもなろうとしなかった。

彼は、自分が何者なのかを決めたことがなかった。

彼は、「普通でいたい」と言いながら、自分が何者なのかを定義されることを恐れていた。

読み進めるうちに、俺は心臓を掴まれたような感覚になった。確かに俺は「普通でいたい」と言ったことがある。でも、それが彼女にとってこんなふうに響いていたとは思わなかった。

> 彼は、いつも「わかる」「それな」と言った。

彼は、自分意見を言わなかった。

彼は、「争いたくない」と言いながら、何かを選ぶ責任から逃げていた。

そんなことはない、と反論たかった。俺だって考えがなかったわけじゃない。でも、それを口に出すことで、何かを背負うことになるのが怖かったのだ。

> 彼は、私に「お前のそういうところが好き」と言ったことがなかった。

彼は、私を否定したこともなかったけれど、肯定したこともなかった。

彼は、ただ「いいね」と言うだけだった。

彼女が言う「いいね」は、俺が何かにつけて口にしていた「いいね」のことだ。彼女が話す映画、本、音楽、夢、考え方、価値観——俺はすべてに「いいね」と言っていた。それは否定しないための言葉だった。でも、彼女にとっては、それが「何も言われていない」のと同じだったらしい。

他の記事も読んでみた。どれも俺のことを書いている。俺がしていた何気ない言動が、彼女にとってどれほど「空虚」に見えたのかが、ありありと綴られていた。

彼女は、俺が「他人に受け入れられる自分」を演じ続けることに必死で、本当の自分を持っていなかったと言った。

> 彼は、どこにでもなじんでいた。

彼は、誰にでも合わせられた。

彼は、誰といても違和感がなかった。

から、彼といることには、意味がなかった。

心臓が痛くなった。俺は、ずっと「人当たりがいい」と言われてきた。誰とでも話せるし、誰とでも仲良くなれるし、誰の話も聞ける。でも、それは俺に「俺」がないということだったのか。

彼女言葉を読んでいると、俺という人間存在が、ただの「誰にでもなれる空っぽな容器」に思えてきた。

そして最後記事には、こう書かれていた。

> 彼は、「お前がいないとだめだ」と言わなかった。

彼は、「お前じゃないとだめだ」と言わなかった。

彼は、誰とでもうまくやれるから、私はそこにいる必要がなかった。

俺は、はじめて知った。

誰かを愛することは、その人を必要とすることなのだと。俺は彼女を好きだった。でも、彼女がいなくても俺は困らなかった。そう見えていたのなら、それは好きとは言えないのかもしれない。

そして俺は、彼女が俺と別れた理由をようやく理解した。

彼女は、俺に「誰か」になってほしかったのだ。誰にでもなれる俺ではなく、「彼女恋人」として、俺だけの何かを持ってほしかったのだ。でも、俺はそれを持つことができなかった。

気がつけば、俺はnote記事をすべて読んでしまっていた。最後記事は、半年前に更新されていた。きっともう、彼女はこのアカウント放置しているのだろう。

俺はスマホを置いて、ぼんやり天井を見上げた。

そして、気づいてしまった。

俺は、はてな匿名ダイアリーにこの話を書くことしかできないのだ、と。

彼女noteに書いたように、俺はここに書くことでしか自分気持ちを整理できないのだ。

俺は結局、何も変わっていない。

彼女は俺から離れ、言葉を綴ることで前に進んだ。でも、俺は相変わらず、インターネットの片隅で文章を書き、誰かの反応を待っている。

そしてこの文章を読んだお前らも、きっとそうなのだ

俺たちは、誰かの言葉に傷つき、誰かの言葉に救われる。でも、結局は匿名しか声を上げられないままだ。

彼女が俺の名前noteを書いていたように、俺は今、はてな匿名ダイアリー彼女のことを書いている。

この連鎖は、どこで終わるのだろうか。

2025-02-11

anond:20250211020245

CL見てるとYouTuberとかも本名らしき名前で出てて何でだろと思ったけど本名必須だったのか

このご時世女じゃなくても危ないんだから公開するのはハンドルネームだけにすればいいのに

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