はてなキーワード: 住宅展示場とは
今年に入って3回ぐらいプリキュアショーが悪い意味で話題になっている。
というか、毎年それなりに話題になっている。
ショー観覧時の大声についての注意事項がネットニュースに掲載された……ぐらいはパッと思い出せる。
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2411/28/news045_3.html
一部の大人プリキュアファンが「子どもたちとファミリー向け」の領域にまで踏み込み、ファミリーに迷惑を掛けてしまうトラブルが今まで以上にSNS上でも観察されるようになってきています。
私もプリキュアのオタクなので、大きなライブなどのイベントに加え、
行ける範囲での小規模イベント(展示場のキャラショーなど)には足を運んでいる。
運がいいだけかもしれないが、見る限りでは
・ほぼ全てのイベントで前方のエリアは親子連れ専用のエリアになっている
・オタク(いわゆる「大きなお友達」)のほとんどは、大人だけで入っていいエリアで注意事項を守って見てる
イベント中にスタッフに注意されるような大人はほぼ見た事がない
というのが実情である。
当然全員が知り合いではないが、
「プリキュアというコンテンツを楽しんではいるが優先されるべきなのは対象年齢の子供たち」
「オタクが迷惑をかけて『大人は出禁です』となっては困るからマナーを守る」
これは注意事項を理解できず、自分と子供たちの違いに気づけていない人、
端的に言ってしまえば知的障害やその他の精神疾患を抱えている大人が起こしている事件なのではないかと思う。
いるのだ、だいたいどんな会場にも「あっ……」となってしまうような、
ショーを待っている間ずっと大声で独り言を喋ってたり、
イヤホンなしでスマホから音楽を流しながら一緒に歌ってたりするような大人が。
距離をとりつつ見てると、ショーが始まった途端そりゃないだろってレベルの大声で「こんにちは〜〜〜!!!」である。
子供達は当然びっくりして振り返るが、正直オタク側もそういう「何をするかわからない奴」は怖い。
プリキュアのイベントではないが、プリキュアのイベントと同じ日に同じ会場でやっていた、
プリキュアに出ていた声優さんのライブ中、勝手にステージに上がり込んだ人もいた。
一回注意されても今度は客席側から写真を撮ろうとして(当然撮影禁止)オタクに引きずられてスタッフに突き出されていた。
その後のプリキュアのイベントも見てたらしいし(普通に危ないし出禁にしろよ)プリキュア目当てで来てたのだろう。
全部が全部知的障害者による事件ではないと思うが、ここまで注意事項を守らないどころか普通そうはならんやろという事件まであったら、
注意事項も守らないんじゃなくて「理解できない」と考えるほうが自然に思える。
見てて「あっ……」となってしまうオタクはどのようなコンテンツにもいると思う。
ただ、そういう場に子供がいて、怖がらせてしまっているというのがプリキュア(キッズ向けコンテンツ)特有の問題だ。
そういった事が起きると、当然他の客がイベント運営に苦情を入れる。
苦情を受けてしまった以上、イベント運営側は対処せざるを得ないわけで、注意事項が追加されたり、規制が厳しくなっていく。
だが、そういった事件を起こした側はどれだけ注意事項が多くなろうとも、
そもそも何をしてはいけないのか理解できていないから同じような行為を繰り返す。
そうして起きた事をレポートとして誰かがTwitterに上げるとワッとバズって、
「プリキュアショーに来る大人ファンが〜」という見出しのセンセーショナルさに釣られて面白おかしく取り上げられる。
オタクの間でも注意喚起が回るけどそれも理解できなくて、また事件が起きて……というループが繰り返され、
結果的にルールやマナーを弁えてショーに足を運んでいるオタクだけが肩身の狭い思いをする。
……というのがプリキュアショーの界隈で起きている事なのではないだろうか。
それはヘイト・差別に他ならないし、そういった疾患を抱えている子供まで一緒に排除することに繋がる。
それに、私自身もある日突然そういう病気と診断されるかもしれない。
じゃあどうすればいいのか、という点については本当に難しい話だと思う。
「大人と子供でイベントを分けろ」というのが一番簡単なようだが、全国各地のホールを回るプリキュアショーや、競馬場、住宅展示場、ショッピングモール等での小規模なイベントは、
イベントが少ない地域ではその地方のオタク同士の交流の場、推し活の場として機能している側面もある。
しかもなぜか地方のショッピングモールとかでやるイベントに限って、かなり前のシリーズのキャラクターが来る。
放送していたのが何年も前で、今やイベントが少なくなった推しキャラの久しぶりのイベントだったり、
「子供の頃好きだったな」という世代の大人がイベントに行きたいと思っても足を運べないのは残念だと思う。
プリキュアにおける収益の割合でも大人向けアイテムによるものが多くなっているとも聞くし、そういったファンを無碍にはできないはずだ。
というか、もしそうなったら私も困る。
「俺たちも客として扱ってくれ」とは言わないが、多少なりともお慈悲を……と思う。
結論としては弱いのだが、「ルールとマナーを守ってイベントに足を運ぼう」しか言える事がない。
「ルールとマナーを理解できない大人」を排除する事ができないのであれば、そういうファンの割合を減らし、
「そういうことをする大人はイレギュラー中のイレギュラーだ」と示していくしかないのではないだろうか。
そして、もしそういう現場を目撃したら、スタッフに報告し対応を依頼するようにしていけばいいと思う。
オタク内での自浄作用は必要だが、過度にオタク同士での相互監視が進んでしまったり、
ブクマでも書かれてたけど、ここまでやっても普通の人が注文住宅で99点取るのは難しいよね。というか、俺も99点取れない。3年前にめちゃくちゃ色々考えて家建てたけど、それでも点数付けるなら90点くらいで「こうしておけば良かった〜!」って点は大なり小なりやっぱりある。
余計なお世話だと思うけど、点数上げるために俺が大事だと思うことをいくつか挙げるよ。
いろいろ書いたけど、家づくりはおもしろいし、自分が何を大切にして生きるのか考えさせられる良い機会。注文住宅でも建売住宅でもマンションリノベでも、自分の叶えたい暮らしに合った住まいを探して、QOLを上げていこうぜ〜!
現実的な話すると、みんなそれくらいの年収で、新築価格で、頭金なしフルローン・ペアローンで新築買ってる。
頭おかしいと思う。
相場も悪い。今東京近辺の戸建は10年前の倍くらいの価格になっている ありえん
それに引っ張られて中古戸建まで値上がりしている
自分はあらゆる諸経費込みで予算1000万にして、かなり古いがきちんとメンテ・リフォームされてる中古戸建を買った。10年で償却予定。結果大満足。
4000万っていうけど、購入時の諸経費とかだけじゃなくて
・防虫
・そのほか色々
あげていくとキリがないくらい金がかかる。
個人的には、ワンチャン失敗しても「大したリスクではない」程度の予算にしないとワンチャン詰むので怖い
また、具体的に欲しい家の仕様をかなり詳細な部分まで明確にイメージできないとあとで詰む
新築・中古にかかわらず、勉強しないといけない(知らずに買うとあとで詰む)ことが山ほどある
とりあえず、youtubeで住宅関係の動画を死ぬほど無限に見るのが良い
・基礎、断熱をどうするか
コストや施主からの人気を理由とした最近主流の仕様はゴミ仕様だらけなので、理由を把握したうえで避けないといけない マジでゴミ業界だ
以下が何言ってるかわからんならわかるようになってから検討しろ
・スレート10年20年で劣化して修繕費がえぐいほどかかる 40年50年住みたいならありえない そもそもスレートは塗り直してもあんまり意味ないし、結局ガルバでカバーしたり葺き直すことになり、100~500万くらいかかる
・軒ゼロ・軒短めだと外壁の劣化がひどいし雨の振り込み、太陽光の差し込みがきつい家になる
・屋根の防水紙は標準グレードじゃなくてちょびっと金かけて最高グレードの100年以上持つやつにしろ
・サイディングもマジでクソ建材
・ベランダは数年ごとに数万円~で防水塗装が必要、サボるとめちゃくちゃ雨漏りするし、放置すると白蟻で家の躯体が終わる 直すと100万とかえぐい金かかる
文教地区として北浦和を出してくるあたり、作者は相当入念に取材しているよ。
あるいは埼玉住まいの知り合いがいて家庭をサンプリングしているのかもしれない。
そして金額、浦和周辺はめちゃくちゃ高くて普通のサラリーマンには買えないんだけど、この金額もリアル。
もちろんちょっとネットで調べればすぐわかるんだけど、ベテラン作家は余裕で買えるから大半は庶民感覚がないんだよね。この庶民感覚がめっちゃリアル。
そう、浦和周辺は一度は検討して皆諦めていく。その心情の機微がすごく丁寧に面白おかしく描かれている。
モデルハウスでは夢を見せるらしく見栄えよく作ってあって、都市近郊ではでかくて建てられないんだよね。
売るつもりあんのかって思う。
私は家を見るのが好きなので単純に楽しめるけど、買えない家を見て無駄な時間を過ごしたらそりゃイライラするかもね。
それぞれの登場人物の心の揺れ動きが詳細に描かれている。
せっかく松尾先生のチャンネルを挙げているのであれば全国工務店リストから自分の直感を信じて見学会に参加しまくるといいと思う
住宅展示場にある大手のモデルハウスはほとんど参考にもならないから(ただし個人情報と引き換えにクオカードを手に入れる場でもある)
吹き抜けについてもまさにこれで昨年建てた我が家は34坪の総二階で6畳の吹き抜けがあって、二階と一階にそれぞれ冷房用と暖房用の14畳のエアコンが二台のみの疑似全館空調
ちなみに3地域のなんちゃって寒冷地で吹き付け断熱、C値0.5、窓はAPW330樹脂スペーサ
冬は深夜の安い電気料金で5時から8時まで1階エアコンで家を温めて昼間は日射取得で暖房いらず 夕方5時ごろからエアコン再開 家に寒い部屋はほとんどない
夏はちゃんと日射遮蔽とれている設計なら2階のエアコン+シーリングファン一台で家じゅう涼しいし風も直接当たらない
うちは日射遮蔽できていない軒なし箱型企画住宅だから失敗ポイントではあるけど冬の暖房代に比べたら夏の冷房代は大したことないからまあいいかと思ってる
窓もダブルだけどトリプルにした場合の価格差と得られる性能のコスパはそこまでではなかった(当時)ので3地域程度ならこれで十分だと思ってる
失敗だったのは床下エアコンの存在を後から知って取り返しがつかなかったとこ(実績と経験のある工務店じゃなきゃ無理)
冬はそうは言っても床材自体がなかなか温まらないので今から建てるのであれば床下エアコンやってくれるとこから探すと思う
全館空調とか床暖は壊れたら業者呼ばなきゃ直せないけどエアコンなら買い替えれば終了
同じような理由で換気は3種換気だけどこれはどっちがいいのか正解はいまだにわからないけど熱ロスだけの問題ならエアコンの電気代がちょっと増えるくらいなんじゃないかなあと思っている
吹き抜けのほんとのデメリットは元増田が挙げている通り音が基本的に家じゅうに響くこと
二階の寝室に子供寝かしつけた後にテレビ見るとだいたい起きちゃうから指向性の高いスピーカーを買わなきゃなあと思っている今日この頃
一番の理由は親族が土地を持っていたから(最寄り駅が都内ターミナル駅15分圏内。最寄り駅徒歩5分)。
お金に余裕があればマンションが良かったなーと思っています。(都内の4LDKマンション価格を見ているととても買える気がしません)
元々駅直結マンション、2LDKに夫婦+未就学児の3人で暮らしてましたが、2人目が産まれ2LDKが手狭になったので引っ越しを考え始めました。
マンションの利点は立地と、管理をお金を払って外注できることだと感じました。
ただ購入する場合、管理組合の存在がコミュ障の私にはハードルと感じていました。共用施設の運用や修繕等のメンテナンス、そういったことを決めるのに管理組合で決めなければいけないことを想像すると…私には難しいかもしれません(短期間で住み替える前提であれば良いのですが)
でも24時間ゴミ捨てができるのは最高でしたし、駅チカの恩恵はすごかったです。
賃貸購入問題は家に対する価値観が「終の棲家」だったので購入一択です(どっちが正解とかなく価値観の問題)。
土地について
・立地:郊外だけどそこそこ商業施設もある地域。通勤ドアドア1時間以内だったので良しとしました。(コロナで夫は今後もほぼフルリモートになった)
・子育て環境:大小公園がそこそこある。中学卒業まで医療費無料。若い世帯も増えており保育園も多い(足りてはいないが)。小学校が近い(中学校は遠い)。」
・土地:60坪程度の変形地。接道は所有権有りの私道。第一種住居地域。
ただ、SUUMOに掲載されていたら選ばなかったと思います。(金額的に買えないというのもある)
メーカー選定の流れ
ざっくり予算を設定してハウスメーカーや工務店に見積もりを貰いに行きました。
何も知らなかったので、ふらっと住宅展示場へ行きましたがスーモカウンター等からの紹介の方が良い担当が付くという噂を聞き後悔…(結果的に良い担当に出会えましたが)
さっくりと要望はこんな感じ。
・建坪40坪~の2階建て
・1F LDK+和室+水回り 2F 主寝室+子ども部屋+書斎
・洗濯は室内で完結させたい。
・パントリーがほしい
複数社から見積もりをもらって、どこにするか決める流れです。(メーカーによって見学会があったり、色々お金がもらえたり…)
ハウスメーカーの決め手
某大手ハウスメーカーには私達の属性や土地代が必要ないことを理由に予算を大幅に超えた提案をされたり、某SNSで人気のハウスメーカーにはとにかく性能アピールをされて要望が聞かれなかったり…そんな中、ふとした一言すら覚えて提案してくれる担当に出会えたので決めました.
結果としてその判断は間違ってなかったと思います。なぜなら、注文住宅は本当に決めることややることが多くて絶対になにかが抜けてしまったり、あれ?って思うことが発生します。これがあのハウスメーカーの担当だったら…と思うとゾッとします。シビアな話(間違いの指摘とかお金とか)でも遠慮なく話せる担当を選ぶことは大事だと思います。
営業担当なんて家造りで関わるうちのたった一人…というのも正解だと思います。でも例えば設計担当が気に入らなかったら、誰に交代をお願いするか?営業担当です。営業担当さえ誠実に対応してくれれば、大凡のトラブルは解決できたりする、それがハウスメーカーの営業担当だと思います(大変な仕事だ)。
※個人の感想ですが、同じメーカー内だと皆人柄は何となく似通っていました。(支店長、設計、IA、現場担当、庶務etc)
・アフターサービス の充実度
建てて終わり!というのはイヤだったので、ある程度大手でアフターサービス専門部署があるメーカーを選びました。
保障もできるだけ長い(60年)メーカーを選びました。もちろんメーカー経由だと何でも高いし、メンテナンスにもお金がかかることは承知の上です。それも込みで予算を設定しました。
・予算
契約後に仕様を詰める中でかなり総額は上がりました。…なのでそれも含めて最初に予算を伝えるべきだと思います。(500万くらい上がった。建坪アップと外構のせい)
ローンをどこで借りるかという問題もあるので、月の支払いイメージをしっかり持っていたのは良かったかなーと思います。
良かったこと
・こだわりを実現できる
1階で生活が完結できる間取り、を目指していました。特に洗濯動線は、洗う/干す/収納 が一部屋で完結する間取りが実現しました。これズボラには最高!
夫は書斎を好きなように出来ててとても嬉しそうで良かったです。(書斎に引きこもられると寂しいですが…)
・子供が嬉しそう
走り回っても怒らなくて良いし(破壊されそうな時は怒るけど)、公園に行かなくても庭で楽しく遊べるし、楽器の演奏も気兼ねなく出来る(防音性能が高い)。
良くなかったこと
ハウスメーカーの方も配慮してくれて自宅に来てもらって打ち合わせしてたけど、実物を見るためにはショールームや展示場に行かなくてはいけなくて、赤ちゃん連れだと本当にしんどかった…
間取り、キッチンやお風呂等の設備を決めて、内装の打ち合わせ(それこそドアの取手や手すりの金具の色迄自分たちで決めるので本当に長かった。私達は合うIAさんだったので、ある程度お任せしましたが)、照明やカーテンを選び、外構も打ち合わせをして家具も選び…並行してローンの事前審査をしたり、毎週末打ち合わせしてました。
次は施工が始まるので可能な限り現場を見に行って、差し入れもして…振り返っても本当に疲労困憊でした。
子供が産まれる前に建てた方がそういう意味では楽かもしれません。
・高い
建売と比べると高いです。やっぱり。私達も土地がなければ今のメーカーとはご縁がなかったかも…?
でも敷地内に2台分駐車場もあるし、都内賃貸時代と比べると月々の支払いは半分以下になりました。(固定資産税等の税金や修繕費の積立分を考えても)
工法によっては実現できない間取りや構造もあります。本当にこだわりを実現するなら、ハウスメーカーでめちゃくちゃお金を掛ける(展示場の建物は高額オプションだらけ)か、工務店や設計士さんとゼロから創り上げる必要があります。
ハウスメーカーはある程度標準品があり、その中で選ぶことを前提としているので、壁紙でも気になるメーカーがあれば自分で探したりする必要があります。(が、標準品でも我が家は十分満足でした!)
総括
総じて大満足です。
子供がいる場合の注文住宅、ということでは保活問題は大きかったです。区外への転園、しかも二人同時、という高難易度ミッションでした…
共働きで頑張ってローンを返済していきたいですね。
(いくら?っていうのが一番気になると思うので参考までに、我が家の場合は約100万/坪でした(外構・諸費用込)。高い!。これに土地の価格を入れると…親族に感謝です)
これは女性向けジャンルで二次創作の小説を書いているオタクによる、ただのお気持ち長文だ。
よく「消さないで」とか「消されてしまって残念だ」とかいったつぶやきは見かけるので、消す側の理由について残しておこうと思う。
もちろん、これはあくまで私自身の理由で、他の消した誰かと同じだとは思っていない。
結論から言えば、ピクシブがノットフォーミーのサービスになったから、という一言に尽きる。
原因はサイトそのものについてと、利用者(と取り巻く環境)について。
大きくこの二つに分けられる。
まずはサイトについて。
度重なるUIの改修により、ピクシブはとても「美しい」サイトになったと思う。
アクセスしたい情報はトップページからは隠され、管理画面に羅列されるのは個人的には不要な情報ばかり。
懐古厨と言えばそれまでだが、使いづらいというのが率直な感想だ。
もちろん、評価できる部分もある。投稿ファイルの種類をプルダウンから選べるようになった点、表紙の種類を追加し、タイトルを自動入力できるようにした点。
小説も主要サービスと認識されているのだとわかるのは嬉しい限りだった。(そもそも、イラスト投稿サイトで小説が投稿できるだけでも十分ありがたい話だとは思っているのだが…)
これらの改修を受けて、ピクシブがどの方向へ行こうとしているのか個人的にも察する部分があった。
サイト全体としては、プロのイラストレーターやその卵とその顧客をつなぐ役割に思える。だからおしゃれなサイトに、素晴らしい画力の作品を掲載し、ショウウインドウのように見せている。
では小説についてはどうだろうか。
オリジナル作品はコンテストを開催したり良作のピックアップをしたり、力を入れている。
小説版のトップページを見れば、かなり良い位置にそれらの企画が配置されていることからもわかる。自分で項目の表示順を変えられる機能は失われたので、見たい項目がそれらより下にある場合は必ず目を通すことになるからだ。
基本的な方針はイラストと変わらないのだろう。筆力のある創作者の囲い込み(とまでは現状では難しいだろうが)をしたいのだと感じる。
良い面もある。好きに書いていい。
だが率直な印象として、総閲覧数や総作品数を増やすための「だし」に使われている気がしてならない。
特に旬や覇権と言われるジャンル以外でほそぼそと書いている、つまり、私のような人間は。
ピクシブ側に求められている創作者ではないのだと、そう思うようになった。
わざわざ機能改善について問い合わせるまでもない、なんとなく「あ、もうここのお客さんじゃなくなったんだな、じゃあしかたないね」という感覚の話だ。
なので、どちらかというとより深刻に思ったのは、利用者側の問題だった。
ジャンルを問わず二次創作に触れるオタクなら、毎日のように何かしらの問題が発生しているのはご存知なのではないだろうか。
トレパクに焼きマシュマロ、欲しい物リストや投げ銭機能の是非。
舞台はおおよそピクシブではなくツイッターだが、おそらく、いわゆる学級会が開催されていない日はない。
絵師の問題だと高をくくっていたトレパクが小説でも設定文章丸パクリ、という形で発見されたツイートを見た時などめまいがした。
どんなに良いサービスでも、利用者がおらず収入が入らなければ長続きはしない。
だが、利用者が増えたことで、同人や二次創作の知識が浅い人、マナーを理解できない人、モラルがない人が増えたのも事実だと思う。
自分が書いた小説には愛着がある。世界で誰より自分が一番自分の小説のファンだと思っている。
プロはまた少し話が違うのだろうが、趣味で書いているだけのオタクなのだから、読者を選ぶ権利はあるはずだ。
問題を起こす人、そしてその人を支持する人。
そういう火種にくべられ、何かあった時に「この問題児が好きな人はこっちの小説も好きだから、こっちも警戒した方がいいかも」となるのが怖い。
しかし心が折れた。
小説をいくつか投稿し、幸いなことにコメントをいただいたこともある。
ピクシブの作品ページもそうだが、ツイッターでエゴサして見つけた時は本当に嬉しく、次も頑張って書こうという気になった。
なった、のだが、心を折ったのもまたコメントだった。
その理由となった例を二つ紹介して、終わりとしようと思う。
これから書く内容は、自分でも僻みが混ざっていると感じるという点は先に伝えておきたい。
一つ目は「『ジャンル名/CP名』は○○さんの小説が一番おもしろい、他の人のを読んでも物足りなく思うようになった」というコメント。
○○さんではないので、それならもう投稿しなくてもいいし投稿していたものも消して問題ないか、と思った。
オタクに限らず、何かを褒める時にどうしても無意識に他を下げる人はいる。
「○○しか勝たん」とかの言い回しも、同じように感じる人もいるかもしれない。
せめてジャンルやCP名は伏せて発言した方が、結果として好きなジャンルやCPの作品数は増える、ないしは維持されると思う。
書いた時点で満足できるので、このコメントでわざわざ他の人に見せる必要性を今一度考える原因になった。
二つ目は、問題を起こした人の作品をべた褒めしているコメント。
それだけであれば関わりたくないとミュートするだけなのだが、自分の作品に熱心なコメントを残してくれる人だと気づいて反射的にブロックした。
関わりたくない以上に、そういった作品を読んで褒めるような人に読んでもらいたくないと思ってしまった。
その人が起こした問題を何も知らず、作品を純粋に楽しんでいるだけなのだとしても許容できない。ましてや、全て知った上で「作品と作者は別だから」という人なら余計に近づきたくない。
繰り返すが、これは二次創作の話だ。書き手はほとんどがプロではなく、仮にプロやそれに近い技術を持つ人であったとしても、完全に自己と作品を切り離して制作する人はまずいないと思っている。
なぜなら、趣味で、好きなように書くものだから。二次創作とは、そういうものだから。
読んでもらいたくない人がいるのに、ネットに大々的に公開する意味なんてあるのか。
ある、と答えるだけの論拠は、持っていなかった。
そういうわけで、小説は全て消した。復活させる予定もない。
マナーを守って楽しんでくれた人には悪いのだが、それよりも恐怖や嫌悪感が勝った。
また、これらはあくまで投稿者目線の話で、閲覧者としては今後も利用する心づもりでいる。
今後は小説を書いたとしても、一人でひっそり楽しむつもりだ。もう二度と、どこにも出したくない。
愛知県知事のリコール署名問題、事務局が不正を知らなかったというのは、さすがに苦しく感じる。
前提としては不正署名が佐賀県で10月頃に作られた、という現在の報道か正しく、それが不正の全て又は大半で、これが事務局に持ち込まれて選管に提出されたとします。
県の選管によれば署名全体の8割ほどが無効で、うち9割が同一人物による署名と思われるとういことなので7割程度は不正が疑われている。
署名の数で言えば30万筆ほどが不正で、正しく集まったのが10万そこそこ。
不正が行われたのでリコール運動の半ばを過ぎた10月なので、その時点で6万とか、7万だった署名が数日か、1週間か分からないが、どんと30万も増えたらおかしい。
例えば、ディーラーや住宅展示場で2か月半のキャンペーンをやっていて、1日平均10人くらいの来場者だったのが、1月半ほどしたら、いきなり1日500人来ました、と報告されるようなものだ。
何かおかしいと思うだろう。(ビジネスの場合、口コミやネットでバズった場合もあるから、そこから疑うと思うが)
事務局の内情は知りませんが、リコール署名の目標があるので、それを目指している以上、数は把握していたはずで、仮に不正を行ったのが事務局の人間でなかったとしても、おかしいと思わないはずはないだろう。
ということで、真相はある程度の立場にある人が署名があまりに少ないので、不正に走った。
でも、有効な数だと精査されるのでメンツが保てる程度の数に留めた。
もちろん、署名数の中間経過を知りえる立場の人間は、はっきりと、あるいはそれとなく認識していた。
と考えるのが現時点では納得性は高いかな。
マンション購入時の財テクの記事が目に入ったので、もうちょっと郊外に住む前提で、某ハウスメーカーで家を建てたときに何を考えて、どんな手順を踏んだかをここにメモしておきたい。ただし門外漢なので、間違っていることもあるかもしれない。でもま、親戚にいる現職の大工に大筋いい見立てと言ってもらえたのでそんなに間違ってもいないと考えている。
じっくり検討・契約する前提で、さくさく進めたい人には向いていないやり方かもしれない。子供が小学校にあがる春までには入居したいと考えていたが、その2年以上前から動いていた。現在は居住してもうすぐX年目。
近所のハウスメーカーに行ったり、不動産屋的なところをのぞいたりしてみたが、結果的に総合住宅展示場をぶらぶらしてあっちを見て、とするのがよかった。まだふんわりしている段階なので、ハウスメーカーとしての特徴とか比較するポイントとか教えて欲しい、という話をしているのに、不動産屋を紹介しだして速攻で決めさせようとする営業がいるところは速攻でお断りした。妙な営業に出会ってしまったことで、こちらの要望にそうように、丁寧に接客してくれる担当者がつく、を前提に、住宅展示場内のハウスメーカーを候補にしようと妻と相談。だいたい初回はモデルハウスの設備案内して、希望する家の大きさ、間取りなんかから、イメージが膨らむような話をしてくれるケースが多いと感じた。そのあたりの対応を見ながら、以下整理した方針
−− フロントで細々した要望を聞いてくれるのは営業担当で、コミュニケーションが多層化するように感じた。機能性より、オシャレな家を目指したい人はいいのかもしれないが、住宅設計にも流行廃りがあり、そのサイクルより居住期間の方が長くなりそうなので、機能性を重視するために決めた方針。
− 要望に対して、適切な指摘があるかどうか
−− たとえば吹き抜けの場合、冷暖房の効率は落ちる。開放感と引き換えに犠牲も増えるわけで、そういうデメリットを提示できる担当者かどうか。これは担当者の知見と資質の両方が必要だと思うので、この視点で見ていったとき、若手担当がついたハウスメーカーは選択肢から消えていった。営業と話した翌週に「すいません社内レビューでこういった問題の可能性が……」と提示してきた会社には感心した。
− スケールメリットを一定出せる程度の建築実績があるのかどうか
−− 話を聞いていくと、だいたいどのハウスメーカーもプレカットで、工場で加工した木材をくみ上げる形式だった。そうすると建具も必然規格品を入れることになる(そしてLIXILのすごさを知った、なんでも作ってるのねあそこ)。その場合、一定の実績がある方が品質・価格の面で安定するだろうと考え、年間建築件数の多寡を参考にいれることにした。
−− 最後に現場で仕事するのは大工になるので該当地域に腕のいい職人がいるのか、腕のいい職人がいるのかを確認したかった。ただこれは完全に運もあると思う。担当者に前述の質問をぶつけて、職人の腕について曖昧な回答しかできないところを除外した。
− 安定性
−− 逃げられるとかはあまり無いかと思いながらも念のため、と思い最終候補に残ったところは上司に相談してFORCASを使わせてもらって調査した。上場してるところは一応直近一棟あたりの営業利益などもざっくり確認。決算タイミングに契約すればおまけあるかもということも考えて決算月もメモ。
結果として自分でも納得感のある家ができたので、とてもよかった。問題に感じるのはコンセントもうちょっと増やしてもよかったかな、と思うぐらい。これはまぁそのうちやろうと思う。
上記をそれなりに満たそうとすると必然的に大手の1,2社になると思う。あとは好き嫌いで基準変えればいいのと、担当者ガチャはそこそこあるな、と思う。
私は梅雨のない地域で生まれ育ったので、この季節特有の空気感に慣れるのにはまだまだ時間がかかりそうです。夏の間はいつも冷たい素麺や饂飩ばかり食べているのでどんどん痩せていきます。軽くなった体で往来を歩いていると、蜃気楼の中に自分が溶け込んでいくようです。
目的地まではまだ距離があります。あまりに暑いので、途中で見つけたスーパーで冷たいお茶を買いました。あとは、お土産に西瓜も一玉買いました。
お茶を飲んだせいか、片手にぶら下げた西瓜が重いせいか、一歩足を進めるごとに全身から汗が噴き出てきます。もう夕暮れ時だというのに、気温はまだ高いままのようでした。
ふいに私の後ろからなまぬるい風が吹いて、石けんと汗が混じった自分の匂いがしました。私は夕焼けを背にして歩いていたので、目の前には自分の影が長く伸びていました。私はもうこれ以上歩けない気持ちになって、シャッターが閉まった八百屋さんの前にあるベンチに座り込みました。
しばらくじっとしていると、もう何年も前のことになりますが、初めて一人暮らしをした年の夏の出来事が頭の中に蘇ってきました。
****
私が初めて一人暮らしをしたのはとても大きな街でした。
人々の歩く速度や、次の電車が来るまでのスピードは信じられないほど早く、私はよくそれらに圧倒されて駅のホームにあるベンチにただ座り込み、地下鉄を何本もやり過ごしたものです。そういうとき、街全体がそこで暮らしている人々をも取り込んだ一つの巨大なシステムであるかのように感じられました。そうかと思えば、人気のない道端は吐しゃ物やごみで汚れていたり、ぼろぼろの格好をした人々が呻きながら寝転がっていたりしていたし、私が駅のホームでぼんやりしていても変に思われませんでした。同じようにぼんやりしている人をあちこちで見かけました。そういった意味では暮らしやすい街だったなと思います。
この街に来たばかりの頃はとにかくお金がなかったので、いつも働き口を探していました。私は学がなく、またひどい吃音と緘黙症をもっていたために仕事探しは難航するかと思われましたが、幸運なことにこの大きな街においては仕事にあぶれることはありませんでした。
私はその年の夏、街の端の方に位置する治安の悪いXという地域にある建設会社で働いていました。
上司の指示を受けて色々な住宅展示場に出かけていって、モデルハウスの前のパラソルの下でお客さんが来るのを待ちます。お客さんが来たらパンフレットを渡して、モデルハウスについての簡単な説明と質問応対をスケッチブックやパソコンを使って行います。お客さんが来ても来なくてもお給料は変わりません。そんな仕事でした。当時はほとんど話すことができなかったので、なぜ採用されたのかはよくわからないのですが。
お客さんはあまり来なかったので、週末に図書館で上限まで本を借りて、それらを読んで時間をつぶしました。仕事が終わる時間は十八時頃まででしたが、土地勘がないのと、ときどきバスでしか行けないような場所の展示場に行くことがあったために(それまでバスに乗ったことがなかったので)帰り道を間違えてしまい、ようやく家に辿りつく頃にはもうとっぷりと日が暮れているというのが常でした。
お客さんが来ない日は、モデルハウスの中に立ち入ることは禁じられていました。一日に二回、私が勝手なことをしていないか上司が見張りにきました。とはいえそれはいつも同じ時刻だったので、その時間だけ本をかばんに隠してパラソルの下で神妙にしていればよく、それ以外の時間はのんびりと過ごしていました。
夏至を過ぎると一気に気温が高くなって、私はそれまで体験したことのない暑さに驚きました。外の気温が体温を超えたときなどは、時間を見計らってこっそりとモデルハウスの玄関で涼んだものです。窓と玄関のドアを細く開けると気持ちのよい風が通りました。髪をほどくと、風に吹かれて私の汗と石けんが混じった匂いがしました。
その日の最高気温は三十八度で、朝から晩までかんかん照りという有様でした。
お客さんは一組も来なかったのですが、あまりに暑くて読書に集中することができませんでした。仕事の時間が終わって戸締りをしようとしたとき、雲のない空からまっすぐに差す夕日が、太陽を背にして玄関に立つ私の影を家の中まで長く伸ばしました。
それを見た瞬間、真新しい家の二階の窓から夕焼けを見てみたいという強い気持ちが私を襲いました。それまで、お客さんが来ないときに家の二階まで入り込んだことはなかったのに。
ここで働くようになって初めて、新築の家の匂いを知りました。それは、少し化学的な匂いと、新品の布や畳の匂いとが混ざった匂いです。
階段を静かに上りながら、この家に自分が住んでいる空想をしました。ベランダが付いている部屋を見つけて、ここを私の部屋にしようと思いました。その部屋の窓は南西に向いていて、西日が差し込んでいました。この場所には学習机を置いて、ベッドの向きはどうしようか?壁の一面には大きな本棚を置きたいけど、背表紙が日焼けをしないように扉が付いたものでなくてはいけないかもしれない。友達が遊びに来たときのために小さいテーブルも必要かもしれないな。そんなことをつらつら考えているとなんだか少し悲しくなってきて、その気持ちを振り切るように窓を開けてベランダに出ました。
辺りはすっかりオレンジ色に染まっていて、建物や木々や道を歩く人々の輪郭を曖昧にしていました。
それらを見つめながらかすかな風の中に佇んでいると、少しずつ気持ちが落ち着いてきて、これからまた何だってできるような気がしてきました。何しろ私はこんなに大きな遠くの街にいるのだから。
部屋を後にしようとしたとき、クローゼットの扉が少しだけ開いているのがふと気にかかりました。窓を開けたせいで風にあおられて開いてしまったかもしれません。二階に上がったことを上司に知られてはいけないので、扉を閉めるために私はそこに近づきました。
扉の隙間からは妙な匂いがしました。新築の家には似つかわしくない匂いです。手垢で小口が汚れた古い辞典をめくったときや、寂れた地下鉄の駅のホームに列車が来たときにこんな匂いをかいだような気がしました。大工さんが中に何か忘れていったのかもしれないなと思って、私はクローゼットの扉を両手で開きました。
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初めに「それ」を見たとき、私は大きな置物や等身大の人形の類かと思いました。しかし「それ」は紛れもなく本物であるようでした。
「それ」を目にするのは初めてではありませんでしたが、こんなに乾いていてさびしげな「それ」を見たことはありませんでした。ほとんどミイラのようになっていたので、いわゆる腐乱臭のようなものは感じられませんでした。ひどく痩せていて、夕日が肉の落ちた腕やあばら骨の浮いた胸に濃く影をつくっていました。眼窩は落ちくぼんで暗くなっていましたが、色々な方向からのぞき込むと、小さな白い虫が奥の方でひっそりと蠢いているのが見えました。
夕暮れどきの時が止まったような不思議な雰囲気のためか、私の心は奇妙なほど落ち着いていました。あるいは、日中の暑さで頭がうまく働かなかったのかもしれません。
ここでの私の仕事は、パラソルの下でお客さんを待ち、お客さんが来たら簡単な説明と質問応対を行い、時間が来たら戸締りをすることです。もし家の中に「それ」があったときには上司に報告したり警察に通報したりするように、などという指示は受けていません。私はクローゼットの扉を静かにぴったりと閉めました。
部屋を出て階段の方に向かったとき、奥の部屋から何かの気配と殺気のようなものをふと感じました。私は子供の頃に大きな野良犬と対峙したときのことを思い出しました。その犬からはまっすぐな殺意が感じられましたが、奥の部屋から漂う殺意には迷いがあるようでした。そこにいる何かが心を決める前に、私は階段を下りて玄関のドアを開けて戸締りをして、人通りの多い道を選んで駅まで歩きました。
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ふと気が付くともう太陽が沈むところでした。私の目の前には誰かが立っていましたが、暗くて顔がよく見えませんでした。大丈夫ですかと尋ねられて初めて、私はその人が恋人であるとわかりました。
約束した時間を過ぎても私が家に来ないので迎えに来てくれたようでした。夏でもいつも平気そうにしているはずの恋人の額には汗が浮かんで、髪が少し乱れていました。
ぎゅっと心臓をつかまれたような気持ちになって、迷惑をかけてしまったことを謝りました。彼は私の頭のところにそっと手をやって、あまりにそこが熱くなっていたらしくびっくりしていました。こんなに暑い日なのだから自分がそちらの家を訪ねればよかった、すみませんと恋人は言いました。そうやってベンチにすわってお互いに何度も謝り合っているうちに少し涼しくなってきたので、家に向かうことにしました。
手を繋ぐと、恋人の腕の内側の皮膚が私の腕に触れました。少し汗ばんだあたたかいその皮膚は、その下に肉や血の通った血管があることを教えてくれて、私はそれで少し安心することができたのでした。
今日の晩御飯は一緒にピリ辛茄子素麺を作る約束をしています。西瓜はすっかりぬるくなってしまったけど、水とたくさんの氷を浮かべたお風呂に沈めておけば、夕食の支度をして食べ終わった頃にはちょうど冷えているかもしれない。そんなことを話しながら、蒸し暑い夏の夜道を二人で歩きました。
無神経でタフな人だと思っていたけど、半年ほどであれよあれよと無職になった。
で、私が働きだした。
暇な時期は、社外。
言語はその時によってPHP、java、python、.NET。
現場のエンジニアとしての業務だけではなく、SEとして客の前にも立つ。
でも本当はパソコンの前でぱちぱちやってるのが性に合っている。
電話が鳴るたびにビクビクしてる。
ストレスすごい。
社外は楽。
できればずっと社外にいたい。
これで年収は450万くらい。
月6万くらい。
あとは主夫業。
ハッキリ言ってプレッシャーを感じている。
これが予想以上に重いのだ…。
パソコンの前でぱちぱちやるだけならまだいい。
でも経験を積めば積むほど、客の前に出される。
嫌だ…。
むりぃ…。
たすけてぇ…。
でも私が働けなくなったら家庭は崩壊する。
辞めたくても、辞められない。
逃げたくても、逃げられない。
すげー絶望感…。
だけどその裏で旦那は、このプレッシャーに耐えていたんだなよな…。
男は外で働くだけ。気楽でいいよな。
なんて思ってた。
もちろん独身なら、気楽だと思う。
どんなに嫌なことがあっても逃げ出せない。
レールの上から振り落とされないよう耐えて、耐えて、耐え忍ぶしかない。
耐えきれなくなった時は、家族が路頭に迷う時。
重すぎだろ…_| ̄|○
でも世のサラリーマンは、みんなこの重さに耐えているんだよね…?
すげーよ
でも狂ってるよこんな世の中。
■追記
実は3人目が生まれてから、マイホームの購入を検討したことがある。
私は買う気満々。
どうするの?買うの?やめるの?
2人目ができた時。
あの時も旦那は煮え切らなかった。
産むのか、おろすのか。
3人目はどうしても作りたがらなかったが、旦那が酔った隙にできた。
何か1つ持つたびに、責任は重くなり、逃げ道が無くなっていく。
旦那はそんな地獄にたどり着くのを分かったうえで、淡々と受け入れてくれてたんだなと。
たった一人で、この重さと戦ってくれてたんだなと。
それが巡り巡って、今自分に回ってきたんだなと。
正直、3人も産んだのを後悔している。
親として最低だと思う。
考えちゃダメなこと。
でも考えれば考えるほど、後悔という結論に行きつく。
寝耳に水
それまで賃貸に住んでたけど、一軒家だったのでそこまでの不便はなかったし
私も軽い気持ちで一緒に行った
え?ローンとか大丈夫って
けれどいい土地が見つかり、中古のデメリットを鑑みていつの間にか新居を建てることになった
もうどこがどうだったとか頭がごちゃごちゃになりながらまた翌日とか
しんどいよね
設計図の段階で、私には気になる点があって指摘した
壁紙もたくさん山のように見て、選んで
「ほらややっぱり」と思ったけど、2人は私が指摘していた事すら覚えていない
私、打ち合わせに居る意味あったのかな??
引越し後
引越し疲れでそんな何十キロを持ち上げる体力がなく、私のせいで無垢床がへこんだ
夫にすごく怒られた
壁を傷つけてまた怒られた
すんごい口うるさい
鉛筆類を持たせたらちゃんと見てろ、とか
無垢床が傷つきやすいとか分かってて自分の希望だけで採用したんだから、その責任は夫だろうと思う
子どもらに罪はない
家具類も新居に気持ちが大きくなったのか、身分不相応な高級品をそろえて
クレジットカードの引き落とし金額に足らないからと私に無心してきたり
ローンも、会社の賃貸への手当てがもらえなくなるとは知らずに計算していて
はははっ
それなのに夫はまだ買い物ばっかしてる
キッチンの水撥ねの跡が気になるとか
もう生活できないじゃん
一方、夫は家づくりのブログまで始めて、オフ会とか嬉々として行ってるよ
泊りがけでね
ローン返済のために来月から働きに出るつもりだ
今までは「子どももまだ小さいんだし、下の子が3歳になるまでは働かなくていい」とか言ってたのに
確かに新居は暖かくて快適だけど
こんなんじゃ賃貸の方がよっぽどよかった
「夢のマイホーム」って夢のままの方がいい事もあるね
ちなみに「家欲しい」なんて私は一言も言っていない
新聞を読んでいると、新聞社がやっている住宅展示場の広告をよく目にするんですけど、
アンケートに答えたらプレゼントとか、抽選会とか、あと子供向けにヒーローショーを呼んできたりとか。
当然、向こうもビジネスですから、それにかかる費用は、商品の方にしっかり反映されているのでしょう。
で、ああいうのは住宅展示場だけかと思ったら、葬儀屋も似たようなことやってるらしいですね。
でも、我々が彼らに求めるのって、本質的にはそういう余計なサービスじゃなくて、
というか、どんだけぼったくったらあんなんやれんねんっていう。
今回の件でデパートの屋上とか住宅展示場でやってるようなヒーローショーって、
「ルール」はなくて、「マナー」に委ねられてるんだなぁって改めて考えさせられました。
(別に全てのショーにルールがないと言っているわけではないし、MCのお姉さんが話すことはルールだと思っています)
好きなヒーローのかっこいい姿を見たい、それだけなのにマナーのことでモヤモヤしたりするのは嫌だから
10時の時報ヨーイドンでチケット取りをする、「ルール」のあるショーが好きです。光と音も多くてかっこいいし。
撮っても撮らなくても、目の前にいるヒーローのかっこいい姿は変わらないと思います。
今回の件は、何を見たくてショーに行くんだっけっていうことを考え直す機会になりました。
住宅メーカーや地元のビルダーが「○○○万円で一戸建て!」とか宣伝しているよね。
あれを見て住宅展示場とかに足を運ぶお客さんも多い。
でも実際のところ、そんなお客さんが○○○万円(坪25~30万円)の家を建てることはまずない。
些細なこだわり、好みでも、カスタマイズしていけば結局普通の値段になってしまう。
要するにあれは人寄せパンダ。
それに寄ってきたお客さんを取り込んで普通以上の買い物をさせるため。
まあそれでも建主が満足してるならいいけど。
個人的には、部屋数とか面積とか自分の必要最低限の条件を満たしていれば○○○万円の家でいいと思う。
子供がいても、そのうち出て行って戻ってこない。一緒に住まない期間のほうが長い。
無駄な借金して金利払うより、少しの間だけ安い家で我慢して、差額を他に使ったほうがいい。
それじゃロマンがない?
もっとコストパフォーマンスのいいロマンもあるよ。