澁谷さんの家業は「お米屋さん」。お米に関わる人たちのことを幅広く理解できるお米屋さんでありたいと考える澁谷さんは、お米について科学的に説明する本に助けられたという。食べる人、つくる人の「間の立場」である視点から選んだ5冊。 (左上から時計回りに)1.『ポストハーベスト技術で活かすお米の力』/2.『Q&Aご飯とお米の全疑問 ─お米屋さんも知りたかったその正体』/3.『つや姫 ─10万分の1の米』/4.『米屋さんが書いた米の本』/5.『シリーズ〈食品の科学〉米の科学』 私は家業がお米屋さんで、その三代目を継いだのですが、始めてすぐはお米に関する知識も経験も乏しく、農家さんやお客さんと話すときも戸惑うことばかりでした。そこで「ごはんソムリエ」などの資格を取得したのをきっかけに、もっとお米に詳しくなろうと勉強を始めました。今回紹介するのは知識の基礎をつくってくれたとともに、お米の奥深さを教えてくれ