他のシャコ類と同様、体型は細長い筒状で、頭部から胸部はやや小さく、腹部の方が大きく発達する。頭部には複眼、2対の触角(第1触角・第2触角)と3対の顎(大顎・第1小顎・第2小顎)、胸部には5対の顎脚(第2対は発達した鎌状の捕脚)と3対の歩脚、腹部には6対の腹肢(鰓をもつ5対の遊泳肢と硬化した棘をもつ1対の尾肢)がある[1][3]。 体長は12-15cm前後。全長20cmに達することもある[1]。背面の体表は粒状の穴が密集している[5]。体色は主に薄灰色から茶色で、背面の隆起線は暗赤色、背甲・胸節・腹節の後方の境目は緑色を帯びるが、尾扇の部分はより派手な色をもつ(後述)[5]。 先頭の体節(先節)から突出した複眼は眼柄より広く、縦長い2葉状に分かれている[5]。背甲は縦長い台形で体長の約1/5を占め、両前端に1対の棘、背面中央にY字状の隆起線がある[1][5]。複眼と触角の体節を覆い被さる額板