ユーロ圏経済は主要4カ国がけん引、市場予想を上回るペースで拡大し、リセッション(景気後退)を脱した。一方、インフレ率は最近の低下が足踏みした。 欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が30日発表した1-3月(第1四半期)のユーロ圏域内総生産(GDP)は前期比0.3%増。市場予想は0.1%増だった。これとは別に発表された4月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)速報値は前年同月比2.4%上昇し、前月の上昇率および市場予想に一致した。 ユーロ圏の1-3月期実質GDP:速報値 (表) 4月のユーロ圏消費者物価指数:速報値(表)