【コラム】米株はバブル状態なのか、伝説的投資家の警告-レビン コラムニスト:Jonathan Levin S&P500種株価指数は長期的には上昇すると多くの人が思い込んでいる。この考えを世に広めたのが、ペンシルベニア大学ウォートン校のジェレミー・シーゲル教授による1994年の著書「株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド(原題:Stocks for the Long Run)」だ。さらにインデックス投資のパイオニアであるジョン・ボーグル氏により、一般投資家もそれを簡単に実行に移せるようになった。 この考え方はこれまで概して投資家に有益だった。しかし、シーゲル氏とボーグル氏の原則を信奉する筆者でさえ、「株は常に上がる」というマントラがほぼ普遍的に受け入れられていることに不安を感じ始めている。 オークツリー・キャピタル・マネジメントの共同創業者である著名投資家ハワード・マークス氏は7日に同