東京都議会で4日、顧客による著しい迷惑行為「カスタマーハラスメント(カスハラ)」を防ぐ全国初の条例が可決、成立した。2025年4月に施行する。カスハラの禁止を明記したが罰則はない。都は従業員の保護につながる具体策などを示したガイドライン(指針)を年内に作り、実効性を確保する。条例ではカスハラを顧客などから就業者に対する「著しい迷惑行為」であり「就業環境を害するもの」と定義した。顧客には言動に注
小池百合子東京都知事が率いた地域政党「都民ファーストの会」が最大会派となる新しい都議会が始動した。慣例に従い、議長は第1会派の都民フ、副議長は第2会派の公明党から出したが、実は小池知事側は「公明党議長」を求めていた。第2会派から議長という異例の構想が幻に終わった背景には、国政と都政でねじれを抱える公明党の苦悩が透けてみえる。■自民と調整期待「都民ファーストとしては、公明党から議長を出してほしい
東京都議会議員選挙で圧勝した都民ファーストの会は、今回の選挙で当選した新人を集めた研修会を開き、特別顧問を務める小池知事は、「新しい東京のビジョンづくりにともに進んでいきたい」と述べ、選挙で掲げた公約の実現に取り組むよう求めました。 5日は、およそ40人の新人を集めた第1回の研修会を開き、代表を退任し特別顧問を務める小池知事は「多くの都民の理解により、華々しい初陣だった。都議会には、守るべき文化とさっさとやめたほうがいい文化があるが、新しい文化を作っていくため、どんどん提案してもらいたい」と述べました。 そのうえで「この4年間で都民ファーストの会として大きな成果を出してもらいたい。私は、この4年間は、東京にとって死活的に重要だと言ってきたが、新しい東京のビジョンづくりにともに進んでいきたい」と述べ、選挙で掲げた公約の実現に取り組むよう求めました。 また議員として報酬を含む公金の取り扱いや都
東京都議会の予算特別委員会が16日開かれ、豊洲への移転か、築地での営業継続か2つの市場をめぐって議論が交わされ、自民党から築地市場で営業を続けるリスクについて指摘が相次ぎました。 質疑では、3日目の16日も、豊洲への移転か、築地での営業継続か2つの市場をめぐって議論が交わされ、築地市場で営業を続けるリスクについて指摘が相次ぎました。 この中で自民党の議員から、老朽化に対するコスト面での懸念が示されたのに対し、小池知事は「施設の改修などがさらに必要になるが、総額でいくらになるのかは調査中だ」と述べ、施設の補修や維持管理にかかるコストは現在の年間3億円に比べ、さらに膨らむ可能性があることを明らかにしました。 また、防災上のリスクも指摘され、首都直下地震の発生が予測される中、築地市場で建物の耐震化が進んでいない現状について、議員は「豊洲への移転を前提にしていたためで、築地にとどまるのであれば、一
15日の都議会の予算特別委員会で、小池知事が、豊洲市場の建物の安全性を確認した東京都の検査結果について報告を受けながら、都議会で質問を受けるまで1か月余り公表していなかったことが明らかになりました。小池知事は公表すべきだったとする認識を示しました。 この中で議員が「何をもって豊洲市場の『安心』を得られたことになるのか」と判断基準をただしたのに対し、小池知事は「都民が移転事業を正しく理解し信頼に足ると納得したときだ」と述べ、安心かどうかは都民が判断するという認識を示しました。そのうえで、都民から理解と納得を得るには、市場の安全性や都の取り組みについての徹底した情報公開が重要だと強調しました。 一方、その「情報公開」をめぐって、15日の質疑では、豊洲市場の建物の安全性を確認した都の検査結果について、小池知事がことし1月20日に報告を受けながら、先月28日の都議会で質問を受けるまで1か月余り公表
せいだんしゃ/紙媒体、WEBメディアの企画、編集、原稿執筆などを手がける編集プロダクション。特徴はオフィスに猫が4匹いること。http://seidansha.com DOL特別レポート 内外の政治や経済、産業、社会問題に及ぶ幅広いテーマを斬新な視点で分析する、取材レポートおよび識者・専門家による特別寄稿。 バックナンバー一覧 小池百合子東京都知事に露骨にすり寄る一方、自民党東京都連とは対立する都議会公明党。国政での公明党は自民党との連立政権を維持しており、一見矛盾するかのように見える動きをしている。その背景について、政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏に聞いた。(文/清談社) 自民党を見限り小池都知事と連携 都議会公明党の動きの真意とは? 昨年12月14日、都議会公明党の東村邦浩幹事長は、「今まで自民、公明の連立でやってきたが、独自の改革を進める」と明言。自民との連立を解消し、小池百合子都知事
――2016年7月に行われた都知事選で小池百合子氏を支援し、小池氏が「7人の侍」と呼んでいる豊島・練馬区議が、12月6日に自民党東京都連から除名された。自民党都連の発表では、あたかも「7人の侍」側に非礼があったかのような説明がされているが、「事実はまったく逆」と「7人の侍」の1人、尾島紘平氏は言う。尾島氏が告発する闇に埋もれた真実とは。 逃げ回る内田茂、閉鎖的な都議会 今回私が除名処分されることになったのは、「都知事選で自民党の方針に反して小池さんを応援したから」です。ですが、私は大学在学中に小池事務所のインターンとなり、卒業後は区議選に立候補するまで秘書として働かせてもらいました。そんな私が都知事選で小池さんを応援するのは当然のことです。あのときに戻れるとしても、もう一度同じ選択をすると思います。 ですが、この一連の騒動には納得がいきません。私たちは9月に離党勧告処分を受けましたが、理解
東京都の小池知事は、来年夏の東京都議会議員選挙について「かなり多くの方が立候補したいという意欲に燃えている。後押しをしたい」と述べ、自身が主催する政治塾の参加者の中から候補者を擁立する考えを明らかにしました。 このあと小池知事は記者団に対し、来年夏の都議会議員選挙について、「かなり多くの方が立候補したいという意欲に燃えて具体的な目標を持っている。後押しをしたい」と述べ、塾の参加者の中から候補者を擁立する考えを明らかにしました。 そのうえで「どうやって候補者を選ぶかは重要だ。都議会議員選挙では、それぞれの地域事情や現職が何人いるかなどの分析が必要で、そういった中で当選の確率が高いのはどういう人なのかを考える。選挙戦術は、懇切丁寧にこちらからサポートしていく」と述べ、候補者擁立のための分析や支援態勢の検討を進める考えを示しました。 また、小池知事は「都議会議員選挙は時間があるようでないという感
“都議会のドン”といわれる内田茂都議(77)が役員を務める電気設備会社に、娘婿の就職を依頼していたことがわかった。 この会社は、内田氏の地元・千代田区に本社を置く東光電気工事。内田氏は落選中だった2010年から同社の監査役に就任。内田氏の所得等報告書、元役員の証言を総合すると毎年数百万円の役員報酬を受けているとみられる。 東光電気工事は、大手建設会社とジョイントベンチャー(JV)を組み、今年1月、バレーボール会場の「有明アリーナ」(落札額360億2880万円)、水泳会場の「オリンピックアクアティクスセンター」(469億8000万円)の施設工事を落札している。また、築地市場移転に伴う豊洲新市場、都議会議事堂などの都発注の電気工事も受注。同社の売上高は、内田氏が復活当選する2013年までは700億円前後だったが、2014年には約1000億円へと急成長している。 さらに、東光関係者は次のように証
増田寛也氏の選挙事務所を出る自民党都連幹事長の内田茂氏(中央)=7月31日午後、東京都千代田区(古厩正樹撮影) 「291万票の責任を感じている」。東京都政の新たなかじ取り役となった小池百合子知事(64)は2日、初登庁した知事室で意気込んだ。小池氏から「都議会のドン」と呼ばれた自民党の内田茂都議(77)は都連幹事長を引責辞任する意向を固めたが、都議会自民党はあいさつ回りにきた小池氏を冷遇。小池都政は波乱含みの船出を迎えた。 「知事と議会は両輪です。一輪車にならないように」。あいさつのため議長室を訪れた小池氏に対し、都議会の川井重勇議長(自民)は報道陣の前でクギを刺した。報道陣から小池氏と並んだ写真の撮影を求められると「あなた(報道陣)の要望に応える必要はないから」と拒否し、「どうもご苦労さまでした」と小池氏に退室を促した。 その後、自民党控室では幹事長と政調会長が不在で、ナンバー3の高橋信博
東京都の小池百合子知事が、都議会自民党の露骨なイジメに遭っている。小池氏は2日、初登庁し、都議会の各会派にあいさつ回りを行ったが、自民党だけが大人げない対応に終始したのだ。ただ、小池氏にとってはうれしい「敵失」で、選挙戦と同様、都政でも「狭量な男に嫌がらせを受ける百合子」という構図が固まった。一方、都連幹部は4日にも総退陣する見通しで、「小池ショック」の余波が続いている。 2日午前10時半ごろ、小池氏はSP(警護官)を引き連れて「利権」が眠るとされる都議会に足を踏み入れ、真っ先に自民党出身の川井重勇議長を訪ねた。 笑顔を見せて友好的なムードを演出しようとする小池氏に対し、川井氏は「知事と議会は両輪だ。1輪車にならないように」といきなり説教を始め、恒例の記念撮影も拒否した。 その後、小池氏は最大会派であり、「宿敵」でもある都議会自民党の控室を訪ねた。案の定、会派代表は現れず、ナンバー3の高橋
NewsPicsからの再掲です。都議会のドン内田茂氏について書きました。もう一人のドン森喜朗氏については機会をあらためます。小泉元首相の「最近は女も度胸がある」との発言の真意が伝えられていないようなので解説しておきたい。小泉元首相は既得権益への斬り込みを小池氏に期待しているのだ。内田茂自民党都連幹事長は既得権益の権化として都議会に10数年君臨してきた。区長会や自民党都議団幹事長が出馬を要請したりしているが、これは制度的にはどうでもよい組織で、都連幹事長とは違う。都議団幹事長は軽量でいつでも首を差し替えることができる。名称が似ているが非なるもの。内田茂都連幹事長は正式に増田氏に出馬を要請していない。勝ち馬に乗るために慎重に様子を伺っているためだ。同時に増田氏を立てて小池降ろしを画策している。自民党都連会長は石原伸晃だが、会長は帽子で国会議員や都議会議員の公認権は都連幹事長の内田が握っている。
きし・ひろゆき/1962年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授。経済財政政策担当大臣、総務大臣などの政務秘書官を務めた。現在、エイベックス顧問のほか、総合格闘技団体RIZINの運営などにも携わる。 岸博幸の政策ウォッチ 小泉政権時代に竹中平蔵氏の秘書官を務め、数々の構造改革を立案・実行した岸博幸氏がテレビや新聞が決して報じない知られざる政治の裏側を暴きます。 バックナンバー一覧 驚異の粘り腰を見せた舛添氏もようやく東京都知事を辞任しました。もちろん、舛添氏についてそれで一件落着としてはいけません。政治資金の私的流用についての説明責任を果たすよう、メディアは追及を続けるべきです。 ただ、それだけでは不十分で、もう一つしっかりと糾弾すべき対象があります。それは東京都議会、特に大政党に所属している都議会議員です。その理由として、3つの問題点を指摘できます。 舛添氏の豪華すぎ
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