断水で損害、自治体の責任は 条例の「免責」、最高裁認めず 2022年08月29日07時03分 断水の原因となった沖縄県宮古島市の配水池。水位調整装置に不具合が起きた(同市ホームページから) 水道施設の故障による断水で生じた損害の責任を自治体が負うべきか。沖縄県宮古島市のホテル2社が市に賠償を求めた訴訟で、最高裁は7月、条例に基づく免責を認めて請求を退けた二審の判断を否定し、高裁での審理のやり直しを命じる判決を出した。同様の条例を設ける自治体は全国にあり、各地の水道行政に影響する可能性がある。 水管橋の更新経費補助 和歌山市の崩落事故受け―厚労省 ◇老朽化「やむを得ない」事情? 2018年の大型連休中、宮古島市で断水が発生。原因は、約40年前に設置した配水池内の水位を調整する装置の故障だった。原告2社は宿泊予約のキャンセルが相次ぎ、併設する飲食店が営業停止に追い込まれたなどとして、水道事業者