日本移民「どうしようもなかった」 第2次大戦の強制退去―正式謝罪か、25日に会合開催・ブラジル 時事通信 外信部2024年07月24日07時06分配信 インタビューに応じた当山正雄さん(右)と娘のマルシアマサコさん=ブラジル・サントス 【サンパウロ時事】ブラジル連邦政府の諮問機関「恩赦委員会」は25日、会合を開き、第2次世界大戦で敵国だった日本の移民に命じた強制退去などの政治的迫害について、政府として初めて正式に謝罪するかどうか決定する。これに先立ち、81年前に強制退去を経験した沖縄県出身の当山正雄さん(102)がインタビューに応じた。日本人に対する差別が横行していた当時を振り返り、「どうしようもなかった」と苦渋の表情で話した。 和太鼓響き「日本祭り」 世界最大規模、開幕―ブラジル 1943年7月8日、24時間以内の退去を命じられた日本移民は、南東部の港町サントスに住む約6500人。沖合で