前回の記事で、 「エウレカセブンには、まともな大人が登場してこないので、レントンの成長物語がうまく機能してないんじゃないか」 みたいなことを書きました。 が、こんなことを書いておいてから言うのもなんですが、 これって、人の好き好きじゃないか、と思います。 (ってなんだ、そりゃ) 子供っぽい大人しか登場してこないエウレカセブンですが、 この部分を私は結構面白く感じてました。 たとえば、最初のほうでは、ホランドってレントンの憧れの人、つまりヒーローだったんですが、 物語が進むにつれ、そのホランドがとても子供っぽい、ただの凡人であるように思えてくる。 自分がヒーローだと思っていた人物が、実は多くの欠点を抱えながら、みっともない生を生きざるを得ない、自分と同じただ一人の人間である、という理解。 そして、その卑小さゆえにこそ、その人を許せるような気持ちになれるという感情の展開って、だれもが経験するこ