2007年8月19日、ベルギー・Steenstrateで、「今こそ分離を」と書いたベルギー国旗を掲げる男性。(c)AFP/PETER DECONINCK 【11月19日 AFP】「フラマン(Flemish)の町Dilbeekへようこそ」。こんな看板が文化センターに掲げられているブリュッセル(Brussels)郊外の小さな町Dilbeekでは、フラマン(フランドル)語(ベルギー・フランドル地方で話されているオランダ語)ではなくフランス語を母国語とするベルギー国民が憤りをあらわにしている。 フランス語圏とオランダ語圏の真ん中に位置する人口4万人のDilbeekでは、同国史上もっとも根強い政治的危機の縮図をかいま見ることができる。 ■フランス語話者は「外国人扱い」 フランス語を共通言語とする唯一の政党に所属するMichel Dandoy氏は、「われわれはベルギー国民であって、フランドル地方を訪問