イスラエル沖の海底で見つかった、十字軍のものとみられる剣(2021年10月19日撮影)。(c)Jack GUEZ / AFP 【10月20日 AFP】イスラエル考古学庁(IAA)は19日、アマチュアダイバーが同国沖の地中海海底で発見した十字軍のものとされる900年前の剣を公開した。 同庁によると、剣は海底の砂が移動したことにより露出し、ダイバーの目に留まった。剣は鉄製で、表面には多数の海洋生物が付着。同庁は「剣は完璧な状態で保存されており、美しく貴重な発見で、十字軍の騎士が所有していたものとみられる」と説明している。 剣が発見されたカルメル(Carmel)海岸地域には多くの入り江があり、何世紀にもわたって船が嵐から避難するために利用してきたことから、これまでも数多くの考古学的発見があったという。 剣は洗浄と分析が行われた後、一般公開される予定。(c)AFP