武装した民兵。インド北東部マニプール州チュラチャンプール地区付近で(2023年7月24日撮影)。(c)Arun SANKAR / AFP 【8月27日 AFP】民族間の衝突が続くインド北東部のマニプール(Manipur)州。武装した自警団の戦いが長期化する中、民兵となった少年たちが、丘の上の基地から敵側を見つめる。 その一人、クキ(Kuki)族で農家出身のパオミンタンさん(16)は、3か月前まで学校に通い、サッカー選手になることを夢みていた。今では銃で武装し、必要ならば敵対するメイテイ(Meitei)族を殺すこともいとわないと話す。 パオミンタンさんは、メイテイ族の一団に家族を襲撃され、学業をあきらめた。復讐(ふくしゅう)を恐れてフルネームは明かさない。 「家は焼かれた。他に選択肢はない」。誇らしげに銃を手にし、身を守るために銃を使うことに何のためらいもないとAFPに語った。「迷わず撃つ」