代表監督を告発した15人の声がクローズアップされる一方で、女子強化指定選手の中には、引責辞任した園田前監督らを擁護する声もある。今月の欧州遠征に派遣されている強化指定選手は、短文投稿サイト上で、実名で今回の告発に疑問符を突きつける。 園田前監督の辞任が決まった1日付の投稿では「お願いしたら、彼は戻ってきてくれるでしょうか。私は今すぐにでも戻ってきて欲しいです」と心境を吐露している。 また、吉村強化担当理事や徳野代表コーチが辞任した5日付の投稿では「これ以上先生方やめさせたらもっと混乱するのあたしたち選手だよ」「これ以上私達をバラバラにしないで」と切実な思いを訴えている。 5日時点で、全柔連の女子強化指定選手は59人。実名による指導陣の擁護論はまだ少数派だ。声明文の中で「私たちの声は十分に拾い上げられることはありません」と訴えた顔の見えない15人の声が代表監督らの辞任につながる一方で、指導を