【ロサンゼルス=西島太郎】米国を代表する作家、レイ・ブラッドベリさんが5日、カリフォルニア州ロサンゼルスで死去した。 91歳だった。死因は明らかにされていない。 1920年イリノイ州生まれ。SF、怪奇、幻想小説など幅広い作品を手がけた。詩的で叙情豊かな作風が人気を呼んだ。代表作の長編「火星年代記」は、日本を含む世界30か国以上で出版された。このほか、「華氏451度」、短編集に「黒いカーニバル」、「刺青の男」、「ウは宇宙船のウ」などがあり、47、48年に2年連続でO・ヘンリー賞を受賞した。
印刷 作家の小松左京さん=大阪府箕面市、伊藤菜々子撮影 「日本沈没」「復活の日」などのベストセラーで知られ、日本SF小説界の第一人者である作家の小松左京(こまつ・さきょう、本名・實=みのる)さんが、26日午後4時36分、肺炎のため、死去した。80歳だった。葬儀・告別式は親族で済ませた。 1931年、大阪市生まれ。京都大文学部卒。在学中に漫画を描き、同人誌などに小説を発表する。作家の故高橋和巳とは学生時代からの同人誌仲間で、ライバルだった。 ラジオのニュース漫才の台本を執筆する一方、米国のSF小説に影響を受け、61年、「SFマガジン」のコンテストで「地には平和を」が入選。以後、生物兵器ウイルスと核戦争による人類滅亡を描いた「復活の日」や社会性の強い「日本アパッチ族」「終わりなき負債」、超能力者スパイをめぐる活劇「エスパイ」、第6回SF大賞を受賞した「首都消失」など多くの話題作を送り出し
【ストックホルム=伊東和貴】スウェーデン・アカデミーは7日、今年のノーベル文学賞を、ペルーの作家、マリオ・バルガス・リョサ氏に授与すると発表した。賞金は1千万スウェーデンクローナ(約1億2千万円)。授賞式は12月10日、ストックホルムで開かれる。
赤染晶子さん中島京子さん 第143回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が15日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞に赤染晶子さん(35)の「乙女の密告」(新潮6月号)、直木賞に中島京子さん(46)の「小さいおうち」(文芸春秋)が選ばれた。副賞は各100万円。授賞式は8月20日午後6時から東京・丸の内の東京会館で。
SF作家のジェイムズ・P・ホーガンが、現地時間7月12日(月)、アイルランドの自宅で逝去しました。69歳でした。 1941年6月27日、ロンドン生まれ。77年に『星を継ぐもの』でデビュー。日本では80年に弊社より邦訳が刊行されるや絶大な人気を博し、紹介第1作にして翌年の星雲賞を獲得。以後も、『創世記機械』『内なる宇宙』で星雲賞を受賞しています。 86年の第25回日本SF大会DAICON5に、ハリー・ハリスン、トーレン・スミスとともに参加し、その陽気で、(特に女性には)人なつこい性格がファンを魅了したものでした。大会開催中、いつ眠っているのかというほどの元気ぶりには、周囲が本人ではなく相手をしている人たちの心配をしなければならないほどでした。大会終了後も2週間ほども東京に滞在し、毎夜、ゴールデン街の酒場「深夜プラス1」を訪れ常連さんたちと盛り上がっていたそうです......というようなことが
小説「吉里吉里人」やNHKの連続人形劇「ひょっこりひょうたん島」の台本のほか、戯曲やエッセーなど多彩な分野で活躍した作家の井上ひさし(いのうえ・ひさし、本名・●=ひさし)さんが9日夜、死去した。75歳だった。葬儀・告別式は近親者で行い、後日お別れの会を開く予定。 家族によると、昨年10月末に肺がんと診断され、11月から抗がん剤治療を受けていたという。 井上さんは昭和9年、山形県生まれ。上智大在学中から浅草のストリップ劇場「フランス座」文芸部に所属し、台本を書き始めた。39年からは、5年間続いた「ひょっこりひょうたん島」の台本を童話、放送作家の山元護久とともに執筆、一躍人気を集めた。 44年、戯曲「日本人のへそ」を発表して演劇界デビュー。47年に「道元の冒険」で岸田戯曲賞を受賞して、劇作家としての地位を確立した。奇想と批判精神に満ちた喜劇や評伝劇などで劇場をわかせ、59年には自身の戯曲のみを
第142回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が14日、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞は該当作なしと決まった。該当作なしは、99年の第121回以来。 第142回直木賞に佐々木譲さん(59)の「廃墟(はいきょ)に乞(こ)う」(文芸春秋)と、白石一文さん(51)の「ほかならぬ人へ」(祥伝社)が決まった。
第142回芥川賞・直木賞の選考委員会が14日、東京・築地の新喜楽で開かれた。直木賞は佐々木譲さんの『廃墟に乞う』(文藝春秋)と白石一文さんの『ほかならぬ人へ』(祥伝社)の2作品が選ばれた。贈呈式は2月19日(金)、東京會舘にて行われる。正賞は時計、副賞は100万円。 写真右から佐々木譲さん、白石一文さん 直木賞の候補作品は、池井戸潤さんの『鉄の骨』(講談社)、佐々木譲さんの『廃墟に乞う』(文藝春秋)、白石一文さんの『ほかならぬ人へ』(祥伝社)、辻村深月(※)さんの『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』(講談社)、葉室麟さんの『花や散るらん』(文藝春秋)、道尾秀介さんの『球体の蛇』(角川書店)の5作品。 ※辻村深月さんの「つじ」は、正しくは二点しんにょうにて表記される。 選考委員の代表とし記者会見を行った宮城谷昌光氏は、直木賞の選考が、異例の4回の投票によって行われたと説明。第4回目の投票において、佐
福山市が公募していた「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」(同市、実行委主催)の第2回受賞作が23日発表され、「伽羅(きゃら)の橋」が選ばれた大阪市の会社員、糸(より)冬了(とおる)さん(44)が、ふくやま文学館(同市丸之内1)で記者会見し、喜びを語った。 応募作は海外も含め58点。公募の市民らが選考し、同市出身のミステリー作家、島田荘司さんの最終選考で受賞作を決めた。 「伽羅の橋」は、1945年の大阪大空襲の日に、夫と子どもを殺害したという過去を持つ高齢の女性マサヲに、介護士の四条典座(のりこ)が疑問を抱き、当日の真相を追求していくストーリー。 糸さんは3年ほど前に構想を得て、既にあらすじはできあがっていたが、細部の調べものが土日しかできず、苦労したという。糸さんは「仕事を終えて帰宅してから睡眠時間を削り書き上げた。この賞がなければ、ミステリーを書くことはなかったかもしれない
ヘルタ・ミュラー氏(04年撮影)=AP 【マンチェスター(英中部)=土佐茂生】スウェーデン・アカデミーは8日、09年のノーベル文学賞を、ルーマニア生まれのドイツ人女性作家ヘルタ・ミュラー氏(56)に授与する、と発表した。 同アカデミーは「韻文の濃密さと散文の率直さをもって疎外された人びとの風景を描いた」と授賞理由を説明した。賞金は1千万スウェーデンクローナ(約1億3千万円)。授賞式は12月10日、ストックホルムである。 ミュラー氏は、53年、ルーマニア西部のバナート地方に生まれた。シュバーベン人と呼ばれるドイツ系少数民族の出身で、ドイツ語が母語。ティミショアラ大学でドイツ文学とルーマニア文学を専攻し、金属工場で技術翻訳者となった。 しかしチャウシェスク政権による独裁下にあった79年、秘密警察への協力を断ったために職場を追放された。その後、学校の代用教員をしながら創作活動を続け、82
鎌倉期の歌人で新古今和歌集の選者だった藤原定家(1162−1241年)が、定家のめいで当時を代表する女流歌人、俊成女(むすめ)(生没年未詳)の歌を書き取った新しい断簡(原本の1ページ)が旧伯爵家の旧蔵品から見つかった。この断簡は、途中で文意が途切れ、長年意味不明とされていた東京国立博物館(東博)所蔵の「藤原定家筆歌合切(うたあわせぎれ)」の一部と判明。約800年の時を超えた貴重な史料として注目を集めそうだ。(牛田久美) 東博の歌合切は、後鳥羽院歌壇を率いた藤原俊成の養女が、やはり新古今集の選者だった夫の源通具(みちとも)と結婚後の蜜月期に2人だけで行った詠み比べを、定家が書き留めて批評している。定家が若いころの数少ない自筆の書で、王朝風の流麗な書風に特徴があるという。 他に写本や注釈書がなく貴重な文学資料と注目されているが、批評の6行目から突然、「荻(おぎ)の上葉(うわは)」「小野の篠原」
磯崎憲一郎氏北村薫氏 第141回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が15日、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞に磯崎憲一郎さん(44)の「終(つい)の住処(すみか)」(新潮6月号)、直木賞に北村薫さん(59)の「鷺(さぎ)と雪」(文芸春秋)が選ばれた。副賞は各100万円。授賞式は8月21日午後6時から、東京・丸の内の東京会館で開かれる。 磯崎さんは千葉県我孫子市生まれ。早稲田大卒。07年、「肝心の子供」で文芸賞を受け、作家デビュー。三井物産に勤務しながらコンスタントに小説を執筆し、08年、「眼(め)と太陽」が芥川賞候補に。著書に「世紀の発見」など。東京都世田谷区在住。 受賞作は、ともに30歳を過ぎてなりゆきで結婚した感のある夫婦の上に流れた20年という時間を描いた。娘も生まれ家も建てたが、常に不機嫌な妻は夫にとり不可解な存在であり続け、夫も浮気を繰り返す。細やかな描写が、相
◇小説断片化への不安 今年の二月、我々作家は、あるニュースを前にして、首を傾(かし)げつつも、大いなる不安を覚えたのだった。 首を傾げたのは、記事を何度読んでも、内容が理解できなかったせいだし、不安を覚えたのは、そうは言っても、自分たちの著作を否応(いやおう)なしにネットに公開されるかもしれない、という怯(おび)えからだった。 ご存じ、グーグル問題である。が、問題、問題と叫んだところで、出版関係者や著者でなければ、関心を持ち得ないだろうし、私も専門家ではないので、ここで妥当、かつ的確な説明ができるとも思えない。しかも、グーグル問題は、現在も流動的で、結論が出ていないときている。 つい先日も、米国作家協会、米国出版社協会の代理人が来日して、日本文芸家協会・副理事長の三田誠広氏と会見した、と新聞で読んだばかりだ。それによれば、三田氏も和解案を評価して、態度を軟化させたそうだ。 その和解案に賛同
作家、西村京太郎といえば『ブルートレイン殺人事件』のヒット以来、時刻表トリックを駆使した鉄道ミステリー小説で人気がある。その西村氏の自宅兼仕事場は神奈川県の湯河原。隣接地に「西村京太郎記念館」もある。鉄道ミステリー作家だけに、館内には鉄道模型パノラマがあり、そこでは「事件」が起きているという……。 湯河原の西村京太郎記念館 一見、普通のレイアウトだが…… 4カ所の現場に5人の死体が隠されている 西村京太郎記念館は、JR東日本湯河原駅から2番のりばのバス「奥湯河原」または「不動滝」行きに乗って、「小学校前」バス停で下車、徒歩3分のところ。小川のほとり、緑が多い場所。近くを新幹線の高架線路が通っている。1階は地元の人も訪れそうな明るい喫茶店。展示室は2階にあり、観覧料は2階の展示スペースのみ必要となる。料金は大人500円、中高大学生が300円、小学生は100円。 展示室は西村氏の著書やコレクシ
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