記念すべき車両の前でテープカットする関係者=17日11時53分、愛知県豊川市の日本車両製造豊川製作所(松村信仁撮影) JR東海の鉄道車両製造子会社、日本車両製造が生産した新幹線営業用車両の累計数が17日、3千両を突破した。 同社豊川製作所(愛知県豊川市)で同日開かれた記念セレモニーには、JR関係者など約40人が出席。3千両目となるN700系車両の前で、中川彰社長は「これを新たなステップとして、今後もより良い車両を作っていきたい」とあいさつ。JR東海の阿久津光志副社長は「高速鉄道の運営にはあらゆる地道な取り組みが必要。原点を忘れずに、守っていきたい」と語った。 同社は昭和39年の東海道新幹線開業以来、初代0系から最新型のN700系、さらに東北新幹線E2系や台湾で走る新幹線車両など計15種類の車両生産を手がけてきた。生産累計ベースで国内の新幹線車両の約3割が同社製という。 累計生産1千両は25