人気鉄道漫画「鉄子の旅」の作者、菊池直恵さんが塗装デザインを手がけた銚子電鉄の「鉄子の旅カラー車両」(デハ1002)が、塗り替えのため19日で運行を終える。運行終了を記念した「ありがとうイベント」が同日午前11時から千葉県銚子市犬吠埼の犬吠駅前広場で行われ、菊池さんや作品に登場する実在のメンバーらが参加してサイン会などが開かれる。 「鉄子の旅」は、国内の全駅乗下車を達成したことで知られるトラベルライターの横見浩彦さん(49)が、鉄道に全く興味のなかった菊池さんを日本各地の鉄道の旅に連れ回す様子を描いた実録漫画。平成14年から18年まで雑誌に連載され、アニメ化もされている。「鉄子」とは女性の鉄道ファンのこと。 単行本で出版された第1巻には、銚子電鉄の全10駅乗下車に挑戦する話が収録されており、その後、読者や鉄道ファンが参加して漫画の内容を再現するイベントも開かれた。