2011年3月11日。日本の東北地方沖で発生したマグニチュード9の巨大地震による巨大津波は、宮城県、岩手県、福島県の3県を中心に、北海道から関東地方の太平洋岸にかけて大きな被害をもたらした。場所によっては波高10メートル以上、遡上高40メートル以上を記録。これだけの津波が近代都市を襲ったのは史上はじめてである。3.11からおよそ1年。私たちは何を学び、これから何をすべきなのか。津波工学研究の第一人者が解明した巨大津波の真相と対策。(文=川端裕人/写真=藤谷清美) 第1回 津波研究者が見た“悪夢” 2012年2月20日 第2回 実は“2つの津波”が重なっていた 2012年2月21日 第3回 これだけある“都市を襲う津波”の脅威 2012年2月22日 第4回 車は危険! すぐに高台かビルの上階へ 2012年2月23日 第5回 “悪夢”を二度と繰り返さないために 2012年2月24日