東京都日野市の多摩動物公園で飼育していた絶滅危惧種のユキヒョウ「マユ」(メス、13歳)が14日、展示場と寝小屋との間の油圧扉に頭を挟まれて死んだ。 マユは1999年に同公園で生まれ、昨年5月、子ども3頭を産んだ。昨年末現在、ユキヒョウは国内では動物園など9か所で計24頭が飼育されていた。 東京都などの発表によると、同日午後4時半頃、飼育係がマユの子ども3頭を先に寝小屋に入れ、油圧扉を下降させ始めたところ、マユが突進し、頭を扉と地面の間に挟まれた。飼育係はすぐに扉を上昇させたが間に合わなかったという。