米航空宇宙局(NASA)の土星探査機カッシーニ(Cassini)が撮影した1万キロ×1万7000キロの大きさの土星の「大白斑」。対流風の頭の部分は、ロンドンとケープタウン間の距離に匹敵する(2010年12月24日撮影)。(c)AFP/NASA/JPL-Caltech/SSI/Carolyn Porco and CICLOPS 【7月7日 AFP】地球1個がすっぽり入るほどの幅一帯で、一般的な稲妻の1万倍もの放電量の稲妻が1秒間に10回という速さで閃光を放っている光景を、想像できるだろうか? しかも、それが8か月間も続いているのだ。 太陽系の中で最も激しい天気事象が、土星で前年12月から起こっている。6日の英科学誌ネイチャー(Nature)によるとこの事象は、米航空宇宙局(NASA)の土星探査機「カッシーニ(Cassini)」はもちろん、比較的小さな天体望遠鏡でも、プロ・アマを問わず多くの天