全国地方銀行協会の柴戸隆成会長は、ことし4月下旬から5月上旬にかけて10連休になることについて、ATM=現金自動預け払い機の現金をどう補充するかなど課題があるとして、対応の検討を急ぐ考えを示しました。 全国地方銀行協会の柴戸会長は16日に開かれた記者会見で、ことし4月27日から5月6日までの10連休について、「地方では売り上げを袋に入れて銀行の夜間金庫に入金する企業が少なくない。物理的に10日分のお金が金庫に入るかどうかや、ATMの現金が不足するときにどのように補充するかなど、克服すべき課題がある」と述べ、対応の検討を急ぐ考えを示しました。 一方、ゆうちょ銀行の貯金の預け入れ限度額が今の2倍に引き上げられる見通しになったことについて、柴戸会長は「今は資金をゆうちょ銀行に移す動きは見られていないが、将来、資金シフトが起きた場合に金融システムに影響が出ることを懸念している」と述べ、地方銀行への