10月2日、日銀が発表した8月分の「民間金融機関の資産・負債」によると、都市銀行の国債保有残高は8月末現在、85兆4389億円と前月末比586億円増となり、今年3月以来の増加に転じた。5月撮影(2013年 ロイター/Toru Hanai) [東京 2日 ロイター] - 日銀が2日に発表した8月分の「民間金融機関の資産・負債」によると、都市銀行の国債保有残高は8月末現在、85兆4389億円と前月末比586億円増となり、今年3月以来の増加に転じた。日銀が異次元緩和を導入した4月以降に顕著だった都銀の国債保有残高の減少にひとまず歯止めがかかった。 都銀の国債保有残高は、4月から7月までの4カ月で22兆5797億円減少した。日銀が4月に大胆な国債買入を軸にした異次元緩和を打ち出したことをきっかけに、過剰な金利リスクを軽減する動きを強めたことが要因の一つとされる。