2000年以降に1都3県で新設された私立中の数来春からの利用を控えた真新しい教室=埼玉県蕨市 少子化が進む中、埼玉県で私立中の開設ラッシュが続いている。2000年以降に首都圏で新設された私立中学のほぼ半数を占め、来春はさらに4校が開校する。本来は公立志向が強い地域だが、中高一貫教育の魅力を強調し、生徒の“青田買い”に生き残りを賭ける。 9月に入り各地で学校説明会が始まっている。11日に埼玉県鴻巣市であった来春開校予定の東京成徳大深谷中(深谷市)の説明会。校長に就任する大谷幸男氏が、県内有数の進学校・県立大宮高(さいたま市)の校長を務めた経験を踏まえ「中高一貫で、骨身を惜しまぬ教育に力を入れる」と強調した。 メモをとりながら聴いていた深谷市の保育士の女性(41)は小5の長男の受験を検討中。「地元で選択肢が増えることはありがたい」と話す。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会