「ケロリン」の広告入り湯桶を販売している有限会社、睦和商事(東京都文京区)が2度目の資金ショートを起こし、経営破たんしたことが18日わかった。 信用調査の東京商工リサーチによると、睦和商事の負債総額は現在調査中という。有限会社としての設立は昭和41年8月、資本金は300万円。ピーク時の平成9年6月期には年商約1億3000万円をあげていたが、銭湯の減少により、営業不振に。24年6月期年商は約4200万円に落ち込み、今年1月末までに事業を停止していた。先週14日に再度の資金ショートが起きた。 なお、この湯桶で有名な「ケロリン」は、「内外薬品」という医薬品メーカーが販売する頭痛、生理痛などに効く鎮痛薬のブランド。主力の粉薬だけでなく、錠剤形式も発売されている。内外薬品は当初、置き薬としてケロリンを販売していたため、銭湯でPRをしませんかという睦和商事に委託する形で、昭和38年から湯桶の展開が始ま
(2011年8月25日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 恐竜が地球上に姿を現す2億年ほど前、それゆえ人類が派手な披露宴で結婚を祝うようになるかなり前から、サメは海を泳いでいた。サメの起源は木よりも古く、地球で起きた大量絶滅を少なくとも4度生き延びてきた。 古来の捕食者であるサメと現代の結婚披露宴とのつながりは、中国人の間では、客にフカヒレスープを振る舞うことが気前の良さと威信の証しだということだ。中国人は13億人以上いるうえ、日に日に豊かになっているため、この習慣がサメの個体数に与える影響は決して小さくない。 カリフォルニア州で審議されるフカヒレ禁止法案 年間およそ7000万頭のサメがヒレを取るために殺されている。多くの場合、ヒレは海で切り落とされ、血まみれのサメの胴体は海に放り出されて死ぬ。 カリフォルニア州議会は、中国系米国人のポール・フォン議員(民主党)が共同提出した、フカヒレの販
韓国人は割り勘をしないことで有名だが、割り勘を意味する言葉として「ドッチペイ」という韓製英語はある。ドッチとは、英語で「オランダの~」を表す「Dutch」(ダッチ)を韓国式に発音したもの。ペイは英語の「pay」(支払い)のことだ。英語では「go Dutch」(割り勘にする)、「Dutch account」(割り勘)などの表現があるのだが、韓国ではドッチペイで定着している。 由来をめぐっては、大航海時代に景気が良かった英国人が「オランダ人は飲み屋の支払いまできっちり分けるケチな国民だ」という認識を世界中に広めるため、寄港する各地で触れ回ったという説があるが、はっきりとはしないようだ。 ところでその韓国人が最近割り勘を受け入れ、かなりの勢いで広まっている。 従来、外食の支払いは、職場単位ならば最も地位・役職の高い人か、年長者、または昇進など何らかのおごる理由がある人が払った。学生同士でも先輩が
トイレ掃除からラスト1個のおやつ獲得まで、日々の様々なことを決めるじゃんけん。みなさんはじゃんけんをしていて、やけにあいこが続いた経験はないだろうか? そんなの偶然の産物だと思いがちだが、実はそこには科学的な理由が隠されていたのだ。 その理由とは人が生まれながらにして持つ「無意識模倣(automatic imitation)」、つまり相手の動きを無意識にマネする人の性質にあったのだ。これを発表したのは、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンのリチャード・クック氏をはじめとする研究チームで、彼らは45人の被験者を対象に次のような実験を行った。 1.勝者には賞金を与えると伝え、他の被験者と1ラウンド60回のじゃんけんを2ラウンドしてもらう 2.1ラウンド目では両者とも目隠しをした状態で、そして2ラウンド目では二人のうち一人だけが目隠しをした状態でじゃんけんをしてもらう すると、二人とも目隠しの状
アニメや漫画、食など「クールジャパン」といわれる日本文化の海外発信に力を入れようと、文部科学、経済産業、外務の3省が来年度予算に計27億円を要望する。各省は「それぞれの特長を生かした役割分担」(中川正春・文科副大臣)で、予算獲得を目指す。 今年6月に「クール・ジャパン室」を新設した経産省は約19億円を要望する方針だ。中国やインドなどの新興国の市場を調査。市場ごとに衣服や家電、アニメ、日本各地の特産品などをどう売り込むかという戦略をつくる。現地の百貨店でのテスト販売や流通業者との商談会などを支援し、そこで得たノウハウを業界が共有できるようにする。 文科省の文化庁は、「クリエイティブ・ニッポン発信!プロジェクト」事業で約6億円を要望する。地域から日本文化を国際発信する拠点をつくろうと、海外の芸術家に滞在制作をしてもらう事業(アーティスト・イン・レジデンス)をしている自治体などへ助成する。国
万歳三唱に作法はある? 政府は12日の閣議で、万歳三唱の所作について「公式に定められたものがあるとは承知していない」との答弁書を決定した。自民党の木村太郎衆院議員が質問主意書で、鳩山由紀夫首相の万歳三唱が「手のひらを(正面に)向け、両腕も真っすぐに伸ばさず、降参を意味するようなジェスチャーに見えた」と批判したのに答えた。 木村氏がかみついたのは、昨年11月の「天皇陛下御在位20年記念式典」で、鳩山首相が音頭を取った万歳三唱。質問主意書で「正式な万歳とは違うように見受けられた。首相は万歳の仕方を身につけておくべきだ」と批判した。式典中、菅直人副総理兼財務相と松野頼久官房副長官が「居眠りしていた」ともただしたが、答弁書は「政府の参列者は、御在位20年を慶祝する気持ちで臨んだ」とかわした。【坂口裕彦】
インターネットのコミュニティ、特にここ1,2年はTwitterを見ていると、 東京に移住する人が多いように思う。 逆は、(転勤や結婚を除いては)あんま見ない。 インターネットは情報の地域格差を解消したか、といえば テキストや動画のコンテンツという意味では解消したと思う。 昔は田舎に回線も来てなくてそういう意味での格差はあったけれど、大体今はADSLまでは通ってるし。 ネット上に乗っけられないコンテンツ、たとえば単館上映の映画、ミュージシャンや楽団のコンサートツアー、キー局のニッチ寄りテレビプログラム、服だの雑貨だの本だの、というものについては 解消されたとは言わないが、 ある程度の人口がないと集客なんぞ到底見込めないものを地方でやっても売ってもしょうがないので、ここはまあどうにかするところではない気もする。 買い物については通販も充実してきたしね。 インターネットが普及して、私たちはこれで
かかとを踏みつけ、きちんと靴を履かない子供が目立つ。見た目にだらしないだけでなく、いい加減な履き方は健康面にも影響がある。学校現場には、かかとを踏まない「対抗策」を凝らした靴も登場。そもそも子供はなぜ、かかとを踏むのか。専門家からは意外な指摘も挙がる。(津川綾子) “戦い”に終止符 「マジックテープをはがすのが面倒なのか、いつも運動靴のかかとを踏んで、脱いでも後ろがぺったんこなんです」。東京都品川区の母親(32)は、ため息まじりに息子(5)の靴の履き方を説明する。 親の間には子供の靴の悩みが根強く、「『大切に履きなさい』と注意するのに、かかとを踏むくせが治らない」(小3男児の母親)など、まるでスリッパと化した子供の靴の惨状を嘆く声は目立つ。 そんな子供の「かかと踏み」に対抗しようと、最近はかかとの外側が硬く補強された上履きが定着。それでもかかと踏みが修まらないため、更なる「対抗策」を施した
職人とは何か。その定義を正確に語ることは難しい。そうでありながらも私たちは、誰かに「職人らしさ」を感じてしまうことがある。彼らが何かを共有しているからだ。 例えば、彼らが仕事において立てる音はリズミカルで迷いがない。動作にも独特の雰囲気がある。一見するとスローに感じることもあるのだが、よく観察すれば動きに無駄がなく、最小限の動作で一つひとつの仕事を確実に済ませていることがわかる。さらに仕事の進め方が体に染み付いているからだろうか、動きには流れがあり、直線的、突発的な動きが少ない。だから、ゆったりと見えるのである。流れるようにゆったり、美しく。それが、最も短い時間で仕事を終わらせる方法なのだろう。 専用の小部屋で刀身に焼刃土(やきばつち)を塗る河内國平(かわちくにひら)の手際などは、その最たるものだ。刀身全体に土を塗る引き土と、さらに細かな刃文(はもん)をつける置き土に至る一連の「土置き」の
「沸(わ)くって言うんやけど、鉄を溶かしてしまうわけではないんや。溶けるでなし、赤いだけでもなしっていう、ちょうどいいところ。そこで仕事やらんとあかんねん」 刀匠、河内國平(かわちくにひら)は、小割りにした玉鋼(たまはがね)を積み上げた「てこ台」を前に「積み沸かし」についてこう説明する。 日本刀作りの中でも積み沸かしは、特に鍛冶の五感が大切となる工程である。細かく割った鋼をてこ台に積み、約1300℃に赤め、溶ける寸前のところで仕事をしなければならないからだ。この時にもし鋼が完全に溶けてしまうと、他元素が入り込んだりして性質に変化が起きてしまうのだという。逆に、十分に軟らかくなっていない状態で鋼を叩けば、傷となって残ってしまう。 その微妙なタイミングを察知するのは、温度計ではなく人の五感。鋼が沸く音を聞き分ける鍛冶の耳であり、鋼の色や赤まった鋼から出る小さな火花の形や量を見分ける目である。だ
日本刀製作には、原料となる砂鉄を探すところから、鞘や柄、鍔(つば)などの刀装具作りまで、実に数多くの工程が存在する。 そのうち刀匠が携わる仕事は、たたら製鉄で出来上がった玉鋼(たまはがね)を薄くのばす「水減し(みずへし)」から始まる。その後、「小割り」「選別」「積み重ね」を経てようやく日本刀となる素材が整う。その後に火を使う工程の「積み沸かし」「鍛錬(下鍛え[きたえ])と、上鍛えに分かれる)」「造り込み」「素延べ(すのべ)」「火造り(ひづくり)」を経て、日本刀の大まかな形状が出来上がる。 そこからヤスリやセンと呼ばれる道具で鉄を削って形を整え、さらに、荒砥石をかけて表面を平らにする。その次が、鋼の組織を刃物に適したものに変化させる工程となる。まず表面に焼刃土(やきばつち)を塗る「土置き」を施してから、加熱、急冷する「焼入れ」、「合取り(あいとり)」と呼ばれる熱処理を行なうのである。焼入れの
刀匠、河内國平(かわちくにひら)が製作した太刀。日本刀は茎(なかご)の表に作者名、裏に製作年月日の銘を切る。刃長二尺(約60cm)以上の大型の日本刀には、刃を下にして腰に吊るす太刀と、刃を上にして腰に差す刀がある。(撮影:宮田昌彦) 日本刀は武器という名の、このうえなく美しい「道具」である。 かつて使い手は、これを手に敵と戦った。その時代には、日本刀の出来がそのまま自分の生死に関わっていた。いや自分だけではない。自身の肉親や家族、友人、そして仲間たちを守る生命線だったのである。そんな切実な要求と大きな需要は、多くの優秀な作り手を生み出すことになり、実際に名作と呼ばれる数々の日本刀が生み出されていった。その中には、偶然に名品となり得たものもあったかもしれない。それをも経験として取り込み、濃密な試行錯誤を繰り返すうちに日本刀は様式を獲得し、工人たちによって一つのメソッドとしての基本製法が確立さ
「売ります」の看板を掲げたロンドン市内のパブ。ビールの売り上げは大恐慌以来、最低のレベルまで落ち込んでいる(AP) 【ロンドン=木村正人】世界的な金融危機が英国の伝統文化であるパブを直撃している。パブで飲まれるビールは最盛期に比べ、1日当たり1600万杯分、909万リットルも減り、毎日5店のパブが廃業に追い込まれている。1929年の大恐慌以来のピンチだ。食料・石油高騰に加え景気後退の影が濃くなる中、地方のパブは郵便局や日用雑貨店を兼業するなど必死に生き残りを図っている。 英国のパブは、仕事帰りに職場の仲間と、また近所の人たちと地元醸造所の地ビール「エール」を飲み、おしゃべりを楽しむ場だった。最近ではドイツタイプのビール「ラガー」が幅を利かせ、ビール会社の直営パブが増えたものの、昔ながらの個人経営パブがまだ全体の8割以上を占める。 昨年7月から店内は全面禁煙。今年3月、酒税はビール1杯3ポン
北京オリンピックが終了した。 既に多くの人は理解しているだろう。これからが本番だ。 改革開放が鄧小平の「豊かになれる者から豊かになれ」という言葉と共に始まって以来、中国は世界経済へ労働力の供給地として、高度経済成長を続けてきた。中国経済のプレゼンスは拡大し、世界に冠たる大国としての中国という意識は、中央政府から一般市民に至るまでに浸透した。 その自己認識を世界に広げ、自他共に世界の大国となるためには巨大なお披露目のイベントが必要である。それが北京オリンピックだった。 北京オリンピックを盛り上げるため、中国政府はありとあらゆる権力を総動員した。必要な土地は住民を強制的に立ち退かせて収容した。競技施設は地方から出稼ぎに来た「民工」と呼ばれる労働者により突貫工事で完成した。完成後、民工らは北京から退去させられた。北京オリンピックの施設を建設した彼らは、中国政府が世界に威厳を示すためには都
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