盛田 幸妃氏(もりた・こうき=元プロ野球選手)16日死去、45歳。1988年、大洋(現DeNA)に入団。92年に最優秀防御率を獲得するなど、救援投手
400勝投手の金田正一氏は、文字通りプロ野球の歴史の生き字引でもある。現役時代の球威についてや、往年の名選手たちと麻雀卓を囲んだ思い出について、金田氏に聞いた。 ──現役時代の監督(本誌記者は金田氏のことをこう呼ぶ)の球はどれぐらい速かったんですか? 金田正一(以下、金田):180キロは出ていたんじゃないか。 ──もう一度お願いします。 金田:やっぱりお前はワシをバカにしとるだろう。国鉄時代、ある地方球場での阪神戦でこんなことがあったんだ。ワシが投げる度に阪神の打者が首を傾げるのよ。それで金田正泰さんの打席でタイムがかかり、何やら主審に話しかけるとベンチから監督まで出てきた。するとマウンドに集まった審判が、メジャーを持ち出してバッテリー間の距離を測り始めたのよ。 ──試合中にですか? 金田:ワシの球があんまり速いからマウンドからホームベースまでの距離が足りないという疑いがかかっ
米国最大のスポーツ専門局ESPNに『Outside the Lines』という番組がある。この番組は米国内外のあらゆるスポーツの諸問題、諸現象を様々な角度から検証する社会派番組なのだが、今回は“Japan's Pitching Monsters”と題し、日本の高校野球を取り上げた。 写真付きの記事はこちら レポートするのは、私がかつてメッツの番記者時代に親交のあったT.J.クイン氏。2000年のメッツ対カブスの日本開幕シリーズの際にも来日している記者だ。今回も日本で精力的な取材を行ない、渾身のレポートとなっていた。 レポートで取り上げられたのは済美高校の安楽智大投手。 今年春の選抜大会を5日間で4試合に先発し、1試合当たり平均135球投げたこと。さらに大会中9日間で計772球を投げた事実を紹介しながら、米国の有力代理人からの「高校生投手の場合、95球以上投げさせてはいけないし、中3日
元プロ野球選手・松井秀喜氏(39)が、来月、阪神甲子園球場で開催される「第95回全国高等学校野球選手権記念大会」の情報番組『熱闘甲子園』(ABC・テレビ朝日系)の初日(8月8日)ゲストとして出演することが26日、明らかになった。 番組キャスターは工藤公康、長島三奈、竹内由恵アナウンサー 自らも甲子園を沸かせ、1992年の夏の甲子園での“5打席連続敬遠”は、今も高校野球ファンの間で語り継がれている。そんな松井氏が、巨人時代の2002年以来となる甲子園に帰ってくる。「高校野球は、僕にとっては原点」という松井氏。あの夏の“5打席連続敬遠”が「自分が努力する、頑張っていく、力になってくれた」と振り返る。 当時、星稜高校3年の松井は、2回戦の明徳義塾高校戦で5打席連続敬遠され、チームも敗退。試合後、高野連が急きょ記者会見を開くなど、社会問題にまで発展した。当の本人は「そこまで騒ぐことかな?という
<高校野球奈良大会:奈良大付12-4天理>◇23日◇3回戦◇佐藤薬品スタジアム 奈良大付-天理で前代未聞の珍プレーが起きた。 1回2死一、二塁の天理先制機に、奈良大付の久保秀平投手(3年)が暴投。奈良大付の西辻理誠捕手(3年)が後ろにそらしたボールを追うため振り返った際に球審と衝突し、球審のボール袋から「新球」が転がり落ちた。暴投のボールはバックネット際を点々としていたため、二塁走者東原匡志外野手(3年)は迷わず本塁突入。ところが西辻捕手は「新球」を暴投のボールと勘違いし、「新球」を拾って本塁手前で東原にタッチをした。高野連関係者も「記憶にない」と話す前代未聞の出来事となったが、審判団が協議した結果、得点は認められず、2死二、三塁から試合は再開。結局、天理は無得点に終わった。 先制機を逃した天理はシーソーゲームの末に奈良大付に敗退。橋本武徳監督(68)は「普通にあるシーンではない。インプレ
DeNAのアレックス・ラミレス外野手(38)は6日、神宮球場で行われたヤクルト2回戦の六回、石川雅規投手から左越え本塁打を放ち、プロ野球史上42人目となる通算2千安打を達成した。外国人選手として初の快挙となった。1695試合での到達は長嶋茂雄(巨人)の1708試合を抜き、川上哲治(巨人)の1646試合に次ぐ2番目のペース。 初安打はヤクルト時代の2001年3月30日に、横浜戦で竹下慎太郎から。来日13年目の今季は2千安打まで残り7本で迎え、開幕から7試合で達成した。 ラミレスはベネズエラ出身。米大リーグののインディアンスなどを経て01年にヤクルトに入団。03年には本塁打王と打点王を獲得した。07年には204安打を放ち、外国人選手として初めてシーズン200安打を記録した。08年に巨人に移籍し、12年からはDeNAでプレー。打撃タイトルは首位打者1度、本塁打王2度、打点王4度。08、09年は2
「野球が出来なくなるかもしれない」程度の理由で、他人の人生に口出しはできないと思う件。 Tweet Share on Tumblr カテゴリ:野球 2013年04月04日08:00 夢は、正気では、見られない! 3日に全日程を終了した春の選抜高校野球大会。この大会では、いくつものドラマとともに、ひとつの大きな議論がわき起こりました。済美高校のエース・安楽智大投手の登板過多について、その是非が問われたのです。安楽投手は結局決勝まで登板をつづけ、6回9失点で降板するまで5試合772球の熱闘。優勝は逃すも、全国高校球児の中で最大の光を浴びて大会を去りました。 安楽クンの登板には米紙が「正気の沙汰ではない球数」と評し、日本国内からも「本当に球児たちの体のことを考えているなら、なぜ球数制限の導入を検討しないのだ」と批判の声が上がっています。しかし、一方で安楽クン自身は「投げすぎという印象はない」と話
前回はこの夏のロンドン五輪をめぐる日米の放映権ビジネスについて総括しました。今回は再びプロ野球の話題に戻しましょう。 先月、BSフジのプライムニュースという番組に出演し「メジャーリーグに学ぶ 日本プロ野球改革法」というテーマで、古田敦也さんとともにさまざまな提言をさせてもらいました。約2時間にわたってリーグビジネスやチームビジネスの日米比較などを取り上げました。 個人的にもとても有意義な時間でしたが、いくつか「もう少しこの話をしたいな」という心残りがあったのも事実です。リベンジというわけではありませんが、この連載でその「つづき」の話をさせてもらうことにしましょう。 まず1つ目はお隣、韓国のプロ野球事情。2013年には1軍に新球団が参入予定で全9球団。奇数では試合日程にも支障をきたすことから、近い将来10球団、もしくはそれ以上に拡大するだろうとも言われています。今、拡大基調にあるのが韓国プロ
不参加から一転、日本プロ野球選手会は4日、「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)への参加を表明した。過去2大会の優勝で日本を熱狂させた「侍ジャパン」の出場に、ファンや選手からは歓迎の声が上がったが、翻弄された一部ファンからは「結局はお金」との声も聞こえた。主催者側との交渉をめぐって新井貴浩選手会長(阪神)が日本野球機構(NPB)の加藤良三コミッショナーを名指しで批判するなど、紆余曲折は今後も続きそうだ。 「これからの未来を考えたら、(不参加表明は)間違っていなかったと思う」 新井会長は会見で方針転換を、そう説明した。 日本プロ野球選手会が7月20日の臨時大会で不参加決議を採択した最大の狙いは、WBCの主催者側の譲歩を引き出すことだった。 ベテラン選手の一人は「(臨時大会で)出場したいという選手は多かった。ただ、参加を決めてしまうと、収益配分の問題が解決されないままになってしまう」
第94回全国高校野球選手権の初戦で惜敗した成立学園(東東京)。1、2年生が目立つチームだ。来年の甲子園に向けた第一歩を踏み出し始めた。 成立学園は初戦で敗退した翌日の13日、阪神甲子園球場近くの滞…… (08/14) [記事へ]
読売巨人軍の選手契約金報道で重大な名誉毀損(きそん)とプライバシー侵害を被ったとして、巨人軍と4選手が朝日新聞社の「報道と人権委員会」(人権委)に訂正・謝罪記事掲載などの是正措置を求めた問題で、人権委は12日、巨人側の主張を認めない見解を出した。 巨人軍は「朝日新聞の誤報を正当化しただけの不当な内容。不公正、不十分な審理に基づく見解で到底納得できない」とし、朝日新聞社を相手取り、損害賠償請求訴訟を起こす方針を明らかにした。 朝日新聞は3月15日の朝刊1面などで、巨人軍が1997~2004年度に新人6選手と球界の申し合わせを超過する契約金額(計36億円)で契約を結んでいたなどと報道。巨人軍は4月27日、記事で報じられた高橋由伸、阿部慎之助、内海哲也、野間口貴彦の球団所属4選手とともに人権委に申し立てた。 巨人軍は01年9月、ドラフトの自由獲得枠制度開始に伴って契約金の在り方を見直し、一定条件
1956年埼玉県生まれ。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。そのためオリンピックイヤーは忙しくなる。著書にはアメリカンフットボールのチーム作りを描いた『勝利者』などがある。高校スポーツの競技別・県別ランキングをデータベース化したホームページも運営。 「高校スポーツウルトラランキング」 SPORTS セカンド・オピニオン サッカーから野球、大相撲や陸上に至るまで、あらゆるスポーツニュースを独自の視点で解説!スポーツニュースの「セカンド・オピニオン」を目指します。 バックナンバー一覧 ひと昔前には考えられなかった プロ野球観戦のホスピタリティ向上 最近、プロ野球を観戦に行くと感じるのが、ホスピタリティの向上である。ひと昔前では考えられないようなファンサービスが行われるようになったのだ。 セ・パ交流戦が始まった5月16・17日の両日、東京ドームで行
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