西頭 恒明 日経ビジネス副編集長 1989年4月日経BP社入社。「日経イベント」を経て、96年8月「日経ビジネス」編集部に異動。2008年10月日経ビジネス副編集長。2009年1月日経情報ストラテジー編集長。2012年1月より現職。 この著者の記事を見る
広島県内最大級の巨樹で、県天然記念物に指定されている尾道市長江、艮(うしとら)神社のクスノキ群のうち、最も大きな1本で枝葉の枯れが深刻化し、近隣の建物などに落下している。 放置すれば参拝客らの安全が保てないとして、神社と市教委が連携し、詳しい調査を開始。土壌改良などの対策を講じるため、近く県に補助金を申請する。 クスノキ群は4本で、県が1988年、天然記念物に指定。樹齢約900年とも言われる。千光寺山ロープウェイのゴンドラが真上を行き来する。 最大のクスノキは高さ40メートル、根回り9・8メートル、幹回り7・3メートルで、神社入り口近くに立っている。同市出身の大林宣彦監督の映画「時をかける少女」(1983年)では、ヒロインを演じた原田知世さんとともに重要な場面で登場。クスノキを囲む柵の付近に歩み寄る観光客も多い。 永井政昭宮司は2008年、「昔は葉が茂っていたのに、今は空が透けて見えるね」
大手旅行代理店がこの夏限定で発売中の国内ツアーのタイトルが、思わぬ波紋を呼んでいる。ある“特定”の人たちがタイトルを見て内容を勘違いし、インターネット上であらぬ妄想を書き連ねているのだ。予想外の事態に、関係者も困惑しきりのツアーとは、一体どんな内容か。(夕刊フジ) 関係者が苦笑いするのは、旅行大手のJTBが発売中の体験型国内ツアー。関連するインターネット掲示板では、今年6月の発表当初から、≪アッー!≫≪男同士で二人旅 ウホッ≫≪俺とぉ〜兄貴のぉよぉ〜〜♪≫との書き込みが相次いだ。 書き込みの理由はただひとつ。このツアーが「男旅」というタイトルだからだ。このタイトルから“その筋”の人たちを想像したネットユーザーが敏感に反応したわけだが、もちろんこれは大きな勘違い。「男旅」はJTBとトヨタ自動車がコラボレーションして誕生した、今夏限定のレッキとした特別体験ツアーの名前である。 「『男旅』は、俳
東京・浅草の浅草寺で最近、トイレのゴミ箱に使用済みのトイレ紙を捨てる行為が目立っている。トイレ紙を流す習慣のない中国の観光客が悪気なく行っているとみられ、寺は中国語の張り紙で注意を促すなど対応しているが、事態はなかなか改善しないようだ。中国人観光客に人気があることで知られる浅草寺だが、思わぬトイレ文化の“日中摩擦”に関係者は頭を悩ましている。 浅草寺によると「トイレ紙問題」は昨年から顕著になり、特に中国人の観光ツアーの一行が訪れた後によくみられるという。 中国ではトイレ紙の品質が悪くて詰まりやすいことなどから、使用済みの紙をゴミ箱に捨てる習慣がある。中国語の新聞「中文導報」(東京)の張石副編集長は「観光客に悪気はなく、『トイレを詰まらせたら大変』と考えてゴミ箱に捨てている」と解説する。
沖縄の原風景が広がる瀬底島では、鉄筋をむき出しにした建設途中のホテルがビーチ近くの風景を台無しにしている=沖縄県本部町、湯地写す大型ホテルの開発計画が頓挫したリゾート用地。今はまだ空き地のまま=沖縄県宜野湾市、湯地写す 沖縄の観光産業が曲がり角に立っている。2008年のリーマン・ショック直前には、総額4千億円超もの開発計画が集中する「リゾートバブル」に島は沸いたが崩壊。ブームにのった観光客数も09年度は頭打ちとなり、すでに、ホテルの競争激化を危ぶむ声もある。地元では脱リゾート開発への動きが出てきた。 沖縄本島の宜野湾市、米軍普天間飛行場から約1キロ離れた西海岸。ヨットの浮かぶマリーナ前には、約1万7千平方メートルの広大な空き地が広がる。市所有の埋め立て地だ。13階建て245客室の「シェラトンホテル」が今年中に開業するはずだった。 東京の新興不動産業者が倒産し、昨年末に建設を断念。市は
海外で人気の旅行ガイド出版社Loney Planet(ロンリープラネット)が、アイスランドの火山噴火により足止めされている旅客に向け、同社が販売する旅行ガイドiPhoneアプリのうち13都市を無料で公開しています。[source: Lonely Planet ] ロンリープラネットは、観光ガイドブックを元に、ホテル・レストラン・観光スポット・GPSに対応した地図などの情報を満載したiPhone・iPod touch向けのアプリを開発。通常は1都市あたり1,800円で販売されています。 同社は今回、火山噴火で足止めされている旅行者への救済として、とくに影響が大きい13都市のアプリを4月22日まで無料化。 見知らぬ土地での滞在を余儀なくされている人々にとっては貴重な情報源となるはずで、なかなか粋な計らいではないでしょうか。 Lonely Planet Amsterdam City Guide
全羅南道麗水の人情酒場「マルチプ」で、おかみさんや常連さんと乾杯するMさん(右端)木浦の有名店で韓方マッコリとエイの刺身に挑戦。豚肉やカニの醤油漬けなどのごちそうがずらっと並んでいたのに、主人はMさんから1万ウォンしか受け取らなかったデポチプではマッコリ1本頼むだけで、つきだしが無料でつくのはあたりまえマッコリブームのためソウルで買える銘柄がぐんと増えた。Mさんは10種類以上を購入し、一人試飲会を決行(!) 韓国を一人旅する方からよくお便りをいただきます。そのほとんどが中年男性なのですが、最近、初めて日本の女性からメールをいただきました。韓国の田舎は外国人女性一人でも旅しやすいはずと思っていた私ですが、それを証明してくれる方と知り合うことができたのです。彼女は大阪在住の会社員Mさん。お正月を挟んだ14日間、ソウル→群山→全州→麗水→順天→木浦→ソウルを歩いた韓国旅行の達人です。旅の目的は
伝統を重んじる中国人にとっての1年で最大のイベント「春節(旧正月)」が過ぎた。街では、デパートや家電量販店で特価セールが行われ、この時期を見込んで多くの人々が「恭喜発財」の合い言葉のもと、躊躇いなく消費に向かう。 この期間限定の一大消費に、日本をはじめとした世界各国が中国人観光客を呼び込んで消費してもらおうとしたのは周知の通りである。たとえば都心の家電量販店やショッピングセンターで、中国語で呼び込む看板が目についたことだろう。 日本への中国人渡航者増加が注目されているが、では中国人にとって、渡航先としての日本はどう捉えられているのだろうか。 観光名所やレジャーより 「買い物天国」としての魅力 中国の書店には日本同様にガイドブックのコーナーがあり、そのコーナーは中国国内旅行と国外旅行にわかれている。その国外旅行のコーナーには、各出版社から出版された日本旅行の本が、だいたい10種類ほど置かれて
ルーブル美術館やベルサイユ宮殿などパリと周辺の多くの観光スポットで3日までに、従業員らがフランス政府の人員削減策に抗議してストライキ入りし、施設が閉鎖された。 労組と政府は同日、事態打開を目指し交渉したが決裂。労組は無期限ストを呼び掛けており、観光地の閉鎖は当分続く見通しとなった。 ストは11月下旬、パリの現代美術館ジョルジュ・ポンピドー芸術文化センターを皮切りに始まった。印象派中心のオルセー美術館がこれに続き、今月3日には、ルーブル美術館、ベルサイユ宮殿にも波及。同美術館前では、労組員らが観光客にストのため閉鎖中と説明した。 このほか凱旋(がいせん)門やノートルダム寺院の鐘楼、サントシャペル教会など文化省管轄の多くの施設が同様に閉鎖された。(共同)
【パリ=飯竹恒一】フランス政府は、紛争などで危険度が高い外国に特別な事情もないまま訪れた旅行者がトラブルに巻き込まれた場合、救出にかかった経費を当事者に負担させる法案をまとめた。旅行業者も対象にしているのが特徴で、無謀な旅を事前に抑える狙いがある。 今年4月、仏政府が退避勧告を出していたソマリアの沖を航行中のヨットが海賊に乗っ取られ、仏軍が救出作戦を実施。パキスタンで仏人旅行者の誘拐事件も起きた。 政府はこうした事態を憂慮したとみられ、クシュネル外相がこのほど法案を閣議に提出した。AFP通信などによると法案は、政府が渡航しないよう勧告している国を訪れて事件などに巻き込まれた事態を想定。費用を負担させるかどうかは裁判所が判断し、全額または一部を支払わせる。 旅行者だけでなく旅行業者や輸送業者、保険会社なども請求の対象となるが、外交官やジャーナリスト、援助関係者らは対象外になる見込みだと
韓国の美肌術で10人が顔にやけど、婚約者と破談のケースも 専門医2人起訴 (1/2ページ) 2009.8.3 12:18 【ソウル=水沼啓子】韓国で美容医療を受ける人は要注意−。韓国ソウル市江南区内の有名な皮膚科医院で2004年から08年にかけ、薬剤を使った美肌術を受けた30代から50代の女性10人が顔にやけどを負うなどし、皮膚科の専門医2人が業務上過失傷害罪で起訴された。韓国の聯合ニュースが3日伝えた。 被害に遭った女性らは顔のシミを取るため、フェノールという薬剤を皮膚に塗って角質を科学的にはがすケミカルピーリングを受け、顔に炎症を負うなどして色素沈着や傷痕が残ったという。うち女性2人が顔に皮膚移植が必要なほどのやけどを負ったという。 聯合ニュースによると、2006年にケミカルピーリングを受けて顔の60%をやけどしたという舞踊講師の女性(40)は、「1回の施術で、赤ちゃんのような肌にな
マイナス109円の宿泊プランが話題だ。マイナスというのもちょっと分かりにくいが、宿泊料をタダにする上に、109円返金するというのである。もちろん毎日この値段で営業しているわけではないが、旅館業界の苦しささがうかがえると指摘する専門家もいる。 最高4万8000円がマイナス109円に 全国の宿泊施設を案内している宿泊予約サイト「トクー!トラベル」。その中にある「1泊109円あげちゃう! マイナストクー!市」では、1万円以上はかかる宿泊費をタダにして、その上109円を返すというプランがある。ちなみに、109円とは「トクー」にかけている。 このプランに申し込めるのは、プレミアム会員(月額440円)のみ。このサービスを目当てに、会員登録者数は続々と増えているそうだ。現在90万人の会員がいる。 該当のページにはたとえば、愛知県・笹戸温泉「紫翠閣 とうふや」の2食つき2万4000円のプラン、岐阜県・新平
ブランビラ観光相 【ローマ=南島信也】イタリアのブランビラ観光相が、日本人観光客がローマの有名レストランで法外な値段を請求された「ぼったくり」事件について謝罪し、イタリア政府の費用負担で再びローマを訪れてくれるよう被害者に呼びかけている。観光立国で知られるイタリアだが、日本人の旅行者はピーク時に比べて半減しており、政府は悪い印象を振り払うのに懸命だ。 観光相は21日、「親愛なる日本と世界の観光客の友人へ」と題した手紙を公表。「政府はホテルやレストランなどの価格やサービスをチェックし、観光客の権利を守るため監視委員会をつくる」とし、ぼったくり対策に本格的に取り組む姿勢を示した。 また、6月にローマの有名レストラン「パセット」でランチ代として約700ユーロ(約9万3千円)を支払わされた日本人カップルに「とても申し訳なく思う」と謝罪。「政府はレストランをすぐに閉店させ、この店を訴えた」と迅
世界中から訪れる観光客でにぎわう円形闘技場コロッセオ=イタリア・ローマ、河合博司撮影 【ローマ=南島信也】イタリアを訪れる日本人旅行者が減り続けている。今年はピーク時の半分ほどになる見込みだ。ユーロ高や新型インフルエンザの流行など、要因はいろいろあるが、豊富な観光資源にあぐらをかいてサービスの水準が低い、といった構造的な原因も指摘される。観光は大きな収入源だけに、伊当局もようやく外国人旅行者呼び込みに本腰を入れ始めた。 イタリアは、世界遺産(文化遺産)の数が世界で最も多い。かつては日本人にとって欧州で最も人気のある旅行先だった。しかし、伊政府観光局によると、イタリア国内の空港に到着した日本人は約147万人(07年)で、97年の約217万人をピークに減り始めた。09年は100万人前後まで急減すると予想されている。現在、日本人にとっての欧州の人気観光地はフランスとドイツで、イタリアは両
岡山市の市立中学校の修学旅行代金をめぐり旅行会社5社が価格カルテルを結んだとして、公正取引委員会は10日、独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで近畿日本ツーリスト、東武トラベル、トップツアー(いずれも東京)の3社に排除措置命令を出した。 残るJTB中国四国(広島)と、日本旅行(東京)は、調査開始前にカルテルの事実を事前申告したため、排除措置命令の対象から除外した。 公取委によると、07年4月から今年1月までの間、同市内の市立中学約40校が計画していた修学旅行の代金について、競争による受注価格の値崩れを防ぐ目的で、5社の岡山支店幹部らが価格を取り決めていた。 中学校の修学旅行は毎年度5〜7月ごろに3年生が参加。大半は沖縄・九州方面の2泊3日コースで実施しているという。生徒が1年生の時点で業者を決めるのが通例で、業者から見積もりを取り、各校ごとに発注先を決めている。 3社は、不服があ
環境省と鹿児島県屋久島町は、観光客の急増で環境破壊が進む世界遺産の屋久島で、2011年度から初めての入山制限に踏み切る方針を固めた。 昨年4月に施行されたエコツーリズム推進法の初適用を目指す。自然公園法とは異なり、地元市町村が立ち入り制限区域を指定できるのが特長で、違反者には30万円以下の罰金が科される。 屋久島は、推定樹齢7200年ともされる縄文杉や地表を覆うコケなどの自然美や生態系が評価され、1993年、白神山地(青森、秋田)とともに国内初の世界遺産に登録された。 登録をきっかけに入山者が急増。08年には10万9000人に上り、休日の入山者は1000人前後に達することも珍しくない。特に、し尿の現地埋め立て処分が限界にきている。 04年、環境省からエコツーリズムのモデル地区に指定された。町、環境省、国有林を管理する林野庁などでエコツー推進協議会を発足させ、ガイド制度や過剰利用対策を議論し
船は「ドルフィン桟橋」に接岸し、乗客らが上陸する=4月22日午後、長崎市の端島、本社ヘリから、恒成利幸撮影 「障害者は参加できません」――。4月に始まった長崎市の軍艦島(正式名・端島)の上陸クルーズで、船を運航する2社のうち、「やまさ海運」(同市)が掲げた参加条件に、聴覚障害者が不満を募らせている。会社側は「危険が伴う廃虚見学。一人で歩行が困難な身体障害者は断っている」と説明するが、「船に乗れないのは、車いすの人だけ」と思って申し込んだ聴覚障害者が、港まで来て参加できないと知らされるケースも起きている。 長崎県大村市の荒木加代子さん(46)ら聴覚障害者3人は1日朝、長崎港ターミナルのやまさ海運の窓口で、社員から筆談で「誓約書にも、障害者の方は上陸できないとある」と断られた。 事前にインターネットから申し込んでいた。ネットに掲載されていた誓約書には「身体障害者、車椅子(い・す)等一人
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