私の職場はずっと海だった。20歳代のサラリーマンの時は、試運転を行う五島列島沖や和歌山沖、相模湾だった。40歳なって産学連携プロジェクトで高速船を開発していた時は、実証実験や試運転を行う瀬戸内海や相模湾、伊豆大島沖だった。アメリカズカップの時は、サンディエゴ沖の太平洋とオークランドのハウラキ湾だった。 たくさん海を見てきたのだが、今年初めて目にした沖縄本島や宮古島の海は格別だった。明るいコバルトブルーの海を見たのは生まれて初めてだった。毎年600万人の観光客の観光モチベーションにこの美しい海があることがよく理解できた。美しい自然ほど魅力的で老若男女を引きつけるものはない。 今年4月、沖縄グリーンニューディールのプロジェクトの中で「基地跡地を自然エネルギー発電所に」というプロジェクトを提案したこともあり、返還される予定の普天間基地を丘の上から見る機会も与えられた。 この時は、跡地利用の事ばか