(CNN) 国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(本部・ロンドン)は11日、中東サウジアラビアで斬首刑の執行が過去6週間、急激に増えていると発表した。 アムネスティの報道発表文によると、今年これまで約27人の斬首刑が実施され、この数字は昨年通年の執行件数と同じとなっている。今年5月だけで15人の刑が執行された。 今年の執行件数のうち5人は外国人。サウジ内で死刑判決を受けた受刑者は約100人だが、大半が外国人だという。 アムネスティは、サウジの刑務所で受刑者は法的に適切な対抗措置を講じることを許されていないと主張。その上で、斬首刑は、死刑刑罰に反対する国際社会の流れに逆行するものだとして即時中止と死刑囚の減刑を求めた。 サウジ当局はCNNの問い合わせに応じておらず、アムネスティの主張の真偽は明らかでない。