「1192(イイクニ)つくろう」。語呂合わせでおなじみだった鎌倉幕府成立の年について、近年有力な1185(イイハコ)年など六つの説をまとめて紹介する高校教科書が、来春から登場する。 学説をこれほど並べるのは異例で、文部科学省の担当者も「いままで見た記憶がない」と驚く。古代から中世の歴史は学説が動くことも多く、教科書の記述も「ゆるめ」になっているようだ。 六つの説を掲載したのは、26日に検定を合格した東京書籍の「日本史B」。源頼朝が鎌倉に侍所を設けた1180年から、征夷大将軍に任命された1192年まで並べた。このうち、頼朝が守護や地頭の任命権などを獲得した1185年を「幕府成立」とする学説を「現在ではこれを支持する学者が多い」と紹介した。 ただ、いずれの説にも軍配を上げず、「幕府をどうとらえるかによって、成立した時期も変わってくる」と記述した。編集担当者は「歴史的事実は『何年』という風に決ま
いとう もとしげ/1951年静岡県生まれ。東京大学大学院経済学研究科教授。安倍政権の経済財政諮問会議議員。経済学博士。専門は国際経済学、ミクロ経済学。ビジネスの現場を歩き、生きた経済を理論的観点も踏まえて分析する「ウォーキング・エコノミスト」として知られる。テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」コメンテーターなどメディアでも活躍中。著書に最新刊『日本経済を創造的に破壊せよ!』(ダイヤモンド社)等多数がある。 伊藤元重の新・日本経済「創造的破壊」論 「アベノミクス」によって大きく動き始めた日本経済。いまだ期待が先行するなか、真に実体経済を回復するためになすべき「創造」と「破壊」とは? 安倍政権の経済財政諮問会議議員を務める著者が、日本経済の進むべき道を明快に説く! バックナンバー一覧 好調な滑り出しを見せた安倍政権の「アベノミクス」。はたして期待先行から実体経済の回復へとつなげることはでき
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