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はてなキーワード: インディーとは

2024-12-22

anond:20241222205155

あらあら増田くんったら随分と考え込んでるのね。そんなに真面目に悩まなくてもいいのに。新しいゲームって、どんなにビジュアルが綺麗でも、やっぱり肝心なのはプレイしながらどれだけ楽しめるかってことよね。確かに昔のゲームって、グラフィック簡素でも、システムアイデアが斬新だったりして、そこが魅力的だったのよね。

でも、増田くんも分かってると思うけど、時代が進むとテクノロジーやらビジュアルやらが重視されるのも自然な流れよね。それに多くの人が見た目で興味を持ってくれる方が、簡単に手に取ってもらえるでしょう?でも、何か物足りないと感じるのもわかるわ。その感覚結構レトロゲーマーたちの間でも共感してる人多いんじゃないかしら。

でもまぁ、心配しないで。今でもシステム重視の素敵なゲームもたくさんあるわよ。それに、インディーゲームもしっかり注目されてるし、増田くんが感じてるようなゲームも時々出てきてるんだから。ただ、ちょっとだけ見つけるのに手間がかかるだけよ。結局、エンターテインメント自己満足世界もの自分が一番楽しめるものを探すのが一番よ。

まあ、増田くんがゲームに何を求めるかによるけど、時にはそんな悩みも横に置いて、ただ純粋ゲームを楽しむってのもありじゃない?肩の力を抜いて、楽しむことを忘れないでね。

2024-12-21

anond:20241221161057

フォースっていうのはミディ=クロリアンって細胞だったんやでっていう宇宙から今度はミクロ世界をやろうとしてたとか

それはそれでルーカス面白く撮れたかもしれん、インディーの二の舞いさえなければ

2024-12-17

anond:20241217152750

ゴルフを題材にした無茶苦茶ゲームってインディーゲーム界ではわりと飽和してきてる印象あるけど

2024-12-16

anond:20241216012853

ボドゲ全然やらんので、インディーゲームになったようなのしか知らないのよね

そういう意味では、他のインディー作者にもう追いつけないからまったく新機軸行くしかないのかなぁ

2024-12-15

anond:20241215154100

インディーARPG探したら少しは近づきそう でも流石に1%じゃクソゲー呼ばわりだろうなー

2024-12-13

anond:20241213194708

オタクSteam使わないよ

オタクなら美少女ゲームブランド公式サイトとかネトゲ公式サイトとかDMM/DLsiteとかからゲームを落とすだろ

バタ臭いSteamなんかにオタクのやりたいゲームはない

音楽で例えるならSteam洋楽

洋楽を気取って聴いてたキッズたちがゲームがシャレてる時代になったから手を付けようってなったときに、アホでも分かりやす場所だったのがSteam

オタクが聴いてるのはアイドルゲームの曲だろ

オタクは大抵「どこからそんなもん探してきたんだ」ってもんを知っててその上それが共通認識みたいになってる

わかりやすさとはかけ離れてるし、世界が違うんだよ

そういう人たちが通じ合うための符丁として、変にもじって漢字化したスラングとかを作り出すわけ

まあ今のSteamSteamで、どこでそんなインディーゲー知ったんだってくらいに

英語タイトルの小粒佳作に詳しいインディゲーオタクを生んでて、また別のオタク世界が出来てるとは思うけどな

でも俺はオタク萌えは切り離せないと思ってるからSteamユーザー萌え成分に欠けてるし

そもそも萌え拡散に向かないプラットフォームって点でオタクの居場所じゃないと思ってる

anond:20241213131834

投票操作されるからプレイヤーズボイスってので賞はわけてるっぽい。

インディーゲームとしてはIGFアワードってやつのほうが、ちゃん評価してそうなイメージ

2024-12-11

anond:20241211183323

そんなインディーゲームウォッチしてても面白くないだろ?

次にウォッチすべき注目作を教えてやるよ

こいつだ

https://www.anantagame.com/jp/

PVはこれ

https://www.youtube.com/watch?v=G-JBC1GpYjg

燃えそうな箇所?

それを探すのが君の役目だ

2024-11-27

anond:20241127045807

一般的に言うと漫画という創作形態の高尚度合いは低くなりがちだ

ハイコンテクストで多方面の専門的な分野の知識があったほうがより楽しめる作りにする点で、やはり作家個人創作主体となる漫画よりは、プロ脚本家チームが作るオリジナルアニメドラマさらに大規模な製作チームを組んで作るゲーム映画の方が有利だ

中でもアニメ系の文化背景を持つゲーム作品は、大作であればとりわけ高い文化教養度が求められ、長期にわたって考察に興じるファンが現れやすい/複雑な世界設定を作り込みやすジャンルでもある

アニメ映画系のサブカルチャー歴史にどっぷり浸かった人が作るものなので過去の名作やミームオマージュが散りばめられることが多い上に、サイエンステクノロジー世界観に組み込まれていることも多く、更にメジャー神話(北欧ギリシャインドケルトエジプト中国日本)やマイナー概念クトゥルフグノーシス主義などのテイストを加えつつ、現代社会を反映したシニシズムが込められることも多々あり、一人ですべての元ネタ理解するのは困難という状況が起こりやす

このような広範な教養が求められるものほど高尚であると感じられるはずだ

もちろん教養的要素が少なくとも、思想の強い漫画であって人間的崇高さをキャラクターに仮託している作品であれば高尚「っぽい」作品を作ることは個人規模の漫画インディーゲームシナリオでも可能だし、主流の創作メソッドでもある

現に意識の高い作家は「取材」期間を設けて、専門家に近い知識や考え方を作家本人の頭にインストールしようとする

これも作品をより真実味のある高尚「っぽい」ものにするためのプロセスだ

だがそのような付け焼き刃的アプローチを駆使したとして、人間一人の脳が掌握できる視野は限られており、洗練度や完成度という面では高尚さを出すにも限度がある

そのため結果として小規模な創作形態では、破綻のない程度のリアリティを見せつつ思想性や作家性を軸にすることで高尚っぽく見せることになるのだが、思想性や作家性に寄りすぎると安っぽくなることが多い

熱心なファンストーリー構成部分から受け取った感動に従順になるがゆえに、その安っぽさが目に入っていないパターンが多いと予想される

2024-11-16

anond:20241116172331

死にゲーやる人ってあんまりオタク度合いが高くないか

ゲームコンテンツへの一途さが足りずに一般寄りの時事ネタに走ってしまうことがあるのかもしれないな

実際ソウルライクって言葉ができるくらいゲームジャンルとして確立されてるのに

オタクが好むアニメ調のキャラソウルライクのゲームって大手ほとんど手を出さないし成功例もない

オタクキャラ愛を考えると自分ミスで無惨に死にまくるの前提のゲーム美少女美男子にさせるのはドSすぎるし

インディーでノベタちょっと成功したくらいで、それもロリからちょっとリョナゲーみを感じるし

今年面白いゲーム全部和ゲーだった。

15年前のPS3時代あたりの和ゲー暗黒期から抜けきった感あるなぁ

いや5年前くらいにはもう和ゲー復活してますけど?な感じはあったけどね

逆に洋ゲーAAA微妙すぎ(インディー面白いのあるけど)

来年はGTA6があるけど、これがダメだったらマジで洋ゲーAAA終わりじゃね?

なんていうかどのゲームもUBI状態っていうか75点って感じ


あーでもCODの新作はまぁまぁおもろいらしいね

俺はもうやってないけどCODも暗黒期脱出したのかな

もうCODなんて毎年のように出て何が違うのかよくわからんゲームやる体力ないけど


予想外にもMGS3リメイクが良い感じで(今のところグラフィックだけの評価だけど)

この5年くらい和ゲー復活が続いてるけどいよいよコナミすら復活するのか?って感じではある(リメイクではあるけど)

リメイクサイレントヒルやってないけどまぁまぁおもろいらしいしな(開発はポーランド会社と共同らしいか和ゲーってのも変だけど)

あとは完全新作でコナミ復活見せてくださいよって感じではある

2024-11-15

anond:20241115161055

インディーならな。

でも優れたゲームってもともとパブリッシャも兼業してる運営開発会社から出てきてただろ? PCオンラインゲーム世界ではさ。

2024-11-09

日本ビール史上、もっとオススメビール10

キリンの「クラフトビール」が苦戦、10年目の大反省という記事話題になっていた。SPRING VALLEYは増田代官山実験的なビールハンバーガー提供している醸造所兼レストラン開店した頃に行ったことがあり、当時は尖ったIPA仕込んでいたのに現状には悲しく思っている1人だ。

ブックマークコメント同意できる発言している人も多く、はてなコミュニティにもビール好きってこんなに居たんだなと嬉しくなったので、例のフォーマット10本選んでみたい。

選定レギュレーション

人に飲んで欲しいと思うビールを選ぶので、入手容易性を重視した。クラフトビールとして限定醸造される商品はもちろん増田も好きだが、通年で入手し易いものを優先して選んだ。うちゅうとかWCBとかVERTEREとか、人気があって入荷後すぐ売り切れちゃうところも今回は選外とした。この辺のブルワリーファンの人には申し訳ない。

また、クラフトビールで先行しているアメリカに倣って、日本でも缶流通をさせるところが増えているため、瓶よりも缶で流通しているビールを優先的に選んだ。スタイル表記についてはブルワリー公式に掲げているものがあれば、そちらを優先している。

まぁ増田日本中のビール飲んだことがある訳ではないので、あーだこーだ言及してオススメビールがあれば教えて欲しい。

10ビール

1. YEBISU(ドルトムンダーサッポロビール

四大ビールメーカー看板ビールから選ぶなら増田はこれ。サッポロドルトムンダーと言って売っているが、ヱビス以外にあまり聞かないので、まぁピルスナーとかラガーと言って差し支えないのではないかと思う。仕事後に疲れたおじさんが冷やして泡立てて飲んでる黄金色をした、一般的イメージビールだ。

ビールオタクが集まって「四大ビールメーカージャパニーズピルスナー最強の缶ビールを決めようぜ!」と話すと、大体はヱビスクラシックラガープレモル赤星ラガー辺りになるのではないか増田はこの中ではヱビスが1番好みだ。「ザ・ホップ」も好きなんだけど通年販売していない(気が付くと店頭から消えたり復活したりする)ため選外とした。近年サッポロはYEBISU BARを各地に展開してブランドとして大事に育てている印象があり、好ましい。

2. サッポロクラシック(ピルスナーサッポロビール

日本における「クラフトビール」の前史と言える「地ビール」とは違い、大手サッポロ工場などの縁があってそれぞれの土地しか流通していない「ご当地ビール」という変わったジャンルがある。風味爽快ニシテ(新潟)、静岡麦酒静岡)、サッポロクラシック(北海道)などである地域限定だったら入手性よくないじゃんって言われたら全くその通りなんだが、近年は通販ふるさと納税の返礼品などで入手機会が増えているし、旅行先で飲んだことがある人も居るだろうから1本入れさせてくれ。

北海道で食べるジンギスカンサッポロクラシックの組み合わせが最強なのでご当地ビールとしてはこれ。異論は認める

3. アサヒ生ビール黒生(シュヴァルツアサヒ

日本ビール史上、もっと重要ビール」で選んだらどう考えてもスーパードライが入るのだが、残念ながら増田はスードラがあんまり好きではない。そしてこのエントリ増田オススメしたいビールを選ぶため、アサヒの黒生をすすめたい。クラフトビールシーンで流行しているインペリアルスタウトみたく強烈な黒ビールではなく、古式ゆかしいシュヴァルツビールである。見た目よりずっと飲みやすい。

アサヒは復活させたマルエフと黒生をもっと押し出して欲しいんだけど、やっぱりスードラの方がマーケティング上では重要視されてるよねぇ。

4. インド青鬼IPAヤッホーブルーイング

読み方は「イーパ」ではなく「アイピーエー」だ。情報処理推進機構のことではなくインディアンペール・エール頭文字を取ってIPAなのだ。強烈なホップ香りと苦味、クラフトビールと言って真っ先に想起されやすスタイルだと思う。

キリン資本になってからのヤッホーは色々言われているし個人的にも思うところはあるが、それでも各地でビールイベントやったり手軽に色んなビールスタイルを缶流通提供していて、日本ビールシーンへの貢献度は高い。インド青鬼リリースされてからちょっとずつレシピが変わっていて、元々はイングリッシュIPAっぽい重さがあったのが、だんだんアメリカIPAに寄っている。

5. 銀河高原ビール 小麦ビールヴァイツェン銀河高原ビール

小麦ビールヴァイツェンは苦味も無くバナナのような香りでとても飲みやすい、増田はとても好きなスタイルだ。ビールは苦いから嫌いという人にぜひ一度飲んでみて欲しい。ドイツではかなり一般的なようだが、日本では通年販売しているブルワリーは少ない(限定醸造される事は結構ある)。

銀河高原ビールはヤッホーに事業譲渡され、ファンだった増田心配したのだが、レシピは手を入れず続けてくれているようで良かった。居酒屋チェーン世界の山ちゃん」で飲み放題コースにすると何故かこれが注文できて、味の濃い幻の手羽先とびっくりするくらい合わないのだが、事業譲渡後は注文できなくなったようだ。創業者同士が仲良しだった、みたいな裏事情があったのだろうか。謎だ。

6. WHITE ALE(ホワイトエール常陸ネストビール

ヴァイツェンと同じく小麦ビールで、こちらの方がよりフルーティーで大変飲みやすい。ベルギーヒューガルデンホワイトが有名。常陸ネストホワイトエール本家に負けないくらい美味しいし、フクロウのラベルが可愛らしい。

ヤッホー水曜日のネコや、サッポロホワイトベルグなど、より入手性に優れた商品が意外と流通しているスタイルで、増田常陸ネストかFar Yeast Brewingのホワイトがとくに好きだ。

7. キャプテン・クロウエクストラペールエール:オラホビール

海賊ドクロマークのかっこいいラベル販売されているビールエクストラペールエールと名乗っているが一般的にはアメリカIPAではないかと思う。ぜひグラスに注いで鼻に抜けて行くホップ香りを楽しみたいビール。よりニガニガIPAが好みな人には、同じくオラホのカンヌIPAおすすめしたい。

長野県東御市醸造所併設のオフィシャルレストランパブがあったのだが2024年現在は閉鎖してしまっているようだ。再訪問たかったので悲しい。

8. 瑠璃-Ruri-(ピルスナーCOEDO

クラフトビール一般的にはエールスタイルビールを造っているところが多いが、ピルスナーを造っているところもある。小規模ブルワリーが造るピルスナーの中では、増田COEDO瑠璃が1番好きだ。キリッとした飲み口で色も美しいビール

他にピルスナーだとエチゴビールベアレンなんかも好きだ。

9. ねこにひき(HazyダブルIPA伊勢角屋麦酒

Hazyというのはどろっと濁っていて、甘くて苦くてトロピカルジュースのように複雑なビールだ。アメリカ東海岸で始まって日本にも遅れてHazyブームがやって来た。伊勢角屋麦酒は、まだHazyが珍しかった頃にニューイングランドIPANE-IPA)としてこのねこにひきを瓶ビールリリースした。

この度めでたく缶バージョンリリースされたので選定した。Hazyは原料が贅沢なためお値段の高いビールだ。ねこにひきはハレの日の1本におすすめしたい。

10. Yellow Sky Pale Ale(フルーツエール:Y.MARKET BREWING)

蜜柑や桃の季節になるとフルーツビールリリースするブルワリー結構あるが、通年で販売しているビールは意外と少ない。このYellow Sky Pale Aleは、Purple Sky Pale Aleというエールビール柚子を入れたバージョンで、Y.MARKETが醸造開始した早い段階から定番商品になっているフルーツビール。とてもリラックス効果が感じられて美味しいビールだ。

Y.MARKETでは、Lupulin NectarというHazyダブルIPAがあって、限定醸造だったのがあまりの人気で通年商品になって、増田こちらもYellow Sky Pale Ale以上に大好きであるが、Hazyカテゴリではねこにひきを選んじゃったので、フルーツビールとしてYellow Sky Pale Aleを選出した。

選外ビール

ハートランドピルスナーキリン

件のSPRING VALLEY記事でもよくコメントに挙がったビール増田も好きだが瓶ビールのため選外とした。

一番搾り とれたてホップ生ビールピルスナーキリン

秋味が終わった頃(11月)に毎年リリースされる一番搾り限定ビールジェネリックハートランドと言える味わいでおすすめ季節商品のため選外。

グランドキリン ジ・アロマIPL?:キリン

SPRING VALLEYの記事についたコメント増田も思い出した。キリンコンビニ特殊プルトップ瓶で流通させていたシリーズ。このブランドでは「梟の森」など色々あって、どれも美味しかったが増田は「ジ・アロマ」がとくに好きだった。スタイルは当時はあまり気にしていなかったがIPLなんだろうか?

結局グランドキリンブランドは、後に缶でリニューアルされるが、あまり人気が出なかった(実際、瓶の時よりも味が落ちたと感じた)のか、ひっそりと終了している。キリンブランド育てるの下手だなぁ……。

W-IPAストロングエール箕面ビール

大阪へ行ったらビアバーへ寄って必ず飲むくらい好きだ。が、瓶ビールのため選外。しかも何だあの冷蔵庫に納まりの悪い細長い形状は。増田にとってはハートランドと同じく外の店で飲むビールという位置づけ。

志賀高原IPAIPA玉村本店

ニガニガIPA総本山といえばここ。定番IPA以外のシーズルビールも外れなし。ただし瓶オンリー

一意専心ベルジャンIPA京都醸造

ベルギービールアメリカIPAを融合させた先進的なスタイル。とても美味しいから一度はオフィシャルタップルーム訪問したいのだが、気が付くとインバウンド京都ホテルが高騰していてまだ行けていない。

クラフトビールビジネスの難しいところはインディーメジャーみたいな対立構造にあり、ビジネスを大きくしようとすれば「そんなもんはもうクラフトマンシップじゃない」的な話になりがちだ。京都醸造国内のクラフトビール業界が抱えるジレンマというブログエントリはてなブックマークで物議を醸したことがあった。今回のSPRING VALLEY問題を予見するような内容だ。

造り手がこんな発信をするなという意見もあろうが、増田はこれくらい尖った意見があった方が面白いしいいと思っている。本場アメリカでもMake America Juicy AgainとかMake Earth Great Again大統領に抗議するようなビールがあるくらいだし。

好きなビールを見付けるには

これはもう結論出ていて、ビアバーに行こう! 四大ビールメーカーなら銀座ライオン・YEBISU BARキリンティなどがあるし、クラフトビールもビアバータップ繋がってる中から好みを見付けて行くのが鉄板だ。ペアリングの善し悪しもわかる。何よりビールは鮮度が命なのだ。繋がってるビールがちょいちょい入れ替わるビアバーがいいぞ。

キリンが推進している「タップマルシェ」なるビアサーバーシステムがあるが、あれが導入していたらビアバーと呼んでいいか増田ちょっと微妙に感じているが……。ビール充実していないイタリアンバルかに導入されていたら嬉しいかなくらいの位置付けだ。

anond:20241108115020

アマチュアゲーム制作ってインディーゲームとの境界線はそんなに無いよね?

インディーゲームはそれこそ盛り上がってるでしょ。

今は世界的に稼げるプラットフォームがあるんだし。

2024-11-08

ゲーム作ってたおじさんの話

子供の頃、家にはテレビゲームがなかった。

当時ファミコンが全盛期で、友達の家でドラクエゼビウスやらせてもらっていて、

むちゃくちゃのめりこんでいた。端的に言って、ゲーム熱狂していた。

から手が出るほどゲーム機が欲しかったが、親はがんとしてゲームを買ってくれなかった。

そんな折、電気屋の親戚のおじさんから、安くMSXを譲ってもらうことになった。

パソコンゲームが作れるということを前から聞いていたので、自分ゲームを作れれば最高じゃんと

思ったのだが、どうすればゲームを作れるのかまったくわからなかったので、

自分のこづかいMSX BASICの本を買った。

もうね、最初PRINT文が動くだけで感動ものでしたよ。

自分コンピュータ命令して、思い通りに動いた感覚というか。

そこからは、自分ゲーム作りにハマっていった。

最初簡単ギャンブルゲーム、単純に半か丁かを予想して、掛け金を増やしていくゲームから

シューティングRPGなど、拙いながらも自分の愛すべきゲームが出来上がっていった。

ゲーム制作は、世界を一から構築していく感覚で、

まるで神にでもなったかのような全能感を抱いたのを覚えている。

そんな体験があって、今は小さいソフトウェア会社コンピュータに関わる仕事をしている。

でも今の子供達って、そういう経験をすることはないんだろうなと思う。

現代ゲームは、美麗3Dの超大型ゲームがそれこそ無数に存在していて、

自分でこんなゲームを作れるわけはないってのは、子供でもわかる。

ドット絵インディーゲームとかもまああるにはあるけど、現代の子供達は

どっかの記事で読んだのだけど、ドット絵は「手抜き」なんだと思ってるらしい。

そんなわけだから自分市販されているようなゲームを作ろうと思えば、

企画書を書いて、人員を集めてってことになるだろうし、

僕らが昔やってたような、お気楽ゲームを作るという発想にはならないんじゃないかなと思ってる。

こういう体験が失われるのはあまりにも惜しいので、

アマチュアゲーム制作文化をまた盛り上げていくにはどうしたらいいんだろうと考えるけど、

なかなか答えは出ないよな。

まあ、なんつーか、そんなです。

2024-11-07

anond:20241107075353

実際はソシャゲバブルが弾けて増田の友人のような底辺絵師まで仕事が回ってたのが消えただけなんだよね。

あ、中華ソシャゲや低レベルインディーしか採用されないレベルだとAI絵に駆逐されてるかもね。

AI絵に対して独自性を発揮できるほど実力もないのに専業を選択したのが間違いだったね。

2024-11-05

俺史上最も重要Web漫画10

例のあのフォーマットに乗ってWeb漫画の話をしようかと思ったがWeb漫画は山ほどあるし別に網羅的に読んでる訳でも無いので単に自分の好きな作品を書くことにした。商業Web媒体ではなくインディー出身作品の話をする。

WORKING!!(猫組)/高津カリノ(がはこ)

ヤングガンガンで連載されアニメ化もされたWORKING!!だが、作者はもともと個人サイトで同名の漫画を連載していた。YG版とは登場人物も全員異なっており、区別するためにWeb版を「猫組」、YG版を「犬組」と呼んでいる。舞台となるファミレスの店名だけは同じだが、チェーンの別店舗という設定らしく、裏設定としてそれぞれの登場人物同士に繋がりがあり、落書き漫画などで絡んでいることもある。高津カリノ先生Web出身から商業作家になった漫画家としてもおそらく初期組のはずなので、漫画史としても重要である

金魚王国崩壊/模造クリスタル

おまえーっ

人間がなーっ

バッタをなーっ

ゆるさーん

である

このシーンが一番有名だと思うが、あらすじとしては、祭の金魚すくいで入手した金魚を飼い始めた女の子が、金魚と同じ魚を食べなくなったり、バッタいじめて遊んでいた男子軋轢を生んだり、生命倫理に思い悩んで極端な行動をしながら成長していく物語ひとつひとつエピソードはわりと独立しているが、全体としては未完である

扉絵は毎回名画の一部を金魚で置き換えたものが使われている。これが良い(金魚を喰らうサトゥルヌスなど)

不器用ビンボーダンス/なをををををを

Twitter漫画の一つ。2コマ漫画形式毎日欠かさず投稿され、今では2000話を超えている。内容は言葉遊び多めのコメディ、あと百合不器用のぶきは武器ともかかっていて、登場人物は何らかの武器モチーフにしている。メインの登場人物は剣盾弓の3人で、2000話の間に高校生から大学生になった。リアルタイムの経過時間が2000話で5年半なのでほぼ現実リンクしており、初登場時小学生だったキャラ高校生になっていて「もうそんなか」と親戚の子の成長が早くてびっくりするおじさんの気分になった。作者は最近Comic Fuzで商業連載を始めている。

虫籠のカガステル/橋本花鳥(橋本チキン

人が謎の奇病で巨大な虫になってしま世界で、駆除屋の青年と彼が助けた少女を描くSF少年漫画。作者の個人サイトで公開されており(現在サイト消滅)、当時は個人サイトでこのクオリティ作品が見れるのかと感動したものである単行本化して翻訳もされており、2015年フランス漫画賞を受賞している。また2020年Netflixアニメ化もされた。

フワリア/もつ

ニコニコ漫画ジャンプルーキーなどで連載のインディー漫画タイトルは、作中では特に説明のない造語として語られるが、「ふわふわクオリア」が由来らしい。人間が纏うオーラのようなもの(フワリア)が見えたり操れたり触れたりする少年少女SFすこしふしぎボーイミーツガール。一応特殊能力持ちの主人公達だが別にバトルとかにはならず、能力について研究するという名目デートしたり喧嘩したりお祭りに行ったり食べられたり(意味深)する話である。とりあえずヒロインかわいい。第5話までで一旦完結していたが、現在第6話連載中(更新は遅い)。

ハト/ヤマグチジロウ

ニコニコ漫画で連載中の四コマ漫画登場人物基本的にずっとハンコ絵のハト。たまにヒトメス(いつもハトばかりなのでたまに人間女性が登場すると読者からこう呼ばれる)が登場する。今のところヒトオスは登場していない(はず)。普通にヒトの現代社会ネタが多い(つまりヒトでも成り立つようなネタハトに置き換えて描いている)が、たまにハト特有ネタもある。毎週土曜更新で、一度に10投稿される。現在3000本以上あるので最初から読むとかなりの時間泥棒である。たまに(祝日や8/10など)不定期に更新があり、「今日土曜日だった……?」と読者がコメントするのがお約束。今年のニコニコ障害復帰直後の8/10(土)は怒涛の50本投稿が行われた。それで終わりかと思ったら翌週も50本あった。

OLとアザトース/くぼたふみお

現在「チンチンデビルを追え!」で話題沸騰中のくぼたふみお先生pixivニコニコ漫画で連載中のクトゥルフ神話四コマ。ごく普通の(?)OLの元にアザトースがやって来て同居を始める話。そんなん一発発狂やろって?こまけえことは気にするな!主人公は既にSAN値ゼロであるという説もあるし、 日本語ラップの力で正気を保ってるという説もある(日本語ラップの力とは?)。最近なんか主人公が囚われの身になってピンチだが、作者がチンチンデビルを追いかけ始めてしまったので更新停滞中。チンチンデビルほど直球の下ネタは多くない。せいぜいアザトースがアヘるくらいである。

ニセモノの錬金術師杉浦次郎

「僕の妻は感情がない」などの杉浦次郎先生pixivニコニコ漫画等でネーム形式で連載したダークファンタジー地球から異世界転移した主人公チートを貰って奴隷を買ってエッチなことをして……というなろうテンプレ展開から始まった作品だが、異能バトル物として秀逸。ヒロインのノラのキャラクターが強烈で、この子キャラに引っ張られて作品方向性が決まったと言っても過言ではないのでは、と思っている。ヒロイン以外も登場人物特に女子)は大体覚悟決まってる系である。作者は覚悟決まってる系女子が大好きなんだと思う。俺も好き。現在作画うめ丸先生商業連載されている。Web版の本編は完結済みだが、続編の「スカイファイア(ニセモノの錬金術師:第百部)」がある。第九十九部までがある訳ではなく(第二部はある)、第百部を想定した未来の続編、という建て付け。さら現在は、世界観を共有していると思われる「神引きのモナーク」が連載中。

お兄ちゃんおしまい!/ねことうふ

妹の怪しい薬で朝起きたら女の子になってしまったニートの兄が女の子したり女の子したり女の子したりする話であるTSロリを可愛く描くことに全力投球している性癖に忠実な作品アニメ化もされた有名作なので名前くらいは知ってる人も多いと思うが、元々はpixivニコニコ漫画同人連載作。同人誌で展開しているが、商業版の単行本もある。

現実もたまには嘘をつく/にいち

作者がpixivニコニコ漫画投稿している「少女アラカルト」というオムニバスの一部だが、このシリーズ少女アラカルトの大部分を占める。同人誌と商業単行本もあり、そちらはこのタイトル単一シリーズになっている。ネカマ少年とネナベの引きこもり少女ボーイミーツガール。なお少年は後に現実でも女装させられることになる。

選外

ワンパンマンONE

知名度とかWeb漫画史における重要性とかは最大級だが、筆者はアニメは見たもの原作もとなジャン版もちゃんと読んでないので「俺史上」ではないな……と思ったので選外。

いかわ/ナガノ

社会現象とも言えるほどの人気作だが、たまに流れてくるのを見るだけで別に連載を追ってるわけでもないしなと思って選外。セイレーンは好き。あと「……ってコト!?」は便利なのでたまに使ってしまう。

あきらかに年齢を詐称してるVtuberなまず

中の人が明らかにおばあちゃんVtuber星空バアド17歳配信の様子を描く1〜4ページのTwitter漫画。バアドが古すぎるネタを振って、なぜか詳しいリスナー解説をして、他のリスナーが「〇〇年前!?ババアじゃねーか!」とツッコむのがお約束の流れ。だらだら配信立ち絵が好き。単行本化されている。

100日後に死ぬワニ/きくちゆうき

むちゃくちゃ炎上した本作であるが、「N日後に〇〇する」というフォーマットを作り出したという点ではエポックメイキングだとは思う。でも俺は好きじゃないので……。ちなみに今続編をやってるらしい。

犬のかがやき/犬のかがやき

オモコロ記事も書いているなか憲人先生……と良く似た絵柄の犬のかがやき先生によるエッセイ漫画エッセイ漫画なので実話のはずだが、ある程度はフェイクや誇張も含まれてるかもしれない。ある程度がどの程度かは読んで確かめよう。作者がTwitterで発表しているが、個人ブログにまとめられている。

[]岡本吉起社員を3か月給料未払いで働かせた理由

https://note.com/yoshiki_okmt/n/nfab2ae59815f

「いやいや、給料払わないで社員ゲーム開発を続けさせるなんて、ブラック企業でしょ。何言ってんだ、岡本は!」

そう思われる方も、少なくないでしょう。ほかの業界だとありえないかもしれません。これは、ゲーム業界であるゆえの選択でした。会社が生き残るためではなく、みんなが再就職やすくなるための最善手が、ゲーム開発を続け、リリースすることだったんです。

ゲーム開発とは、1作品を完成するのに最低でも2年はかかります。そうなると、会社倒産するからといって開発を止めてしまうと、担当者の直近2年間の実績が何もないことになってしまます

数年間ゲーム開発に携わったのに「実積ゼロ」とは、特に若い人たちにとって、再就職ときに非常に不利になってしまます

一方で、何かしらリリースさえできていれば、「このゲームの、この部分を担当していました」と経験者として採用してもらえます。だから会社がいよいよ危ないとなったとき、彼らの再就職のための、つまり彼らのこれから人生に対するぼくなりの最善手が、ゲーム開発を続けることだったんです。

何は無くとも未払いはダメってのはあるとして、

再就職のための実績をつくってあげようとしてたってのはなあ・・・

再就職のためっていうなら3か月で勉強とか簡単インディーゲーム作るとかでもよかったんじゃ・・・

本人も書いてるけど業界だと実際に発売されたゲームしか実績にならないからとかかなあ

というか本人がそういう基準で人を選んでいたってことかなー

当時はまだインディーゲームいまほど流行ってなかったとはいえ月姫fateひぐらしはとっくにバズりおわってた時期だし

インディー可能自体はあったはずだけどなー

んで結局未払い3か月でゲーム完成したんだろうか?

結局そういう最後の手向けというか手土産みたいなの持たせてやることはできたのかな?

2024-11-04

出産VTuber花奏かのんについて説明

anond:20230126230953

どうもゴシップV豚増田です。花奏かのんさん、ご入籍出産おめでとうございます

限定配信を未視聴の状態でこの増田を書いています

語ること無し

正味全然気配がなかった……は噓になるけど、花奏氏のそういう部分に興味がなかったので気にしてなかった。

ワイ事後諸葛亮の気配ポイント

以上です。引き続き紹介に移ります

花奏かのんとは何者か

花奏かのん映像制作者、バンドマンベーシストシンガーソングライターボーカロイド中の人(予定)、バーチャルYouTuber

デビュー日は2018年5月13日にじさんじ月ノ美兎2018年2月7日)、ホロライブ白上フブキ(2018年6月1日)、ななしいんく因幡はねる2018年6月9日)に並ぶ黎明期後期の存在

大多数のV豚より先にバーチャル界隈に存在している先人。

2019年9月現在所属であるななしいんくに加盟する(当時の所属はブイアパ)

バーチャル界のインディーズ音楽古参としてVtuberおうちフェスを開催するなど界隈の盛り上げに貢献的だった。

AZKi・ツラニミズ(イノナカミュージック)の#音楽を止めるな、歌衣メイカのV紅白、ぽんぽこ24のように個人で多くを巻き込んだイベントを打つのはただただすごい。

高みに駆け上がっていったぼっちぼろまると違ってインディーらしさのある音楽をずっと続けていて好き。

パチスロで2年ほど生活のち、遊技機開発企業就職。みんなが打ってるあの台の映像は花奏かのんが作っていたかもしれない。

バンド活動ではベーシストを務め、スタジオエンジニア(違ったらごめん)のハツコ・マキシマイズを引き抜いてバーチャル活動へ参入。

ハツコさんは頻繁に花奏かのん配信に登場する精霊みたいなやつ(声は男性

育ちは良く年末年始帰省強要され、北陸の古い風習社会家事忙殺される。飾り切りが上手い。

音楽活動で名を上げて、音楽で両親に認知されたいと思っている。バーチャル活動内緒にしている。

2021年秋に行われた3周年ライブリアルバンドとの融合のAR方式で開催

にじさんじに先にやらせるために春から秋に延期になった可能性がある(お目目ぐるぐる)

所属企業774株式会社(旧ラボット)は上場企業アドウェイズの子会社で、代表取締役岡村陽久氏がにじさんじ運営企業のエニーカラー出資しており(のちに株式アドウェイズ移管以下略

先に書いたが音楽性のインディーズ感が強い。ボカロミュージックとは別系統文化を感じる(気のせいかもしれない)

ここで唐突個人的に好きな楽曲発表~~~


現在バーチャル活動を行いながらも映像クリエイターとしての仕事比重が高いらしい(配信は週1定期+月1定期+不定期)

まあなにはともあれ幸せならOKです。

いちゃらぶASMR出すってよ

これまでガチ恋勢の発生に配慮してそういうのやらなかったけど、人妻でいいならやるって言ってたって縁側の猫が言ってた

うから出して

2024-11-03

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日本プロレス史上最も重要試合10選【追記あり

試合の内容の是非というよりは、後世に残した影響の強さを重視して選出しました。

力道山vs木村政彦 1954年12月22日 蔵前国技館

木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』でもお馴染みだが「プロレスとは何か」を深淵の底に落とした試合である。この試合真実に関しては諸説あるが、ともかく力道山木村シュートで潰したことは単純に眼前の事実である。「プロレスとは八百長ではなかったのか?」日本プロレス史における「プロレスとは何か」という問いへの解答がこの一戦で全て分からなくなってしまい、今もその謎が解けたとは言い難い。また、当時のプロレス界は柔道出身が多かったものの、木村がこのような形で潰されたため、もし木村が勝っていたら今のプロレス界は柔道系譜もっと強くなってまるで違う別物に変わっていた可能性が高い。当時の日本の強さの象徴といえば柔道であり、その柔道プロレスが上回ったのだから当時の衝撃たるや、である。少なくとも逆水平チョップという技がこれほどスタンダードな技として使われる(アメリカなどはナックルが主流)のは間違いなく力道山の影響だろう。

アントニオ猪木vsモハメド・アリ 1976年6月26日 日本武道館

わずとしれた世紀の凡戦であるが「猪木・アリ状態」が発生しただけでこの試合人類史に残す価値のある試合である。この辺はあらかた語り尽くされているので多くは書かない。また、試合を実現させる猪木マジックとも呼ぶべき「巻き込み力」はエネルギッシュだった昭和の世相を反映していると言えよう。

タイガーマスクvsダイナマイトキッド 1981年4月23日 蔵前国技館

初代のタイガーマスクデビューした試合で、今見ても全く色褪せない。漫画キャラクターが実現するメディアミックスという手法も新しかったが、マスクを被った佐山の才能は20年ほど時代を先取りしていた。四次元殺法とも評されたその戦いぶりは軽量級レスラーに偉大な影響を残した。

ジャイアント馬場vsスタン・ハンセン 1982年2月4日 東京体育館

選手としてはピークを過ぎて会社内での立場も危うくなってきた馬場が、自身レスラー生命の生き残りを懸けて行われた一戦。ハンセンはこの当時、選手として全盛期であったため馬場は殺されてしまうのではとさえ言われていたが、試合開始直後に放った16文キッククリーンヒットし、会場の空気が一気に馬場一色となった。この試合引き分けという不透明決着に終わるも、馬場はその人気再沸騰で会社内でのイニシアチブを取り戻すこととなる。レスラーリング上でこそ輝きを取り戻すという、レスラーの原点を示した一戦。個人的には倒れているハンセンの左腕をガッツリ踏み潰すキラー馬場が滲み出た瞬間が一番アツい。

アントニオ猪木vsマサ斎藤 1987年10月4日 巌流島

公私ともに何もかも上手くいかず、自暴自棄になっていた時期の猪木が行った一戦(元々の発案者は藤波であったとも言われているが、なぜか猪木がやることに)。猪木巌流島に立てられたリング上で時間制限、ノールールレフェリー無し、無観客試合という前代未聞の試合に付き合えるのはマサ斎藤くらいしかいなかった。後年、この試合を振り返るマサ斎藤インタビューがあるのでこちらも読んで欲しい(https://number.bunshun.jp/articles/-/842688)。試合は2時間を過ぎたところでマサ斎藤裸絞めで失神し、猪木勝利した。観客を排して一切のしがらみを捨て、レスラー純粋に二人のためだけに試合をしたらどうなるのか、という後年でも見られない極めて前衛的な試合になったと言える。

武藤敬司vs高田延彦 1995年10月9日 東京ドーム

プロレスを守るためにプロレスをした武藤と、プロレスを強くするためにシューティングをした高田一騎打ち新日本UWFインターの対抗戦として行われたこ興行のメインイベントは、新日本4勝、UWFインター3勝で迎えられた。高田としてはこの試合に勝てば4勝4敗で終われるが、この試合武藤の保持するIWGP王座がかかっていたため、4勝4敗でもベルトが動いた分UWFの方が上を取れるという状況であった。お互いのスタイルをお互いが貫き合い、武藤の持つドラゴンスクリューという極めてプロレス的な技が、高田の多用するキックへのカウンターとして機能することが勝敗を分けた。最後も足4の字固めというプロレス代表する固め技で武藤ギブアップを奪った。戦いのスタイルが全く違っても、そのスタイルを両者がいかに主張できるかで試合面白くなる、ということを示した貴重な一戦。

橋本真也vs小川直也 2000年4月7日 東京ドーム

橋本の1勝3敗で背水の陣を敷くべく「負けたら即引退」を掲げて小川へのリベンジを臨んだ一戦。この二人のシングルマッチで一番面白いのはやはりこの5戦目である橋本ジャンピングエルボーを炸裂させて小川の肩を脱臼させるも、その後の三角絞めで腕を取った際に外れた肩を偶然嵌めてしまうという珍事も小川に味方し、最終的には小川がSTOの連発で橋本をKOした。完敗した橋本は本当に引退するも、折り鶴兄弟(詳細は省略)の助力もあり復帰。最終的には小川とタッグチームを組み、親友となった。戦いの末に友情が生まれるというジャンプ漫画でありそうな展開は現実でも起こるという、プロレスフェイク無しを魅せつけた一戦。

長州力vs大仁田厚 2000年7月30日 横浜アリーナ

既に引退していた長州をなぜか大仁田ストーキングとも言える言動を繰り返すことで呼び戻すことに結果的成功し、大仁田お家芸である電流爆破デスマッチが実現した。プロレスは「ネバー・セイ・ネバー」(絶対に無いということは絶対に無い)という矛盾を孕んだ言葉まやかし大仁田の執念が証明してみせた一戦。試合長州勝利。なお、この大仁田長州へしつこく対戦を要求する様子は当時のプロレス番組で放映されており、それをレポートする真鍋アナウンサーとのやり取りも「大仁田劇場」として注目された。最初大仁田から理不尽な扱いに「サラリーマンって大変だなぁ」とファンに同情されていたほどだったが、最終的に真鍋大仁田へ「電流爆破、見たいです!」と直言するまで成長し、この試合の実況も大仁田に傾倒する内容で行った。

渕正信vs蝶野正洋 2000年9月2日 日本武道館

2000年はプロレス界激動の年だった。6月全日本プロレスから選手クーデター同然に大量離脱し、残った選手川田利明渕正信の2名だけとなった。全日本はなんとかして起死回生を図らなければならず、鎖国状態にあった同じ老舗団体である新日本プロレスとの交流に活路を見出した。8月11日、渕がスーツ姿で新日本リングへ上がり「(鎖国状態にあった)壁をぶち破りに来ました」と話し、新日本現場監督である長州力と固い握手を交わしたところへ抗議しに現れたのが蝶野だった。乱闘しかけようと興奮する蝶野だったが、渕は冷静に受け流し、蝶野が落とした帽子を「蝶野忘れ物だ!」と帰ろうとする蝶野へ投げつけるシーンが完全にプロレスファンの心を掴んだ。これを受けて行われたのが全日本リングでの二人のシングルマッチである。結果は蝶野勝利であったが、全盛期をとうに過ぎた渕が堂々とした態度とマイク第一線を張ったおかげで全日本は辛うじて生き残ることができた。いつ誰がどんな形で主役を張らなければならないかは分からない、運命の数奇というものプロレスにはあり、渕は突如訪れたその大役を果たすことができたから今も全日本という団体は存続している。

三沢光晴vs小橋健太 2003年3月1日 日本武道館

一方、全日本プロレスを大量離脱した選手たちによって旗揚げされたプロレスリング・ノアは、旗揚げして1年足らずで日本テレビの中継がつき、ほどなくして日本武道館興行が行われるなど、ハッキリ言って順風満帆だった。試合クオリティも高く、当時の2chプロレス板で「ノアだけはガチ」というフレーズも生まれた。この試合三沢小橋花道から場外マットへタイガースープレックスで投げ飛ばすという荒業を敢行。実況していたアナウンサーが「死んでしまう!」と絶叫した。しか最後小橋バーニングハンマーを繰り出して逆転勝利ベルトの価値、そして団体価値というものをどうやって高めるのか、を方舟に乗ったレスラーが探し求めて辿り着いたのがこの試合である。純プロ路線でありながらその究極系を突き詰めた結果という意味において、選出すべき試合であることは間違いない。

以下、選外

ジャックブリスコvsジャイアント馬場 1974年12月2日 鹿児島県体育館

この当時、最も権威のあったNWAヘビー級ベルトを日本人で初めて戴冠した試合

ザ・ファンクスvsブローザー・ブロディジミー・スヌーカー 1981年12月13日 蔵前国技館

全日本プロレスで開催されたこの年の最強タッグリーグ戦の優勝決定戦で、ブロディ親友であるハンセンセコンドに帯同。場外戦にもつれ込んだ際、ハンセン試合ラリアートで介入し、ブロディスヌーカー組の優勝をアシストした。この暴挙馬場が怒り狂い、試合終了後にハンセン乱闘を繰り広げ、前述のシングルマッチへ発展する。

三沢光晴vs川田利明 1999年1月22日 大阪府立体育館

故意事故か、川田三沢に対して垂直落下式パワーボム通称三冠ボム)を敢行した試合勝利した川田だったが、試合中に実は腕を骨折しており全治3ヶ月となった。

本田多聞泉田純vsハヤブサ新崎人生 1999年2月13日 後楽園ホール

ハヤブサFMW)、新崎人生みちのくプロレス)というインディー団体レスラーでもメジャー団体ベルトを巻けることを証明した試合。この当時のインディー団体立ち位置は非常に弱いもので、これを覆すのは至難の業だった。この両名はインディー団体の中でも頭2つ抜き出た存在で、全日本プロレスの至宝を獲得することに成功した。なお、このコンビは米マット界でも活躍しており、日本代表するタッグチームと呼んで良い。

ザ・グレート・サスケvsスペル・デルフィン 2003年11月2日 有明コロシアム

犬猿の仲となり、顔を合わせるのもNGであった二人のシングルマッチが、みちのくプロレス創立10周年という大舞台で実現。ホーム戦であったサスケが敗れ、試合後のマイクで弱音を吐いたところ、客席より「みちのくプロレス50年化計画はどうなるんだ!」という野次勇気づけられ、顔を上げたサスケは「みちのくプロレス永久に不滅です!」と改めて宣言した。客もまたプロレスを作り上げる1人であることを明示した試合である

伊藤竜司vs葛西純 2009年11月20日 後楽園ホール

デスマッチの「やれるところまでやる」をやり切った試合。頭の中に引退がチラついていた葛西後楽園ホールバルコニーからテーブルダイブ攻撃を浴びせるなど、デスマッチ限界を攻めた試合となった。30分1本勝負のところを29分45秒で葛西勝利し、この年の週刊プロレス大賞ベストバウトを受賞した(デスマッチが受賞するのは極めて珍しい)。試合後のインタビュー葛西現役続行宣言したことからデスマッチというジャンルにおいて次の時代への扉を開けたワンマッチであったと言えよう。

前田日明vs坂田亘 1995年5月20日 控室

今もなお語り継がれる衝撃映像のアレだが、そもそも試合ではないことと、別に重要ではないため選外。

追記

10選じゃなくて10戦にすればよかったなぁ。でも検索に引っかかりにくくなるからいか

全日本プロレス軽視では?

⇒そういうつもりもなかったが、全日本は良くも悪くもプロレスというものを護ろうとして頑張っていた保守団体なので、地道な積み重ねをしていて変革が起きる瞬間というのが限られていたので仕方ない。逆に全日本があったか新日本ハチャメチャでも許されたのだと思ってるし、ハチャメチャし過ぎた結果、何度も会社ごとハチャメチャになりかけていた点をプロレスファンは忘れていない。選外には全日本が多いのでご容赦を。

最近試合/◯◯の試合が無い

自分最近試合を追いきれていないのもあるが、どちらかといえば後年振り返ってみて「アレがあったからだよなぁ……」と思わされる要素があるかどうかで選出した。タイガーマスクがいなければ今のジュニア戦線はヘビーの焼き直しかルチャのマネごとレベルになっていた可能性もあるし、渕があそこで全日本崖っぷちで踏みとどまらたから後々の団体交流戦の活性化が生まれたのだと思う。歴史を紐解いた時に外せないかどうか、って感じ。例えば「猪木vsホーガン」みたいな試合事件としてはとてつもなく大きなものだけど、じゃあアレが後年に何か影響を与えたかって言ったら、そういう種類の話ではないので。

総合格闘技戦について

自分桜庭和志には胸熱した世代ではあるものの、さすがにPRIDEリングでの試合を選出するのは違うだろうと思った。そもそもアレは総合格闘技という競技たまたまプロレスラーと柔術家がやっていただけである桜庭が勝ったのはもちろん嬉しかったが「プロレスラーは強いんです」と言われたのは複雑で正直、気持ちとしては受け入れ難かった。それは桜庭個人総合格闘技という競技に向かい合って努力した結果であって、プロレスラーというもの一般化してしまうのは危険なのでは……と思っていたら翌年、普通に永田ミルコに負けていた。

女子プロレスは?

女子女子で深いジャンルなので、もうそこまで踏み込んじゃうと10選じゃ足りなくなるので恐くなって考えるのを止めました。そもそも女子はそこまで詳しくないので。というわけで、これを見ている増田! 書かないのか!?しかないぞ、俺達がやるのは!

・信彦じゃなくて延彦な

正直すまんかった、正直ポカした。

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